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公開番号2025087075
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201459
出願日2023-11-29
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人株式会社スタイル・エッジ
代理人個人
主分類G06F 40/58 20200101AFI20250603BHJP(計算;計数)
要約【課題】文章ベースでの顧客対応業務において、言語能力に起因する障害による業務遂行への影響を低減可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】本発明によれば、受付部と、連携部と、タイムライン制御部と、を備える情報処理装置であって、前記受付部は、第1ユーザからの第1言語による文字列を含む第1送信内容を受け付け、前記連携部は、顧客からの第2言語による文字列を含む第2送信内容を取得可能に連携し、前記タイムライン制御部は、前記第1送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第1言語に翻訳された前記第2送信内容を、前記第1言語による表示用の第1タイムラインに表示されるように制御し、前記第2送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第2言語に翻訳された前記第1送信内容を、前記第2言語による表示用の第2タイムラインに表示されるように制御する、情報処理装置が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
受付部と、連携部と、タイムライン制御部と、を備える情報処理装置であって、
前記受付部は、第1ユーザからの第1言語による文字列を含む第1送信内容を受け付け、
前記連携部は、顧客からの第2言語による文字列を含む第2送信内容を取得可能に連携し、
前記タイムライン制御部は、
前記第1送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第1言語に翻訳された前記第2送信内容を、前記第1言語による表示用の第1タイムラインに表示されるように制御し、
前記第2送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第2言語に翻訳された前記第1送信内容を、前記第2言語による表示用の第2タイムラインに表示されるように制御する、情報処理装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、翻訳部を更に備え、
前記翻訳部は、
前記第1送信内容に含まれる文字列を前記第2言語に翻訳し、
前記第2送信内容に含まれる文字列を前記第1言語に翻訳する、情報処理装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記受付部は、第2ユーザからの前記第2言語による文字列を含む第3送信内容を受け付け、
前記タイムライン制御部は、
少なくとも一部の文字列が前記第1言語に翻訳された前記第3送信内容を、前記第1タイムラインに表示されるように制御し、
前記第3送信内容を、前記第2タイムラインに表示されるように制御する、情報処理装置。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記連携部は、
前記情報処理装置により提供されるシステムにログインした前記第1ユーザが、外部のサービスにおける複数のアカウントを利用して顧客からの送信内容を取得し、前記第1ユーザからの送信内容を顧客へ送信可能に連携する、情報処理装置。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記連携部は、
前記情報処理装置により提供されるシステムにログインした前記第1ユーザが、
外部の第1サービスのアカウントを利用して顧客からの送信内容を取得し、前記第1ユーザからの送信内容を顧客へ送信し、
外部の第2サービスのアカウントを利用して顧客からの送信内容を取得し、前記第1ユーザからの送信内容を顧客へ送信可能に連携する、情報処理装置。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置であって、エスカレーション部を更に備え、
前記エスカレーション部は、前記第1ユーザからのエスカレーション要求に基づき、第2ユーザにエスカレーションする、情報処理装置。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置であって、分析部とエスカレーション部を更に備え、
前記分析部は、前記第1送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第1言語に翻訳された前記第2送信内容、並びに、前記第2送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第2言語に翻訳された前記第1送信内容の少なくとも何れかについて感情分析を実行し、
前記エスカレーション部は、前記感情分析の結果に基づき、第2ユーザにエスカレーションする、情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
受付ステップと、連携ステップと、タイムライン制御ステップと、を含み、
前記受付ステップでは、第1ユーザからの第1言語による文字列を含む第1送信内容を受け付け、
前記連携ステップでは、顧客からの第2言語による文字列を含む第2送信内容を取得可能に連携し、
前記タイムライン制御ステップでは、
前記第1送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第1言語に翻訳された前記第2送信内容を、前記第1言語による表示用の第1タイムラインに表示されるように制御し、
前記第2送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第2言語に翻訳された前記第1送信内容を、前記第2言語による表示用の第2タイムラインに表示されるように制御する、情報処理方法。
【請求項9】
受付ステップと、連携ステップと、タイムライン制御ステップと、を含む情報処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記受付ステップでは、第1ユーザからの第1言語による文字列を含む第1送信内容を受け付け、
前記連携ステップでは、顧客からの第2言語による文字列を含む第2送信内容を取得可能に連携し、
前記タイムライン制御ステップでは、
前記第1送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第1言語に翻訳された前記第2送信内容を、前記第1言語による表示用の第1タイムラインに表示されるように制御し、
前記第2送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第2言語に翻訳された前記第1送信内容を、前記第2言語による表示用の第2タイムラインに表示されるように制御する、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 4,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、コールセンタなどの顧客対応業務において、顧客からの文章による問い合わせに対してコンピュータが自動で応答する自動応答システムを用いることが増えている。例えば、特許文献1には、人工知能を活用した自動応答システムが開示されている。しかし、人工知能による自動応答は不自然な点も多く、人間による応答のレベルには達していないというのが現状である。このため、シナリオと呼ばれる予め定められた対話テンプレートの組み合わせに基づいて会話を進行させる自動応答プログラム(チャットボット)がよく利用されている。
【0003】
しかし、今日では顧客からの問い合わせ内容は多様化しており、事前に全てのパターンを網羅したシナリオを作成することは困難である。このため、シナリオに基づく自動応答は、臨機応変で柔軟かつ高度な対応を可能とするために、人であるオペレータによる応答と組み合わせて使用されることがある。例えば、特許文献2には、文章による問い合わせに対して自動応答を行うチャットボットを用いたコールセンタ支援システムが開示されている。特許文献2に係るシステムは、シナリオに沿った自動応答メッセージの送信と顧客からの返答情報の取得を繰り返して顧客からの返答情報を複数取得し、その後自動応答からオペレータによる応答に切り替えることが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-123371号公報
特開2019-028783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、自動応答とオペレータによる応答を組み合わせた場合であっても、一般に顧客対応業務に従事するオペレータの人件費は高く、採用人数が限られるため、結果として複数の顧客への応答能力が大幅に制限されてしまうという問題があった。人件費は、例えば、人件費が相対的に低い国に居住する人をオペレータとして採用することである程度抑制することができるが、このようなオペレータには一般に母語(以降、第1言語と記載することがある)とは異なる他の言語に習熟しているという専門的なスキルが要求されるため、そもそも採用対象の母数が少ない上に人件費抑制効果が小さく、複数の顧客への応答能力を確保するのに十分な人数を採用できないという問題があった。
【0006】
また、一般的な顧客対応支援システムは、特定の1つの言語(例えば、顧客の母語(以降、第2言語と記載することがある))のみに対応するものであり、顧客が使用する第2言語とは異なる第1言語を使用するオペレータが第1言語を用いて業務を遂行することは想定されていなかった。このため、人件費が相対的に低い国に居住する人をオペレータとして採用する場合において、第1言語を母語とするオペレータや、その業務を管理する立場にある第2言語を母語とするマネージャの少なくとも何れかが母語ではない言語を使用する必要があり、業務効率低下の一因となっていた。
【0007】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、文章ベースでの顧客対応業務において、言語能力に起因する障害による業務遂行への影響を低減可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、受付部と、連携部と、タイムライン制御部と、を備える情報処理装置であって、前記受付部は、第1ユーザからの第1言語による文字列を含む第1送信内容を受け付け、前記連携部は、顧客からの第2言語による文字列を含む第2送信内容を取得可能に連携し、前記タイムライン制御部は、前記第1送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第1言語に翻訳された前記第2送信内容を、前記第1言語による表示用の第1タイムラインに表示されるように制御し、前記第2送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第2言語に翻訳された前記第1送信内容を、前記第2言語による表示用の第2タイムラインに表示されるように制御する、情報処理装置である。
【0009】
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
[1]受付部と、連携部と、タイムライン制御部と、を備える情報処理装置であって、前記受付部は、第1ユーザからの第1言語による文字列を含む第1送信内容を受け付け、前記連携部は、顧客からの第2言語による文字列を含む第2送信内容を取得可能に連携し、前記タイムライン制御部は、前記第1送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第1言語に翻訳された前記第2送信内容を、前記第1言語による表示用の第1タイムラインに表示されるように制御し、前記第2送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第2言語に翻訳された前記第1送信内容を、前記第2言語による表示用の第2タイムラインに表示されるように制御する、情報処理装置。
[2][1]に記載の情報処理装置であって、翻訳部を更に備え、前記翻訳部は、前記第1送信内容に含まれる文字列を前記第2言語に翻訳し、前記第2送信内容に含まれる文字列を前記第1言語に翻訳する、情報処理装置。
[3][1]又は[2]に記載の情報処理装置であって、前記受付部は、第2ユーザからの前記第2言語による文字列を含む第3送信内容を受け付け、前記タイムライン制御部は、少なくとも一部の文字列が前記第1言語に翻訳された前記第3送信内容を、前記第1タイムラインに表示されるように制御し、前記第3送信内容を、前記第2タイムラインに表示されるように制御する、情報処理装置。
[4][1]~[3]の何れか1つに記載の情報処理装置であって、前記連携部は、前記情報処理装置により提供されるシステムにログインした前記第1ユーザが、外部のサービスにおける複数のアカウントを利用して顧客からの送信内容を取得し、前記第1ユーザからの送信内容を顧客へ送信可能に連携する、情報処理装置。
[5][1]~[4]の何れか1つに記載の情報処理装置であって、前記連携部は、前記情報処理装置により提供されるシステムにログインした前記第1ユーザが、外部の第1サービスのアカウントを利用して顧客からの送信内容を取得し、前記第1ユーザからの送信内容を顧客へ送信し、外部の第2サービスのアカウントを利用して顧客からの送信内容を取得し、前記第1ユーザからの送信内容を顧客へ送信可能に連携する、情報処理装置。
[6][1]~[5]の何れか1つに記載の情報処理装置であって、エスカレーション部を更に備え、前記エスカレーション部は、前記第1ユーザからのエスカレーション要求に基づき、第2ユーザにエスカレーションする、情報処理装置。
[7][1]~[6]の何れか1つに記載の情報処理装置であって、分析部とエスカレーション部を更に備え、前記分析部は、前記第1送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第1言語に翻訳された前記第2送信内容、並びに、前記第2送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第2言語に翻訳された前記第1送信内容の少なくとも何れかについて感情分析を実行し、前記エスカレーション部は、前記感情分析の結果に基づき、第2ユーザにエスカレーションする、情報処理装置。
[8]コンピュータが実行する情報処理方法であって、受付ステップと、連携ステップと、タイムライン制御ステップと、を含み、前記受付ステップでは、第1ユーザからの第1言語による文字列を含む第1送信内容を受け付け、前記連携ステップでは、顧客からの第2言語による文字列を含む第2送信内容を取得可能に連携し、前記タイムライン制御ステップでは、前記第1送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第1言語に翻訳された前記第2送信内容を、前記第1言語による表示用の第1タイムラインに表示されるように制御し、前記第2送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第2言語に翻訳された前記第1送信内容を、前記第2言語による表示用の第2タイムラインに表示されるように制御する、情報処理方法。
[9]受付ステップと、連携ステップと、タイムライン制御ステップと、を含む情報処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記受付ステップでは、第1ユーザからの第1言語による文字列を含む第1送信内容を受け付け、前記連携ステップでは、顧客からの第2言語による文字列を含む第2送信内容を取得可能に連携し、前記タイムライン制御ステップでは、前記第1送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第1言語に翻訳された前記第2送信内容を、前記第1言語による表示用の第1タイムラインに表示されるように制御し、前記第2送信内容及び少なくとも一部の文字列が前記第2言語に翻訳された前記第1送信内容を、前記第2言語による表示用の第2タイムラインに表示されるように制御する、プログラム。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る顧客対応支援システム1及び顧客端末40の概略図である。
第1実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係る情報処理装置10の機能構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係る顧客対応支援システム1による自動応答の処理の流れの一例を示す図である。
自動応答終了後にオペレータ応答に切り替わる場合における、第1実施形態に係る顧客対応支援システム1による処理の流れの一例を示す図である。
マネージャ等の第2ユーザが第3送信内容を入力して顧客に送信する場合における、第1実施形態に係る顧客対応支援システム1による処理の流れの一例を示す図である。
第1実施形態に係る、タブ62が選択されている場合における顧客支援システム1の画面50の一例を示す概略図である。
第1実施形態に係る、タブ61が選択されている場合における顧客支援システム1の画面50の一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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