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公開番号
2025084972
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2025034337,2022500839
出願日
2025-03-05,2020-07-10
発明の名称
植物材料から高純度タンパク質標品を単離するプロセス及びその産物
出願人
プランティブル フーズ,インコーポレイティド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07K
1/36 20060101AFI20250527BHJP(有機化学)
要約
【課題】植物材料からタンパク質を調製する及び精製するプロセス、及びそれを含む組成物及びそれを含む使用を提供する。
【解決手段】a)還元剤を含む緩衝溶液にて植物材料を提供すること;b)植物材料を溶解すること;c)溶解した植物材料を固相と可溶性タンパク質とクロロフィルとを含有する液相に分けること;d)約30分以内で第1の設定温度に加熱し、次いで約30分以内で第2の設定温度に冷却することによって液相にてクロロフィルを凝固させ、その際、冷却は液相が第1の設定温度に達したときに開始すること;e)d)の液相を凝集剤及び/または吸着剤と接触させ、液相にてクロロフィルを凝集させる及び/または吸着剤に吸着させるのに十分な時間、混合し、それによって凝集した混合物を形成すること;f)e)の凝集した混合物を固相と液相に分離すること;g)f)の液相を濾過し、精製タンパク質を含有する濾液を得ること、を含むプロセス。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
本明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願はその内容が全体として参照によって組み込まれる、2019年7月11日に出
願された米国仮特許出願番号62/872,917の利益を主張する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【0002】
技術分野
開示されているのは、植物材料からタンパク質標品を作製する、抽出する及び精製する
プロセスならびにそのようなプロセスから作製される産物である。
【背景技術】
【0003】
ヒトが消費するための食肉の生産は環境に対する大きな負の影響を有する。製造業は温
室効果ガスの最大の放出要因の1つであり、水質汚染及び生物多様性の喪失の主要な原因
であることが知られている。Steinfeld et al, Livestock’
s Long Shadow:Environmental Issues and O
ptions,(2006),Food and Agriculture Organ
ization of the United Nations;Machovina
et al.,Science of the Total Environment,
(2016),536:419-431;Godfray et al.,Scienc
e,(2018),361(6399):eaam5324。人口、富及びライフスタイ
ルの変化のせいで食肉の世界消費が増加するにつれて、環境に優しい食肉に代わるものに
対するニーズが増えている。Erb et al.,Nat.Comms.,(2016
),7:11382.
【0004】
食事における食肉の置き換えは大規模で持続して生産することができる植物由来の高タ
ンパク質代用品を必要とする。タンパク質リブロース-1,5-ビスリン酸カルボキシラ
ーゼ/オキシゲナーゼ(「RuBisCo」)は植物における総タンパク質の最大50%
までを構成する。それは、大気中の二酸化炭素が植物及び他の光合成生物によってグルコ
ースのような高エネルギー分子に変換されるプロセスである炭素固定の最初の主要な工程
に関与する酵素である。植物におけるその豊富さのせいで、それは食糧生産のためのタン
パク質の代替源として役立つ。精製したRuBisCoは通常、無味、無臭の白色粉末で
ある。
【0005】
ウキクサ(亜科Lemnoideae、属Lemna)は世界で最も小さい顕花植物で
ある。その小柄なサイズにもかかわらず、それは急速に成長する能力を有し、条件に応じ
て約16~48時間でそのバイオマスを倍増する。Mestameyer et al.
,Spirodela punctata Aquatic Botany,(1984
),19:157-70。Lemnaは高いタンパク質含量(その乾燥質量の約30~3
5%はタンパク質である)を有するので動物の備蓄食糧として使用されている。これらの
特性のすべてによってLemnaは食糧のための植物由来タンパク質の大規模生産につい
て魅力的な候補になっている。
【0006】
タンパク質のエマルション、ゲル及び安定な泡状物質を形成する能力も種々の食糧の生
産において重要であり、食品における食感の基礎を形成する。例えば、小さな気泡の均一
な分布を持つ泡状物質は食物に密度、口当たりの良さ及び軽さを付与する。タンパク質標
品の泡状物質を形成する能力はその純度に関係し、安定な泡状物質を形成するには少なく
とも80%の純度が必要であってもよい。同様に、タンパク質から作られるゲルはさまざ
まなレオロジー特性及び外観の食物を生じる。タンパク質のゲル化能はゲルを形成するの
に必要とされるタンパク質の量によって測定されてもよい。したがって、高純度、起泡能
力、泡安定性及びゲル化能を持つタンパク質標品は食品での使用に切望される。
【0007】
現在、植物から、例えば、LemnoideaeまたはLemnaからタンパク質を精
製する及び抽出する経済的なプロセスに対するニーズがある。本明細書で開示されている
のは、ほとんどの食品に加工される適応性を有する精製されたタンパク質標品を製造する
ことができるプロセスである。
【発明の概要】
【0008】
本開示は
a)還元剤を含む緩衝溶液にて植物材料を提供することと;
b)植物材料を溶解することと;
c)溶解した植物材料を固相と液相に分け、その際、液相は可溶性タンパク質とクロロフ
ィルとを含有することと;
d)約30分以内で第1の設定温度に加熱し、次いで約30分以内で第2の設定温度に冷
却することによって液相にてクロロフィルを凝固させ、その際、冷却は液相が第1の設定
温度に達したときに開始することと;
e)d)の液相を凝集剤及び/または吸着剤と接触させ、液相におけるクロロフィルを凝
集させる及び/または吸着剤に吸着するのに十分な時間、混合し、それによって凝集した
混合物を形成することと;
f)e)の凝集した混合物を固相と液相に分離することと;
g)f)の液相を濾過し、精製タンパク質を含有する濾液を得ることとを含む、植物材料
から精製したタンパク質標品を作製するプロセスを提供する。
本開示は、
a)還元剤を含む緩衝溶液にて植物材料を提供することと;
b)植物材料を溶解することと;
c)溶解した植物材料を固相と液相に分け、その際、液相は可溶性タンパク質とクロロフ
ィルとを含有することと;
d)1以上の塩を加えることによって液相におけるクロロフィルを凝固させることと;
e)d)の液相を凝集剤及び/または吸着剤と接触させ、液相におけるクロロフィルを凝
集させる及び/または吸着剤に吸着するのに十分な時間、混合し、それによって凝集した
混合物を形成することと;
f)e)の凝集した混合物を固相と液相に分離することと;
g)f)の液相を濾過し、精製タンパク質を含有する濾液を得ることとを含む、植物材料
から精製したタンパク質標品を作製するプロセスも提供する。
【0009】
本開示は、
a)還元剤を含む緩衝溶液にて植物材料を提供することと;
b)植物材料を溶解することと;
c)溶解した植物材料を固相と液相に分け、その際、液相は可溶性タンパク質とクロロフ
ィルとを含有することと;
d)1以上の塩を加えることによって液相におけるクロロフィルを凝固させることと;
e)d)の液相を凝集剤及び/または吸着剤と接触させ、液相におけるクロロフィルを凝
集させる及び/または吸着剤に吸着するのに十分な時間、混合し、それによって凝集した
混合物を形成することと;
f)e)の凝集した混合物を固相と液相に分離することと;
g)f)の液相を濾過し、精製タンパク質を含有する濾液を得ることとを含む、植物材料
から精製したタンパク質標品を作製するプロセスも提供する。
【0010】
本開示は、
a)還元剤を含む緩衝溶液にて植物材料を提供することと;
b)植物材料を溶解することと;
c)溶解した植物材料を固相と液相に分け、その際、液相は可溶性タンパク質とクロロフ
ィルとを含有することと;
d)ポリマー由来の凝固剤を使用して液相におけるクロロフィルを凝固させることと;
e)d)の液相を凝集剤及び/または吸着剤と接触させ、液相におけるクロロフィルを凝
集させる及び/または吸着剤に吸着するのに十分な時間、混合し、それによって凝集した
混合物を形成することと;
f)e)の凝集した混合物を固相と液相に分離することと;
g)f)の液相を濾過し、精製タンパク質を含有する濾液を得ることとを含む、植物材料
から精製したタンパク質標品を作製するプロセスも提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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