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公開番号
2025085819
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2025048234,2023525907
出願日
2025-03-24,2022-06-02
発明の名称
組成物
出願人
森永乳業株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
A23L
33/125 20160101AFI20250529BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】腸内細菌叢において種々のビフィドバクテリウム属細菌をより促進する技術を提供することを課題とする。
【解決手段】1-ケストース及びガラクトオリゴ糖を組み合わせて、ビフィドバクテリウム属細菌のためのプレバイオティクス組成物とする。該組成物は、ビフィドバクテリウム・ロンガム、ビフィドバクテリウム・ブレーベ、ビフィドバクテリウム・インファンティス、及びビフィドバクテリウム・ビフィダムからなる群から選択される一種又は二種以上のビフィドバクテリウム属細菌を増殖することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
1-ケストースとガラクトオリゴ糖とを含有する組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、1-ケストースとガラクトオリゴ糖とを含有する組成物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
乳幼児の腸内細菌叢はビフィドバクテリウム属細菌(以下、ビフィズス菌とも記す)が最優勢であることが知られており、このことは乳児の健康の維持と密接に関わっていると考えられている。そのため、ビフィズス菌の増殖を促進する食品を開発することは、乳幼児の健康を維持する上で重要である。
【0003】
近年、ビフィズス菌を増殖させるプレバイオティクスの研究が盛んにおこなわれており、特に糖源がビフィズス菌の増殖に重要であるとされ、各種オリゴ糖が活発に利用されている。
その1つとして、1-ケストースがビフィズス菌等の有益な細菌を増殖させ、健康上好ましくない細菌の増殖を抑制するとして注目されている(非特許文献1)。具体的には、1-ケストースはビフィズス菌数よりもクロストリジウム属菌数が多い有害菌優勢腸内環境下においても、クロストリジウムを減少させビフィズス菌を増殖させることが報告されている(特許文献1)。また、1-ケストースは、ティザレラ属細菌やルミノコッカス属細菌等の健康上好ましくない細菌の増殖を抑制することが報告されている(特許文献2、3)。
【0004】
また、近年、各種オリゴ糖を組み合わせてプレバイオティクスとして利用することも提案されている。
例えば、フラクトオリゴ糖とガラクトオリゴ糖との組み合わせが、ビフィドバクテリウム・ブレーベ等のビフィズス菌の増殖を促すことが知られている(特許文献4~6)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-306781号公報
特開2020-097558号公報
特開2020-070245号公報
国際公開第2005-39319号パンフレット
国際公開第2005-110121号パンフレット
国際公開第2006-91103号パンフレット
【非特許文献】
【0006】
A. Endo et al., Anaerobe, 61 (2020) 102076.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
プレバイオティクスの摂取を有効に活用するためには、当該プレバイオティクスが腸内細菌に資化され該腸内細菌が増殖することが必要である。しかしながら、ビフィドバクテリウム属細菌には多くの種が含まれ、腸内細菌叢におけるその構成は個体により様々である。また、プレバイオティクスによって、増殖を促進しやすいビフィドバクテリウム属細菌の種はさまざまである。そのため、プレバイオティクスを摂取しても、個体によっては該プレバイオティクスを資化することができるビフィドバクテリウム属細菌を腸内に有していない、すなわち該プレバイオティクスの「レスポンダー」ではない(=ノンレスポンダー)ことがあり、プレバイオティクスの効果が十分に得られない場合がある。
かかる状況に鑑みて、本発明は、腸内細菌叢において種々のビフィドバクテリウム属細菌をより促進する技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、1-ケストース及びガラクトオリゴ糖を組み合わせることにより、ビフィドバクテリウム属細菌の主要な四種ともをまんべんなく増殖させられることを見出し、かかる組成物がノンレスポンダーを生じにくいプレバイオティクスとなり得ることに想到して、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明の第一の態様は、1-ケストースとガラクトオリゴ糖とを含有する組成物である。
本態様において、1-ケストースとガラクトオリゴ糖の含有量の質量比が1:9~9:1であることが好ましい。
本態様の組成物は、ビフィドバクテリウム・ロンガム、ビフィドバクテリウム・ブレーベ、ビフィドバクテリウム・インファンティス、及びビフィドバクテリウム・ビフィダムからなる群から選択される一種又は二種以上を含む、ビフィドバクテリウム属細菌をさらに含有することが好ましい。
本態様の組成物は、栄養組成物であることが好ましく、調製乳であることがより好ましい。
【0010】
本発明の第二の態様は、1-ケストースとガラクトオリゴ糖とを含有するビフィドバクテリウム属細菌増殖促進用組成物であって、前記ビフィドバクテリウム属細菌が、ビフィドバクテリウム・ロンガム、ビフィドバクテリウム・ブレーベ、ビフィドバクテリウム・インファンティス、及びビフィドバクテリウム・ビフィダムからなる群から選択される一種又は二種以上を含む、組成物である。
(【0011】以降は省略されています)
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