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公開番号
2025085572
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2024004629
出願日
2024-01-16
発明の名称
抗菌活性及びプロバイオティクス特性を有するグルテン分解能のあるラクトバチルス・パラカゼイGLU70菌株及びその用途
出願人
マイクロバイオーム インコーポレイテッド
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
C12N
1/20 20060101AFI20250529BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】ラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)GLU70菌株の用途を提供する。
【解決手段】寄託番号KCTC13415BPのラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)GLU70菌株は、プロバイオティクス特性及び抗菌活性を有しているので、プロバイオティクス組成物、抗菌組成物、及び発酵食品製造用スターター組成物として利用可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
寄託番号KCTC13415BPのラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)GLU70菌株、その培養液、前記培養液の濃縮液またはその乾燥物を有効成分として含む、プロバイオティクス組成物。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
寄託番号KCTC13415BPのラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)GLU70菌株、その培養液、前記培養液の濃縮液またはその乾燥物を有効成分として含有する病原性微生物に対する抗菌用組成物。
【請求項3】
前記病原性微生物は、大腸菌(Escherichia coli)、黄色ブドウ球菌(staphylococcus aureus subsp.Aureus)、エルウィニア・ラポンティシ(erwinia rhapontici)、表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis,Listeria monocytogens)、シゲラ・フレックスネリ(Shigella flexneri)、シゲラ・ソンネ(Shigella sonnei)及びバチルス・セレウス(Bacillus cereus)からなる群から選ばれる1種以上である、請求項2に記載の抗菌用組成物。
【請求項4】
寄託番号KCTC13415BPのラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)GLU70菌株、その培養液、前記培養液の濃縮液またはその乾燥物を含む、食品用組成物。
【請求項5】
前記食品は、健康機能食品、食品添加剤または加工食品である、請求項4に記載の食品用組成物。
【請求項6】
寄託番号KCTC13415BPのラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)GLU70菌株、その培養液、前記培養液の濃縮液またはその乾燥物を有効成分として含有する発酵食品製造用スターター組成物。
【請求項7】
前記発酵食品は、塩辛、キムチ、醤類または発酵乳である、請求項6に記載の発酵食品製造用スターター組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)GLU70菌株の用途に関し、本発明の菌株は、プロバイオティクス特性及び抗菌活性を有しているため、プロバイオティクス組成物、抗菌組成物、及び発酵食品製造用スターター組成物として利用可能である。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
プロバイオティクス(Probiotics)という言葉は、「生命のために(for life)」という意味でギリシャ語に由来する。この意味は、数回の修正を経て、現在は「ヒトや動物に乾燥した細胞の形態や発酵産物の形態で給与されて、ヒトや動物宿主の腸内菌叢を改善することで有益な効果を与える単一または複合菌株の形態の生菌」として定義されている。
【0003】
このようなプロバイオティクスは、現在、韓国で3つの意味で使用されているが、飼料添加剤として動物に使用される場合は生菌剤と表記し、人体医薬品として使用する場合は整腸剤や乳酸菌製剤と表記している。
【0004】
すなわち、プロバイオティクスは、適切な量を摂取する際に宿主の健康に役立つ生きている微生物が特徴である。乳酸菌(LAB)、ビフィズス菌(Bifidobacteria)などのプロバイオティクスは、腸健康の改善、免疫強化、血清コレステロール減少、抗がん効果、冠動脈疾患の予防に効果があるとして報告されており、このようなプロバイオティクスには好気性菌群、嫌気性菌群、乳酸菌、酵母菌などが使用されているが、主に乳酸菌が主要な菌株として利用されている。
【0005】
乳酸菌は自然界に広く存在し、炭水化物を嫌気的に用いて乳酸を生産する。乳酸菌が発見される自然環境は多様であるが、ヒトや動物の腸内に存在するだけでなく、様々な野菜や果物からも発見され、韓国のキムチやヨーグルト、ドイツのザワークラウト(sauerkraut)などの発酵食品においてその発酵過程に重要な役割を果たす。
【0006】
これらの乳酸菌は腸内に流入した後、腸内上皮細胞に着生することになり、有害微生物の腸の定着を防止して抗菌物質を分泌することで、有害微生物の生育を抑制し、下痢や便秘を改善するだけでなく、免疫活性の増進、抗がん作用、血清コレステロールの低下などの作用を行う。
【0007】
また、一般的にこれらの乳酸菌は、直接または間接的に食品に添加され、それらの代謝産物である乳酸により食品の保存性を向上させ、食品の香味と組織を改善することが知られている。主な乳酸菌は、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei)、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus pentosus)などであると報告されており、このような乳酸菌は、現在、全世界的に発酵乳製品の種菌、生菌剤形などとして広く利用されている。
【0008】
一方、韓国公開特許第2023-0085279号には、「ラクトバチルス・パラカゼイNK112、マメダオシ抽出物及びネナシカズラ抽出物を含む認知機能及び腸機能障害の予防または治療用組成物乳酸菌を含む免疫増強用組成物」が開示されており、韓国登録特許第354,315号には「新規な抗菌性物質を生産するラクトバチルス属微生物」が開示されており、韓国登録特許第2,587,892号には「紅参を栄養源として用いて菌株の特性が強化され、免疫機能が増進されたラクトバチルス・パラカゼイHY7017菌株及びその用途」が開示されているが、本発明のように、「抗菌活性及びプロバイオティクス特性を有するラクトバチルス・パラカゼイGLU70菌株及びその用途」については明らかになったことは全くない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
大韓民国公開特許第10-2023-0085279号
大韓民国登録特許第354,315号
大韓民国登録特許第2,587,892号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、塩辛から分離した抗菌活性、耐酸性、耐胆汁性及び耐熱性があり、グルテン分解能のあるラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)GLU70菌株の用途に関し、その産業的な利用可能性を提示し、それを活用することにその目的がある。
(【0011】以降は省略されています)
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