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公開番号2025087447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023202106
出願日2023-11-29
発明の名称情報コード読取システム
出願人株式会社デンソーウェーブ
代理人個人,個人
主分類G06K 7/015 20060101AFI20250603BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザが手動操作することなく、情報コードを読み取り容易な表示状態に調整可能な構成を提供する。
【解決手段】携帯端末40に画面表示される決済用コードC1を据置型の決済装置10に読み取らせることを前提に、表示画面53aに表示される決済用コードC1が撮像部24によって読み取り可能に撮像される際にフロントカメラ54によって撮像される調整基準パターンP1の情報が表示調整用情報として記憶部52に記憶される。そして、制御部51にてなされる情報コード表示処理では、フロントカメラ54の撮像結果と記憶部52の表示調整用情報とに基づいて、表示画面53aに表示される決済用コードC1が撮像部24によって読み取り可能に撮像されるように、表示画面53aにおける決済用コードC1の位置及び大きさの少なくとも一方を調整する調整処理が行われる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
情報コードが画面表示される携帯型の表示端末と、
前記情報コードを読み取る据置型の読取装置と、
を備える情報コード読取システムであって、
前記読取装置は、
前記情報コードを撮像する装置側撮像部と、
前記装置側撮像部により撮像された前記情報コードに記録される情報を読み取る読取部と、
を備え、
前記表示端末は、
前記情報コードを端末側表示画面に表示するための端末側表示部と、
前記端末側表示画面が向かう方向を撮像方向とする端末側撮像部と、
前記端末側表示部による表示内容を制御する端末側制御部と、
前記端末側表示画面に表示される前記情報コードが前記装置側撮像部によって読み取り可能に撮像される際に前記端末側撮像部によって撮像される前記読取装置の少なくとも一部に相当する特定部位の情報が表示調整用情報として記憶される端末側記憶部と、
を備え、
前記端末側制御部は、前記端末側撮像部の撮像結果と前記端末側記憶部の前記表示調整用情報とに基づいて、前記端末側表示画面に表示される前記情報コードが前記装置側撮像部によって読み取り可能に撮像されるように、前記端末側表示画面における前記情報コードの位置及び大きさの少なくとも一方を調整する調整処理を行うことを特徴とする情報コード読取システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記特定部位は、前記読取装置が備える装置側表示画面での単一色となる矩形状領域であって、
前記表示調整用情報は、前記矩形状領域の撮像画像に占める位置の情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報コード読取システム。
【請求項3】
前記特定部位は、前記読取装置が備える装置側表示画面での特定パターン以外が単一色となる矩形状領域であって、
前記表示調整用情報は、前記矩形状領域の撮像画像に占める位置の情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報コード読取システム。
【請求項4】
前記端末側制御部は、前記端末側撮像部の撮像結果に高輝度領域が含まれる場合に、前記高輝度領域の撮像画像に占める範囲に応じた対応範囲を避けるように前記調整処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報コード読取システム。
【請求項5】
前記端末側制御部は、前記端末側撮像部の撮像結果から求められる周囲の明るさに基づいて、前記端末側表示画面の明るさを調整することを特徴とする請求項1に記載の情報コード読取システム。
【請求項6】
前記表示端末は、当該表示端末が静止しているとみなされる静止状態であるか否かについて判定する判定部を備え、
前記端末側制御部は、前記判定部により前記静止状態であると判定された後に、前記調整処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報コード読取システム。
【請求項7】
情報コードが画面表示される据置型の表示装置と、
前記情報コードを読み取る携帯型の読取端末と、
を備える情報コード読取システムであって、
前記読取端末は、
前記情報コードを撮像する端末側撮像部と、
前記端末側撮像部により撮像された前記情報コードに記録される情報を読み取る読取部と、
を備え、
前記表示装置は、
前記情報コードを装置側表示画面に表示するための装置側表示部と、
前記装置側表示画面が向かう方向を撮像方向とする装置側撮像部と、
前記装置側表示部による表示内容を制御する装置側制御部と、
前記装置側表示画面に表示される前記情報コードが前記端末側撮像部によって読み取り可能に撮像される際に前記装置側撮像部によって撮像される前記読取端末の少なくとも一部に相当する特定部位の情報が表示調整用情報として記憶される装置側記憶部と、
を備え、
前記装置側制御部は、前記装置側撮像部の撮像結果と前記装置側記憶部の前記表示調整用情報とに基づいて、前記装置側表示画面に表示される前記情報コードが前記端末側撮像部によって読み取り可能に撮像されるように、前記装置側表示画面における前記情報コードの位置及び大きさの少なくとも一方を調整する調整処理を行うことを特徴とする情報コード読取システム。
【請求項8】
前記表示調整用情報として前記装置側記憶部に記憶される前記特定部位の情報は、撮像画像の中央に位置する所定の縦横比の矩形状領域の情報であることを特徴とする請求項7に記載の情報コード読取システム。
【請求項9】
前記装置側制御部は、前記装置側撮像部の撮像結果に高輝度領域が含まれる場合に、前記高輝度領域の撮像画像に占める範囲に応じた対応範囲を避けるように前記調整処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の情報コード読取システム。
【請求項10】
前記装置側制御部は、前記装置側撮像部の撮像結果から求められる周囲の明るさに基づいて、前記装置側表示画面の明るさを調整することを特徴とする請求項7に記載の情報コード読取システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報コードを光学的に読み取る情報コード読取システムに関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、携帯端末等に表示される情報コードを読取装置等に読み取らせる際、ユーザに対して情報コードをかざすべき位置を明示するために、その情報コードを撮像して読み取るための撮像画像が、読取装置等の表示画面にプレビュー表示される。例えば、下記特許文献1に開示されるディスプレイ装置では、表示画面に設けられるバーコード表示部にて、バーコード情報を表示するバーコード情報表示領域と、バーコード情報の表示状態を調整するためのインタフェースを表示するインタフェース表示領域とが、表示される。そして、表示画面に表示されたバーコード情報をバーコードリーダーなどで読み取る際に、インタフェース表示領域のインタフェースを選択操作等して、その表示状態をユーザ自身が調整操作することで、良好なバーコード情報の読み取りを実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-156215号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、情報コードを利用した決済等では、携帯端末に画面表示されたバーコードやQRコード(登録商標)等を店舗に設置された決済装置等の読取機器で読み取る機会が増えている。また、店舗に設置された決済装置等の表示機器にて画面表示された情報コードを携帯端末で読み取る機会も多くなっている。
【0005】
その一方で、携帯端末に画面表示された情報コードを店舗の読取機器に読み取らせる際、慣れないユーザでは、読取機器に対して携帯端末をかざすべき位置を正確に把握できないために、読み取りに手間取ってしまうという問題がある。店舗の表示機器に画面表示された情報コードを携帯端末に読み取らせる際でも、同様な問題が生じる場合がある。上記特許文献1に開示されるディスプレイ装置のように、情報コードの表示調整をユーザ自身が操作するような構成では、不慣れなユーザであると、やはりその操作に手間取ってしまうという問題がある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ユーザが手動操作することなく、情報コードを読み取り容易な表示状態に調整可能な構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一形態は、
情報コード(C1)が画面表示される携帯型の表示端末(40)と、
前記情報コードを読み取る据置型の読取装置(10)と、
を備える情報コード読取システム(1)であって、
前記読取装置は、
前記情報コードを撮像する装置側撮像部(24)と、
前記装置側撮像部により撮像された前記情報コードに記録される情報を読み取る読取部(21)と、
を備え、
前記表示端末は、
前記情報コードを端末側表示画面(53a)に表示するための端末側表示部(53)と、
前記端末側表示画面が向かう方向を撮像方向とする端末側撮像部(54)と、
前記端末側表示部による表示内容を制御する端末側制御部(51)と、
前記端末側表示画面に表示される前記情報コードが前記装置側撮像部によって読み取り可能に撮像される際に前記端末側撮像部によって撮像される前記読取装置の少なくとも一部に相当する特定部位(P1)の情報が表示調整用情報として記憶される端末側記憶部(52)と、
を備え、
前記端末側制御部は、前記端末側撮像部の撮像結果と前記端末側記憶部の前記表示調整用情報とに基づいて、前記端末側表示画面に表示される前記情報コードが前記装置側撮像部によって読み取り可能に撮像されるように、前記端末側表示画面における前記情報コードの位置及び大きさの少なくとも一方を調整する調整処理を行うことを特徴とする。
【0008】
本発明の他の一形態は、
情報コード(C2)が画面表示される据置型の表示装置(10)と、
前記情報コードを読み取る携帯型の読取端末(40)と、
を備える情報コード読取システム(1a)であって、
前記読取端末は、
前記情報コードを撮像する端末側撮像部(54)と、
前記端末側撮像部により撮像された前記情報コードに記録される情報を読み取る読取部(51)と、
を備え、
前記表示装置は、
前記情報コードを装置側表示画面(23a)に表示するための装置側表示部(23)と、
前記装置側表示画面が向かう方向を撮像方向とする装置側撮像部(24)と、
前記装置側表示部による表示内容を制御する装置側制御部(21)と、
前記装置側表示画面に表示される前記情報コードが前記端末側撮像部によって読み取り可能に撮像される際に前記装置側撮像部によって撮像される前記読取端末の少なくとも一部に相当する特定部位の情報が表示調整用情報として記憶される装置側記憶部(22)と、
を備え、
前記装置側制御部は、前記装置側撮像部の撮像結果と前記装置側記憶部の前記表示調整用情報とに基づいて、前記装置側表示画面に表示される前記情報コードが前記端末側撮像部によって読み取り可能に撮像されるように、前記装置側表示画面における前記情報コードの位置及び大きさの少なくとも一方を調整する調整処理を行うことを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、携帯型の表示端末に画面表示される情報コードを据置型の読取装置に読み取らせることを前提に、端末側表示画面に表示される情報コードが装置側撮像部によって読み取り可能に撮像される際に端末側撮像部によって撮像される読取装置の少なくとも一部に相当する特定部位の情報が表示調整用情報として端末側記憶部に記憶される。そして、端末側制御部は、端末側撮像部の撮像結果と端末側記憶部の表示調整用情報とに基づいて、端末側表示画面に表示される情報コードが装置側撮像部によって読み取り可能に撮像されるように、端末側表示画面における情報コードの位置及び大きさの少なくとも一方を調整する調整処理を行う。
【0010】
これにより、ユーザが表示端末に画面表示される情報コードを読取装置に向けるだけで、その情報コードの表示状態が読取装置による読み取りに適するように調整されやすくなる。したがって、ユーザが手動操作することなく、情報コードを読み取り容易な表示状態に調整することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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