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公開番号2025084756
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2025016314,2022529467
出願日2025-02-03,2020-12-04
発明の名称治療用ナノ粒子を合成するための方法及び組成物
出願人ダンタリ インコーポレイテッド,DANTARI, INC.
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 47/59 20170101AFI20250527BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】様々ながんを治療するためのナノ粒子を提供する。
【解決手段】以下の構造
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(式中、Rは、任意選択でアミノ酸官能基に結合した1つ又は複数のアミノ酸のα-炭素原子であり、該アミノ酸官能基は、アラニン、β-アラニン、バリン、GABA及びジペプチドフェニルアラニン-グリシンの官能基から選択され、xは20~200の範囲にある数であり;yは5~200の範囲にある数である)を有する、粘液酸ポリマー(MAP)-CPTコンジュゲート、およびMAP-CPTコンジュゲートを含むナノ粒子が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
以下の構造
JPEG
2025084756000100.jpg
81
140
(式中、Rは、任意選択でアミノ酸官能基に結合した1つ又は複数のアミノ酸のα-炭素
原子である)を有する、7-エチル-10-ヒドロキシ-カンプトテシン(SN38)の
20-(Boc-アミノアシル)、10-TBDPS誘導体(20-(Boc-アミノア
シル)-10-TBDPS-SN38)。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記アミノ酸官能基が、グリシン、バリン、γ-アミノ酪酸(GABA)及びヘキサン
酸の官能基から選択される、請求項1に記載の20-(Boc-アミノアシル)、10-
TBDPSのSN38誘導体。
【請求項3】
以下の構造
JPEG
2025084756000101.jpg
81
140
(式中、Rは、任意選択でアミノ酸官能基に結合した1つ又は複数のアミノ酸のα-炭素
原子である)を有する、SN38の20-(Boc-アミノアシル)、10-OBoc誘
導体(20-(Boc-アミノアシル)-10-OBoc-SN38)。
【請求項4】
前記アミノ酸官能基が、グリシン、アラニン、β-アラニン、バリン及びロイシンの官
能基から選択される、請求項3に記載の20-(Boc-アミノアシル)、10-OBo
cのSN38誘導体。
【請求項5】
以下の構造
JPEG
2025084756000102.jpg
80
120
(式中、Rは、任意選択でアミノ酸官能基に結合した1つ又は複数のアミノ酸のα-炭素
原子である)を有する、SN38の20-アミノアシル誘導体のHCl塩(20-(HC
l.アミノアシル)-SN38)。
【請求項6】
前記アミノ酸官能基がグリシン及びバリンの官能基から選択される、請求項5に記載の
HCl塩。
【請求項7】
以下の構造
JPEG
2025084756000103.jpg
80
120
(式中、Rは、任意選択でアミノ酸官能基に結合した1つ又は複数のアミノ酸のα-炭素
原子である)を有する、SN38の20-アミノアシル誘導体のトリフルオロ酢酸(TF
A)塩(20-(TFA.アミノアシル)-SN38)。
【請求項8】
前記アミノ酸官能基が、グリシン、アラニン、β-アラニン、バリン、GABA、ヘキ
サン酸及びロイシンの官能基から選択される、請求項7に記載のTFA塩。
【請求項9】
以下の構造
JPEG
2025084756000104.jpg
76
154
(式中、Rは、任意選択でアミノ酸官能基に結合した1つ又は複数のアミノ酸のα-炭素
原子であり、
xは20~200の範囲にある数であり;
yは5~200の範囲にある数である)を有する、粘液酸ポリマー(MAP)-SN38
コンジュゲート。
【請求項10】
前記アミノ酸官能基が、グリシン、アラニン、β-アラニン、バリン、GABA、ヘキ
サン酸及びロイシンの官能基から選択される、請求項9に記載のMAP-SN38コンジ
ュゲート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、米国特許法第119条(e)(1)に基づき、2019年12月4日に出願
された米国仮特許出願第62/943,594号及び2020年11月5日に出願された
米国仮特許出願第63/110,182号の利益を主張し、これらの両開示は、あらゆる
目的のために、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,500 文字)【0002】
(連邦政府の支援に関する陳述)
該当なし。
【技術分野】
【0003】
本開示は、様々ながんを治療するためのナノ粒子の分野におけるものであり、前記ナノ
粒子は、ポリマーコアを含み、1つ若しくは複数のホーミング分子(すなわち、標的化分
子)及び/又は1つ若しくは複数の治療用分子をさらに含む。そのようなナノ粒子を合成
するための改良方法が本明細書において提供される。
【背景技術】
【0004】
脳腫瘍及び脳転移など、多くの脳疾患の治療には、治療用分子を脳に送達する必要があ
る。脳への治療薬の直接送達は、被験体に深刻なリスク(例えば、頭蓋骨の破損)をもた
らし、ほとんどの化学療法治療に必要とされるような継続的実施は現実的ではない。しか
しながら、血液脳関門(BBB)(脳の血管を裏打ちする内皮細胞が緊密に結合した層)
が存在するため、全身送達(例えば、血流を介して)では、分子を効率よく脳に届けるこ
とはできない。血液腫瘍関門(BTB)として知られる同様の透過関門が、特定の固形腫
瘍に存在する。
【0005】
乳がんは脳に転移することが多く、これらの脳転移を乳がん治療に使用される化学療法
分子により治療することは、該治療薬を十分な濃度で脳に送達できれば可能となる。その
ような化学療法薬のひとつが、DNAトポイソメラーゼIを阻害し、それによって細胞分
裂を防ぐアルカロイドのカンプトテシンである。カンプトテシンは、細胞質などの水性環
境での溶解性に問題があるため、溶解性の高いカンプトテシンの誘導体が開発されてきた
。そのような誘導体の1つが7-エチル-10-ヒドロキシ-カンプトテシン(SN38
)であり、これはもともとカンプトテシン類似体であるイリノテカンの代謝物として発見
されたものである。
【0006】
BBB及びBTBを越えて治療薬を送達する問題に対処するために、化学療法分子とホ
ーミング(すなわち、標的化)分子とを含むナノ粒子であって、ホーミング分子が脳内皮
細胞(及び腫瘍血管系の内皮細胞)の表面に存在するトランスフェリン受容体に結合し、
これによりナノ粒子がトランスサイトーシスによって内皮細胞を通過することができるよ
うなナノ粒子が開発されている。例えば、米国特許第9,468,681号、米国特許第
10,166,291号及び米国特許第10,182,986号を参照。これらの特許の
各々は、あらゆる目的のために、又は少なくともナノ粒子の性質、それらの製造方法及び
使用方法並びにそれらの操作形態に関する教示について、参照により本明細書に組み込ま
れる。
【0007】
そのようなナノ粒子の合成における特定の工程には、(1)粘液酸を重合可能な反応性
誘導体(すなわち、「粘液酸モノマー」つまりMAM)に変換する工程、(2)粘液酸モ
ノマーを重合して粘液酸ポリマー(MAP)を形成する工程、(3)治療用分子を選択的
反応性誘導体に変換する工程及び(4)誘導体化された治療用分子の1つ又は複数をMA
Pに結合させる工程、がある。
【0008】
血液脳関門及び血液腫瘍関門を通過することができる、カンプトテシン(CPT)を含
むナノ粒子が説明されてきた。例えば、米国特許第9,446,149号;第9,468
,681号;第10,166,291号及び米国特許出願公開第2019/038118
8号(2019年12月19日)を参照(これらの各々は、あらゆる目的のために、又は
少なくともナノ粒子の説明のために、参照により本明細書に組み込まれる)。しかしなが
ら、そのようなナノ粒子を調製するための既存の方法は、試薬及び時間を消費し、高温を
必要とし、収率が低い。さらに、上述のように、水性条件下でより溶解性が高いCPTの
誘導体が好ましいと考えられる。したがって、CPT及びSN38などのその誘導体など
の化学療法薬を含むナノ粒子を合成するための改良方法であって、迅速で、反応物に関し
て経済的であり、収率が高い方法が必要とされている。
【0009】
さらに、非CNS腫瘍などの非CNS悪性腫瘍及び血液悪性腫瘍の治療には、化学療法
薬の送達のために改良されたビヒクルが有益であろう。
【発明の概要】
【0010】
本明細書で提供されるのは、粘液酸-ポリエチレングリコール(PEG)ポリマーと、
カンプトテシン(CPT)及びその誘導体並びに代謝物、例えば7-エチル-10-ヒド
ロキシカンプトテシン(SN38)などの化学療法薬とを含む治療用ナノ粒子を合成する
ための改良方法である。この改良には、特に、新規中間体と、より安定した反応物の使用
と、より安定した中間体の形成と、より迅速な反応時間と、中間体及び生成物のより高い
収率と、標的化(ホーミング)分子及び治療用分子(例えば、高分子治療薬、例えば、抗
体)をナノ粒子にコンジュゲートさせるための新規リンカーとが含まれる。本明細書に記
載の方法で使用するための誘導体化ナノ粒子(例えば、コンジュゲートされたCPT又は
SN38分子を含む)も提供され、治療用ナノ粒子の組み立てに使用するための粘液酸ポ
リマー(MAP)コンジュゲート(例えば、CPT、SN38、トランスフェリン及び/
又はトラスツズマブとコンジュゲートしたMAP)も提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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