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公開番号2025087466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023202148
出願日2023-11-29
発明の名称保守支援装置および保守支援方法
出願人株式会社日立パワーソリューションズ
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類G06Q 10/20 20230101AFI20250603BHJP(計算;計数)
要約【課題】環境性能を考慮して保守作業を計画できる保守支援装置を提供する。
【解決手段】保守支援装置100は処理部10を含み、機械設備600の異常予兆に対する保守を行う際の保守作業を支援するものであり、処理部10は、保守作業情報2Aを構成する機能と、部品情報2Bを構成する機能と、異常予兆に伴うGHG排出量が大きくなるほど、緊急度合いが高くなるように、保守作業の緊急度合いを示す対策緊急度2Dを算出する機能と、保守作業情報2Aと部品情報2Bと対策緊急度2Dと、を含む保守支援情報41を生成する機能と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
機械設備の異常予兆に対する保守を行う際の保守作業を支援する保守支援装置であって、
前記保守支援装置は処理部を含み、
前記処理部は、
前記異常予兆を検出した診断時期と前記異常予兆の名称を示す異常予兆名称と前記異常予兆に起因する異常が発生する異常発生時期と、を含む異常予兆情報を取得する機能と、
前記診断時期と前記異常予兆名称と前記異常発生時期とに基づき、保守作業データベースから前記異常予兆を対策する前記保守作業の関連情報を抽出して保守作業情報を構成する機能と、
部品データベースから前記保守作業に必要な部品の関連情報を抽出して部品情報を構成する機能と、
前記異常予兆に伴うGHG排出量が大きくなるほど、緊急度合いが高くなるように、前記保守作業の緊急度合いを示す対策緊急度を算出する機能と、
前記保守作業情報と前記部品情報と前記対策緊急度と、を含む保守支援情報を生成する機能と、を備える
ことを特徴とする保守支援装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記処理部は、
前記異常予兆名称に基づき、劣化原因データベースから劣化原因を抽出し、
環境性能データベースから前記劣化原因に対応するGHG排出係数を読み出し、
前記GHG排出係数を用いて算出したGHG排出量に基づいて前記対策緊急度を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の保守支援装置。
【請求項3】
前記処理部は、
前記GHG排出係数のうち、前記劣化原因に基づく異常発生前に適用されるものと、異常発生後に適用されるものと、を用いて前記対策緊急度を決定することにより、異常発生前および異常発生後において異なる前記対策緊急度を決定する
ことを特徴とする請求項2に記載の保守支援装置。
【請求項4】
前記処理部は、
前記保守作業データベースから、前記保守作業を実行するための保守員所要人数を読み出し、前記保守員所要人数が多くなるほど緊急度合いが高くなるように、前記対策緊急度を算出する
ことを特徴とする請求項3に記載の保守支援装置。
【請求項5】
機械設備の異常予兆に対する保守を行う際の保守作業を支援する保守支援方法であって、
コンピュータが、
前記異常予兆を検出した診断時期と前記異常予兆の名称を示す異常予兆名称と前記異常予兆に起因する異常が発生する異常発生時期と、を含む異常予兆情報を取得する過程と、
前記診断時期と前記異常予兆名称と前記異常発生時期とに基づき、保守作業データベースから前記異常予兆を対策する前記保守作業の関連情報を抽出して保守作業情報を構成する過程と、
部品データベースから前記保守作業に必要な部品の関連情報を抽出して部品情報を構成する過程と、
前記異常予兆に伴うGHG排出量が大きくなるほど、緊急度合いが高くなるように、前記保守作業の緊急度合いを示す対策緊急度を算出する過程と、
前記保守作業情報と前記部品情報と前記対策緊急度と、を含む保守支援情報を生成する過程と、を実行する
ことを特徴とする保守支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保守支援装置および保守支援方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
生産ラインには、加工などを行う多数の機械設備が設置されており、これら機械設備の故障を未然に検知する異常予兆診断システムが導入されている。これに伴い異常予兆に対応する保守支援方法が提案されている。
【0003】
特許文献1には、記憶装置に逐次記憶してある蓄電素子に関する測定データに基づき、蓄電素子の異常の予兆を検知し、検知された異常の予兆に対応する保守作業の工期、作業者数、及び、前記保守作業に必要な交換品又は工具を含む物品、の少なくともいずれかを決定し、前記保守作業の作業者へ決定事項と対応する保守作業の実施を通知する保守支援方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/255980号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1には、GHG排出量等、地球環境に及ぼす影響度である環境性能を考慮して保守作業を計画する点については、特に記載されていない。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、環境性能を考慮して保守作業を計画できる保守支援装置および保守支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため本発明の保守支援装置は、機械設備の異常予兆に対する保守を行う際の保守作業を支援する保守支援装置であって、前記保守支援装置は処理部を含み、前記処理部は、前記異常予兆を検出した診断時期と前記異常予兆の名称を示す異常予兆名称と前記異常予兆に起因する異常が発生する異常発生時期と、を含む異常予兆情報を取得する機能と、前記診断時期と前記異常予兆名称と前記異常発生時期とに基づき、保守作業データベースから前記異常予兆を対策する前記保守作業の関連情報を抽出して保守作業情報を構成する機能と、部品データベースから前記保守作業に必要な部品の関連情報を抽出して部品情報を構成する機能と、前記異常予兆に伴うGHG排出量が大きくなるほど、緊急度合いが高くなるように、前記保守作業の緊急度合いを示す対策緊急度を算出する機能と、前記保守作業情報と前記部品情報と前記対策緊急度と、を含む保守支援情報を生成する機能と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、環境性能を考慮して保守作業を計画できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る保守支援装置の構成を示す図である。
保守作業データベースおよび部品データベースのデータ構造を示す図である。
保守支援処理を示すフローチャートである。
原緊急度の算出方法を示す図である。
劣化原因データベース、環境性能データベースおよび補正対応表の一例を示す図である。
保守支援情報の詳細を印字する書式を示す図である。
保守支援情報の出力例を示す図である。
保守支援情報の他の出力例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〈実施形態の構成〉
本発明を実施するための実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る保守支援装置100の構成を示す図である。保守支援装置100は、処理部10、記憶部20、入力部30、および出力部40を有する。保守支援装置100は、異常予兆診断システム500からの異常予兆情報31を入力として、保守支援情報41を出力する装置である。異常予兆診断システム500は、複数の機械設備600の異常予兆を診断するシステムである。
【0010】
本実施形態の保守支援装置100は、機械設備600の異常予兆を診断する異常予兆診断システム500と連携し、機械設備600に異常が発生することによる計画外停止を回避し、計画された停止期間で保全作業を行うための保守支援装置である。また、機械設備600の異常予兆に対する保守を行う際の保守作業を支援する保守支援装置である。記憶部20は、保守作業データベース21、部品データベース22、劣化原因データベース24、環境性能データベース25、および補正対応表26を記憶する。なお、これらデータベース等の詳細は後述する。
(【0011】以降は省略されています)

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