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公開番号
2025084698
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2024193993
出願日
2024-11-05
発明の名称
CXCL14を有効成分として含む筋肉疾患の予防または治療用組成物
出願人
スンチョンヒャン ユニバーシティ インダストリー アカデミー コーポレーション ファウンデーション
,
SOONCHUNHYANG UNIVERSITY INDUSTRY ACADEMY COOPERATION FOUNDATION
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
38/19 20060101AFI20250527BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】筋肉疾患の予防または治療用組成物を提供する。
【解決手段】CXCL14(CXC motif chemokine ligand 14)タンパク質を有効成分として含む筋肉疾患の予防または治療用薬学的組成物が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
CXCL14(CXC motif chemokine ligand 14)タンパク質を有効成分として含む筋肉疾患の予防または治療用薬学的組成物。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記CXCL14タンパク質は、配列番号1のアミノ酸配列を含むものである、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記組成物は、CXCL14発現ベクターをさらに含むものである、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記CXCL14発現ベクターは、配列番号2または配列番号3の塩基配列を含むプラスミドである、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
前記CXCL14は、筋肉量を増加させるものである、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記筋肉量を増加させるものは、ミオシン重鎖(myosin heavy chain)陽性細胞の数を増加させるものである、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
前記CXCL14は、筋肉合成及び分化因子の発現を増加させるものである、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
前記筋肉合成及び分化因子は、AKT(protein kinase B)-S6K(Ribosomal protein S6 kinase)経路因子である、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
前記AKT-S6K経路因子は、p-ATK(T308)、p-AKT(S473)、total AKT、p-S6K(T389)、total S6K、p-mTOR及びtotal mTORからなる群より選ばれたものである、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記筋肉合成及び分化因子は、(Forkhead box protein O1)またはFOXO3(Forkhead box protein O3)である、請求項7に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、CXCL14を有効成分として含む筋肉疾患の予防または治療用組成物に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
筋肉(Muscle)は、人体の約40%を担っており、人体の機能的能力を維持し、代謝性疾患を予防するためには、適正な筋肉量の確保が必須に求められる。大きく平滑筋(smooth muscle)、心筋(cardiac muscle)、骨格筋(skeletal muscle)に分けられ、骨格筋は私たちの身体全体でかなりの部分を占め、骨格の動きを促進する。骨格筋は人体で最大の部分を占める器官であって、総体重の40~50%を占め、エネルギー恒常性や熱生成などをはじめとする体内の様々な代謝機能にも重要な役割を果たす。人の筋肉は40歳以降から毎年1%以上ずつ減少し、80歳になると最大筋肉量の50%程度が減少し、老年の筋肉減少は全般的な身体機能を低下させる最も重要な要素として認識されている。
【0003】
筋肉を構成する筋線維の類型は、ATPを発生する代謝過程と収縮速度によって主にType I、Type IIA、及びType IIBに区分される。「タイプI筋線維」は、収縮速度が遅く、多数のミオグロビンとミトコンドリアを含んでおり、持続的かつ低強度の有酸素活動に適している。タイプI筋線維は赤色を帯びており、赤筋とも呼ばれ、代表的にヒラメ筋(ソレウス筋;soleus)がこれに属する。一方、「タイプIIB筋線維」は収縮速度が速く、非常に短時間かつ高強度の無酸素運動に使われ、ミオグロビンの含量が少なく、白色を帯びている。「タイプIIA筋線維」は、前述の2つの筋線維の中間的な特性を持つ。年を取るにつれて、筋肉の部位別のタイプI、II筋線維の組成が変わるだけでなく、すべてのタイプの筋線維が減少することになる。
【0004】
骨格筋は環境に応じて再生され維持される特徴を持っているが、これらの特徴は年を取るにつれて消失し、結果的に老化が進むにつれて筋肉量が減少するだけでなく、筋力も失われる。
【0005】
筋減少症は、骨格筋の量及び機能が低下した状態のことをいう。筋減少症は、老化、ホルモン異常、栄養不足、身体活動不足、炎症及び変性疾患など様々な原因によって発生するが、その中でがん、老化及び性ホルモン不足が主な原因となることが知られている。医療技術の発展及び様々な治療薬の開発により、全世界的に平均寿命が増加するにつれて高齢者人口が増加しており、これに伴って筋減少症の治療に対する要求も継続的に増加すると予想されている。筋減少症患者では、筋芽細胞の幹細胞である衛星細胞の募集、活性または増殖の障害による筋芽細胞(myoblast)の数が減少し、筋芽細胞の増殖及び分化が減少し、その結果、筋減少症患者の筋肉は組織学的レベルで筋線維の大きさ及び数が減少して、筋機能が低下する症状が現れる。過去10年間、米国と欧州を中心に筋減少症の疫学に関する研究が活発に行われ、近年、筋減少症の臨床的重要性への関心が急増している。初期の研究では、筋減少症が全身衰弱、活動障害、及び筋力減少によって生活の質の低下を引き起こすという結果が主流を占めていたが、最近発表された研究では、生活の質以外にも、骨粗鬆症性の骨折のリスクが大幅に増加する可能性があることが報告された。また、筋減少症患者では、糖尿病や代謝症候群、肥満、慢性腎不全、慢性肝不全などの慢性疾患が引き起こされ、最終的には死亡率が増加するため、筋減少症は適切に治療を受けるべき疾患として注目されている。最近、米国では、筋減少症患者で身体障害が発生する可能性が約1.5倍から約3.5倍に増加することで、年間185億USDの社会的費用を引き起こすと報告されている。韓国では、国民健康栄養調査によると、筋減少症の有病率は60歳以上の男性で42.0%、女性で42.7%と非常に一般的な疾患であり、特に韓国は世界でも高齢化速度が最も急速に進んでいるため、今後、重要な社会的問題になることが確実である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、CXCL14(CXC motif chemokine ligand 14)タンパク質を有効成分として含む筋肉疾患の予防または治療用薬学的組成物を提供することにある。
【0007】
本発明の別の目的は、CXCL14(CXC motif chemokine ligand 14)タンパク質を有効成分として含む筋肉疾患の予防または改善用食品組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、CXCL14(CXC motif chemokine ligand 14)タンパク質を有効成分として含む筋肉疾患の予防または治療用薬学的組成物を提供する。
【0009】
また、本発明は、CXCL14(CXC motif chemokine ligand 14)タンパク質を有効成分として含む筋肉疾患の予防または改善用食品組成物を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、CXCL14が筋肉分化及び合成を増加させ、筋肉質量を増加させることを確認した。また、LPS誘導筋萎縮症またはDEX誘導筋萎縮症において、筋肉減少を抑制し、筋肉合成及び分化因子の発現を増加させ、筋肉分解タンパク質の発現を抑制することを確認した。また、生体内でもCXCL14が、筋肉合成及び分化を促進し、筋肉分解を抑制するところ、関連産業において有用に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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