TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025087096
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201514
出願日2023-11-29
発明の名称修理作業支援方法、および修理作業支援システム
出願人三菱電機ビルソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G06Q 10/20 20230101AFI20250603BHJP(計算;計数)
要約【課題】、作業員が、ビル設備の故障時の修理作業に必要な部品の納期および価格を業者ごとに知ることができる修理作業支援方法、および修理作業支援システムを提供する。
【解決手段】修理作業支援方法は、ビル設備に異常が発生し、かつ作業員による修理作業が実施されたときに、作業を実施した業者名、ビル設備の故障部位、交換部品、交換部品の費用、および交換部品の納期を含む作業実績情報を中央監視装置4に記憶させ、中央監視装置4に記憶された設備情報および作業実績情報を含む設備故障情報をビル群管理サーバ5に記憶させ、中央監視装置4が、ビル設備に異常が発生し、かつ作業員によるビル設備の故障部位が特定されたときに、ビル群管理サーバ5に記憶されている複数の設備故障情報の中から、異常が発生したビル設備の設備情報および異常が発生したビル設備の故障部位を含む設備故障情報を取得する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ビル設備の修理作業を支援する修理作業支援方法であって、
前記ビル設備の設備情報をビルごとに設けられた中央監視装置に記憶させるステップと、
前記ビル設備に異常が発生し、かつ作業員による修理作業が実施されたときに、作業員による作業実績を表わす作業実績情報を前記中央監視装置に記憶させるステップと、を備え、前記作業実績情報は、作業を実施した業者名、前記ビル設備の故障部位、交換部品、前記交換部品の費用、および前記交換部品の納期を含み、
前記修理作業支援方法は、さらに、
前記中央監視装置に記憶された前記設備情報および前記作業実績情報を含む設備故障情報をビル群管理サーバに記憶させるステップと、
前記中央監視装置が、前記ビル設備に異常が発生し、かつ作業員による前記ビル設備の故障部位が特定されたときに、前記ビル群管理サーバに記憶されている複数の前記設備故障情報の中から、異常が発生した前記ビル設備の設備情報および異常が発生した前記ビル設備の故障部位を含む前記設備故障情報を取得するステップと、を含む、修理作業支援方法。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記ビル設備の設備情報は、前記ビル設備の種別、前記ビル設備のメーカ名、および前記ビル設備の型名を含む、請求項1記載の修理作業支援方法。
【請求項3】
前記作業実績情報は、さらに、前記作業を実施した日、前記作業の内容を含む、請求項1記載の修理作業支援方法。
【請求項4】
前記設備情報および前記作業実績情報は、前記ビル設備が出力する異常信号のIDを含み、
前記設備故障情報を前記ビル群管理サーバに記憶させるステップは、前記中央監視装置に記憶されている同一の前記異常信号のIDを含む前記設備情報および前記作業実績情報から前記設備故障情報を作成するステップを含む、請求項1記載の修理作業支援方法。
【請求項5】
複数の前記設備故障情報を取得した場合に、複数の前記設備故障情報を表示するステップをさらに備えた、請求項1記載の修理作業支援方法。
【請求項6】
ビルごとに設けられた中央監視装置と、複数のビルを管理するビル群管理サーバとを備え、ビル設備の修理作業を支援する修理作業支援システムであって、
前記中央監視装置は、
第1の通信装置と、
表示装置と、
前記ビル設備の設備情報および第1のプログラムを記憶することが可能な第1のメモリと、
前記第1のプログラムを実行する第1のプロセッサと、を備え、
前記第1のプロセッサは、前記ビル設備に異常が発生し、かつ作業員による修理作業が実施されたときには、前記設備情報および作業員による作業実績を表わす作業実績情報を含む設備故障情報を前記第1の通信装置を通じて、前記ビル群管理サーバに送信し、
前記第1のプロセッサは、前記ビル設備に異常が発生し、かつ作業員による前記ビル設備の故障部位が特定されたときに、前記第1のメモリに記憶されている異常が発生した前記ビル設備の設備情報および異常が発生した前記ビル設備の故障部位を含む検索キーを前記第1の通信装置を通じて、前記ビル群管理サーバに送信し、
前記第1のプロセッサは、前記ビル群管理サーバから前記設備故障情報を受信したときには、受信した前記設備故障情報を前記表示装置に表示し、
前記ビル群管理サーバは、
第2の通信装置と、
前記設備故障情報および第2のプログラムを記憶することが可能な第2のメモリと、
前記第2のプログラムを実行する第2のプロセッサと、を備え、
前記第2のプロセッサは、前記第2の通信装置を通じて、前記設備故障情報を受信したときには、前記第2のメモリに前記設備故障情報を記憶させ、
前記第2のプロセッサは、前記第2の通信装置を通じて、前記検索キーを受信したときには、前記検索キーを含む前記設備故障情報を前記第2のメモリから読み出して、前記第2の通信装置を通じて、前記中央監視装置に送信する、修理作業支援システム。
【請求項7】
前記ビル設備の設備情報は、前記ビル設備の種別、前記ビル設備のメーカ名、および前記ビル設備の型名を含む、請求項6記載の修理作業支援システム。
【請求項8】
前記作業実績情報は、さらに、前記作業を実施した日、前記作業の内容を含む、請求項6記載の修理作業支援システム。
【請求項9】
前記設備情報および前記作業実績情報は、前記ビル設備が出力する異常信号のIDを含み、
前記第1のプロセッサは、同一の前記異常信号のIDを含む前記設備情報および前記作業実績情報を前記第1のメモリから読み出して、読み出した前記設備情報および前記作業実績情報を含む前記設備故障情報を作成する、請求項6記載の修理作業支援システム。
【請求項10】
前記第1のプロセッサは、前記ビル群管理サーバから複数の前記設備故障情報を受信したときには、受信した複数の前記設備故障情報を前記表示装置に表示する、請求項6記載の修理作業支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、修理作業支援方法、および修理作業支援システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ビル管理システムを導入しているビルにおいては、監視設備の異常が発生すると作業員が出動して一次対応をするが、恒久的な修理を行うための部品手配などの費用および納期の確認には時間を要する。
【0003】
各設備には様々な部位があるため、過去と同じ設備に異常が発生した場合でも故障部位ごとに対応は異なるとともに、部品の費用および納期も相違する。
【0004】
たとえば、特許文献1に記載の修理支援システムは、修理部品を管理するための部品マスタデータベースを有する。部品マスタデータベースは、伝送装置の部品の在庫情報と価格情報と納期情報とが対応付けられた記憶手段である。修理支援システムは、部品マスタデータベースを参照することにより、修理に必要な部品に関する在庫情報等を得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-191444号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ビル設備においては、修理に必要な部品の価格および納期は、業者によって相違することがある。特許文献1に記載の修理支援システムでは、業者ごとの部品の価格および納期を知ることができない。
【0007】
それゆえに、本開示の目的は、作業員が、ビル設備の故障時の修理作業に必要な部品の納期および価格を業者ごとに知ることができる修理作業支援方法、および修理作業支援システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のビル設備の修理作業を支援する修理作業支援方法は、ビル設備の設備情報をビルごとに設けられた中央監視装置に記憶させるステップと、ビル設備に異常が発生し、かつ作業員による修理作業が実施されたときに、作業員による作業実績を表わす作業実績情報を中央監視装置に記憶させるステップと、を備える。作業実績情報は、作業を実施した業者名、ビル設備の故障部位、交換部品、交換部品の費用、および交換部品の納期を含む。修理作業支援方法は、さらに、中央監視装置に記憶された設備情報および作業実績情報を含む設備故障情報をビル群管理サーバに記憶させるステップと、中央監視装置が、ビル設備に異常が発生し、かつ作業員によるビル設備の故障部位が特定されたときに、ビル群管理サーバに記憶されている複数の設備故障情報の中から、異常が発生したビル設備の設備情報および異常が発生したビル設備の故障部位を含む設備故障情報を取得するステップと、を含む。
【0009】
本開示の修理作業支援方法は、ビルごとに設けられた中央監視装置と、複数のビルを管理するビル群管理サーバとを備え、ビル設備の修理作業を支援する修理作業支援システムであって、中央監視装置は、第1の通信装置と、表示装置と、ビル設備の設備情報および第1のプログラムを記憶することが可能な第1のメモリと、第1のプログラムを実行する第1のプロセッサと、を備える。第1のプロセッサは、ビル設備に異常が発生し、かつ作業員による修理作業が実施されたときには、設備情報および作業員による作業実績を表わす作業実績情報を含む設備故障情報を第1の通信装置を通じて、ビル群管理サーバに送信する。第1のプロセッサは、ビル設備に異常が発生し、かつ作業員によるビル設備の故障部位が特定されたときに、第1のメモリに記憶されている異常が発生したビル設備の設備情報および異常が発生したビル設備の故障部位を含む検索キーを第1の通信装置を通じて、ビル群管理サーバに送信する。第1のプロセッサは、ビル群管理サーバから設備故障情報を受信したときには、受信した設備故障情報を表示装置に表示する。ビル群管理サーバは、第2の通信装置と、設備故障情報および第2のプログラムを記憶することが可能な第2のメモリと、第2のプログラムを実行する第2のプロセッサと、を備える。第2のプロセッサは、第2の通信装置を通じて、設備故障情報を受信したときには、第2のメモリに設備故障情報を記憶させる。第2のプロセッサは、第2の通信装置を通じて、検索キーを受信したときには、検索キーを含む設備故障情報を第2のメモリから読み出して、第2の通信装置を通じて、中央監視装置に送信する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、作業員が、ビル設備の故障時の修理作業に必要な部品の納期および価格を業者ごとに知ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
対話装置
3日前
個人
情報処理装置
3日前
個人
非正規コート
2か月前
個人
政治のAI化
26日前
個人
物品給付年金
1か月前
個人
RFタグ読取装置
1か月前
個人
人物再現システム
1か月前
個人
在宅介護システム
1か月前
個人
プラグインホームページ
17日前
個人
情報入力装置
3日前
個人
AI飲食最適化プラグイン
1か月前
キヤノン株式会社
通信装置
1か月前
個人
物価スライド機能付生命保険
3日前
個人
マイホーム非電子入札システム
3日前
有限会社ノア
データ読取装置
2か月前
個人
電話管理システム及び管理方法
1か月前
個人
全アルゴリズム対応型プログラム
27日前
キヤノン株式会社
画像処理装置
24日前
個人
広告提供システムおよびその方法
2か月前
個人
決済手数料0%のクレジットカード
6日前
株式会社CROSLAN
支援装置
1か月前
大同特殊鋼株式会社
輝線検出方法
26日前
サクサ株式会社
カードの制動構造
5日前
個人
日誌作成支援システム
1か月前
シャープ株式会社
電子機器
26日前
個人
ポイント還元付き配送システム
2か月前
ひびきの電子株式会社
認証システム
1か月前
ミサワホーム株式会社
情報処理装置
1か月前
株式会社アジラ
データ転送システム
26日前
パテントフレア株式会社
交差型バーコード
19日前
トヨタ自動車株式会社
欠け検査装置
26日前
村田機械株式会社
割当補助システム
9日前
ミサワホーム株式会社
宅配ロッカー
23日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
9日前
長屋印刷株式会社
画像形成システム
1か月前
オベック実業株式会社
端末用スタンド
27日前
続きを見る