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公開番号2025084154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023197801
出願日2023-11-22
発明の名称フェンス
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類E04H 17/14 20060101AFI20250527BHJP(建築物)
要約【課題】フェンス本体の上胴縁を支柱に簡単に取り付けて、フェンスの施工性を向上させる。
【解決手段】フェンス1は、支柱2と、支柱2の前側に位置して支柱2に取り付けられるフェンス本体3を備える。フェンス本体3は、支柱2により支持される下胴縁と、取付材10により支柱2に取り付けられる上胴縁20を有する。支柱2は、支柱2における後側に位置する後面部2Bに形成されて取付材10を係止する係止孔2Cを有する。取付材10は、係止孔2Cに係止されて支柱2に連結される連結部11と、連結部11から支柱2及び上胴縁20の上側を通って上胴縁20の前側まで配置されて上胴縁20を支柱2に拘束する拘束部12を有する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
支柱と、前記支柱の前側に位置して前記支柱に取り付けられるフェンス本体と、を備えたフェンスであって、
前記フェンス本体は、前記支柱により支持される下胴縁と、取付材により前記支柱に取り付けられる上胴縁と、を有し、
前記支柱は、前記支柱における後側に位置する後面部に形成されて前記取付材を係止する係止孔を有し、
前記取付材は、前記係止孔に係止されて前記支柱に連結される連結部と、前記連結部から前記支柱及び前記上胴縁の上側を通って前記上胴縁の前側まで配置されて前記上胴縁を前記支柱に拘束する拘束部と、を有するフェンス。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1に記載されたフェンスにおいて、
前記拘束部は、前記連結部が前記係止孔に係止された状態で、前記連結部を中心に、前記上胴縁から離隔する離隔位置から前記上胴縁に接触する接触位置を経て前記上胴縁を前記支柱に拘束する拘束位置まで回転可能であり、前記接触位置から前記拘束位置まで弾性変形しつつ回転して前記拘束位置で弾性変形から復元するフェンス。
【請求項3】
請求項1又は2に記載されたフェンスにおいて、
前記拘束部は、前記支柱の後側に位置する後側板部と、前記支柱及び前記上胴縁の上側に位置する上側板部と、前記上胴縁の前側に位置する前側板部と、を有し、前記支柱及び前記上胴縁を前記後側板部と前記前側板部の間に挟み込むフェンス。
【請求項4】
請求項3に記載されたフェンスにおいて、
前記連結部は、前記後側板部から前記係止孔に向かって突出して前記係止孔の内側に配置され、前記係止孔の上側の縁部に引っ掛けられるフェンス。
【請求項5】
請求項3に記載されたフェンスにおいて、
前記上側板部は、前記支柱の上面部に配置されて、前記上面部を覆うフェンス。
【請求項6】
請求項1又は2に記載されたフェンスにおいて、
前記拘束部は、前記上胴縁の前側の角部に引っ掛けられて係止される突片を有するフェンス。
【請求項7】
請求項1又は2に記載されたフェンスにおいて、
前記係止孔は、前記上胴縁の長手方向に延びるスリットであり、
前記連結部は、前記上胴縁の長手方向に延び、前記係止孔の内側で前記係止孔に沿って配置されるフェンス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、支柱にフェンス本体が取り付けられたフェンスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
フェンスのフェンス本体として、上下方向の端部に位置する上胴縁と下胴縁を有するフェンス本体が知られている。上胴縁と下胴縁は、それぞれ支柱に取り付けられて、支柱により支持される。また、このようなフェンスとして、従来、引寄せ具を用いて、パネル体の上桟を支柱に固定して取り付ける構造体が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載された従来の構造体では、引寄せ具の係合部が上桟に係合し、支柱内に位置する引寄せ具の固定部がネジにより支柱の後側面に固定される。また、係合部に螺合するネジを回して、引寄せ具を後側に移動させ、引寄せ具により、上桟を支柱に引寄せて固定する。このように、従来の構造体では、上桟を支柱に固定して取り付けるための構造が複雑であり、上桟の支柱への固定に手間と時間が掛かる。そのため、構造体の施工性に影響が生じることが懸念される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6857037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、フェンス本体の上胴縁を支柱に簡単に取り付けて、フェンスの施工性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
支柱と、前記支柱の前側に位置して前記支柱に取り付けられるフェンス本体と、を備えたフェンスであって、
前記フェンス本体は、前記支柱により支持される下胴縁と、取付材により前記支柱に取り付けられる上胴縁と、を有し、
前記支柱は、前記支柱における後側に位置する後面部に形成されて前記取付材を係止する係止孔を有し、
前記取付材は、前記係止孔に係止されて前記支柱に連結される連結部と、前記連結部から前記支柱及び前記上胴縁の上側を通って前記上胴縁の前側まで配置されて前記上胴縁を前記支柱に拘束する拘束部と、を有するフェンスである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、フェンス本体の上胴縁を支柱に簡単に取り付けて、フェンスの施工性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の設置箇所に設置されたフェンスを示す正面図である。
本実施形態のフェンス本体を示す正面図である。
本実施形態のフェンスを示す縦断面図である。
本実施形態のフェンスの上側部分を示す縦断面図である。
本実施形態のフェンスの上側部分を示す縦断面図である。
本実施形態のフェンスの取付材を示す斜視図である。
本実施形態の取付材により上胴縁を支柱に取り付ける途中段階を示す縦断面図である。
本実施形態の取付材により上胴縁を支柱に取り付ける途中段階を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のフェンスの一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のフェンスは、屋外に設置される独立した仕切り体であり、設置箇所に立てた状態で設置されて、屋外の空間を仕切る。設置箇所は、例えば、地面、壁の頂部である。
【0010】
図1は、本実施形態の設置箇所Gに設置されたフェンス1を示す正面図であり、フェンス1により仕切られた一方の空間からみたフェンス1の概略構成を示している。図1では、フェンス1における設置箇所Gに埋設された部分を鎖線で示している。
図示のように、フェンス1は、設置箇所Gで自立して、設置箇所Gに沿って延びる。また、フェンス1は、設置箇所Gで延在方向に延在して、設置箇所Gを挟む一方の空間と他方の空間の間に設置される。フェンス1の設置箇所Gでは、空間は、フェンス1により、フェンス1及び設置箇所Gを挟む一方の空間と他方の空間とに仕切られる。
(【0011】以降は省略されています)

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