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公開番号
2025086982
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201304
出願日
2023-11-29
発明の名称
還元反応容器
出願人
株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ
代理人
個人
,
個人
主分類
F27D
3/14 20060101AFI20250603BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約
【課題】耐熱性を維持しつつ、金属チタンを取り出すための開口を容易に設けることができる、還元反応容器を提供する。
【解決手段】還元反応容器1は、底壁10bを有する筒状の還元反応容器本体と、還元反応容器本体の底壁から下方に突出しており、下端において下方に開口する開口部11cを有する、筒状の凸部11と、開口部を塞ぐように凸部に接合されており、還元反応容器本体の硬度より低い硬度を有する、底板12とを備える。凸部は、還元反応容器本体側の上部凸部11aと、底板が接合されており、還元反応容器本体の硬度より低い硬度を有する、下部凸部11bとを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
底壁を有する筒状の還元反応容器本体と、
前記還元反応容器本体の前記底壁から下方に突出しており、下端において下方に開口する開口部を有する、筒状の凸部と、
前記開口部を塞ぐように前記凸部に接合されており、前記還元反応容器本体の硬度より低い硬度を有する、底板と
を備える、還元反応容器。
続きを表示(約 120 文字)
【請求項2】
前記凸部は、
前記還元反応容器本体側の上部凸部と、
下端において前記底板が接合されており、前記還元反応容器本体の硬度より低い硬度を有する、下部凸部と
を有する、
請求項1に記載の還元反応容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、還元反応容器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、金属チタンを製造する際に、ハロゲン化チタンを還元反応させるための円筒状の還元反応容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-81051
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の還元反応容器では、底壁に設置された受け皿(ロストル)上に還元反応により生成された金属チタンが堆積する。還元反応容器には、還元反応容器の底壁において下方に突出する筒状の凸部が設けられている。凸部の下端は下方に開口しており、該開口を塞ぐための底板が、凸部下端に溶接によって接合されている。生成された金属チタンを還元反応容器から取り出す際、底板と凸部との溶接部を切削加工等によって除去し、円柱のシリンダが凸部下端の開口を通って受け皿を上方に押すことによって、金属チタンが還元反応容器の上端から取り出される。
【0005】
一方でハロゲン化チタンを還元反応させている時、還元反応容器内の温度が約1000℃まで上昇するため、還元反応容器には、耐熱性の高いステンレス等が用いられる。ステンレスは他の炭素鋼等の金属と比べて硬度が高く、被削性が劣っているため、上記の切削加工が困難である。
【0006】
耐熱性を維持しつつ、金属チタンを取り出すために底板を容易に除去することができる、還元反応容器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述のように、還元反応容器は約1000℃の高温で使用されるため、還元反応容器にステンレスより硬度が低く被削性の優れた炭素鋼等の材料を用いることは、困難と考えられていた。しかし本願の発明者は、底板をステンレスより硬度が低く切削性の優れた炭素鋼に変更した場合でも、問題が生じることなく還元反応容器を使用できること実験により見出して、本発明を想到した。
【0008】
本開示は、
底壁を有する筒状の還元反応容器本体と、
前記還元反応容器本体の前記底壁から下方に突出しており、下端において下方に開口する開口部を有する、筒状の凸部と、
前記開口部を塞ぐように前記凸部に接合されており、前記還元反応容器本体の硬度より低い硬度を有する、底板と
を備える、還元反応容器を提供する。
【0009】
本開示に係る還元反応容器によれば、凸部の下端に還元反応容器本体の硬度より低い硬度を有する底板が接合されている。これにより、熱による影響を受けやすい還元反応容器本体の耐熱性を維持しつつ、凸部と底板との接合部の被削性が向上し、容易に底板を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る還元反応容器の縦断面図である。
本実施形態に係る還元反応容器から金属チタンを取り出している工程の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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