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公開番号
2025083988
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197710
出願日
2023-11-21
発明の名称
水中油型日焼け止め化粧料
出願人
株式会社ナリス化粧品
代理人
主分類
A61K
8/81 20060101AFI20250526BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】特定成分を含むことにより塗布時のみずみずしい使用感と保湿効果、サラサラ感、二次付着レス効果を有する水中油型日焼け止め化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)~(E)
(A)アニオン性界面活性剤0.01~1.0質量%
(B)アクリレーツクロスポリマー-2-Na1.0~5.0質量%
(C)疎水性紫外線吸収剤5.0~20.0質量%
(D)電解質濃度の上昇により粘度低下が生じる水相増粘剤0.05~1.5質量%
(E)高級アルコール
を含む、水中油型日焼け止め化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)~(E)
(A)アニオン性界面活性剤 0.01~1.0質量%
(B)アクリレーツクロスポリマー-2-Na 1.0~5.0質量%
(C)疎水性紫外線吸収剤 5.0~20.0質量%
(D)電解質濃度の上昇により粘度低下が生じる水相増粘剤 0.05~1.5質量%
(E)高級アルコール
を含む、水中油型日焼け止め化粧料。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
さらに(F)抱水性ペースト油を含む、請求項1記載の水中油型日焼け止め化粧料。
【請求項3】
前記成分(F)が、(アジピン酸/2-エチルヘキサン酸/ステアリン酸)グリセリルオリゴエステル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/2-オクチルドデシル)、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)からなる群から選択される1種又は2種以上であることを特徴とする請求項2に記載の水中油型日焼け止め化粧料。
【請求項4】
前記成分(D)が、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー、(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーからなる群から選択される1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1~請求項3いずれか1項に記載の水中油型日焼け止め化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水中油型日焼け止め化粧料に関し、更に詳細には、特定成分を含むことにより紫外線防御能(SPF値)を有し、塗布時のみずみずしい使用感と保湿効果、サラサラ感、さらには二次付着レス効果を有する水中油型日焼け止め化粧料に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に紫外線の害から皮膚を守ることは、スキンケアにおける重要な課題のひとつである。そこで紫外線が皮膚に与える悪影響を最小限に抑えるために、様々な検討がなされている。例えば、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を配合した塗膜で皮膚を覆うことによって紫外線の害から皮膚を守る方法が報告されている(非特許文献1)。
【0003】
しかし、紫外線防御効果を達成するためには紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を多量に配合する必要がある。一方で、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を大量に配合すると、べたつきや伸びの重さなどの使用感の悪化がおこりやすい。
【0004】
さらに、水中油型乳化化粧料で高い紫外線防御効果を目指す場合、油中水型乳化化粧料に比べ、より多量の紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を配合する必要がある。しかしながらこれらを高配合すると皮膚刺激につながったり、使用感の悪化が起こったり、課題が生じる(特許文献1)。
【0005】
紫外線防御効果の需要に加え、消費者は日焼け止め化粧料にみずみずしい使用感を求めている。高い紫外線防御効果を付与するためには多量の紫外線防御剤を配合する必要があるが、多くの場合これらは油溶性であることからみずみずしい感触を損なうことがある。
【0006】
みずみずしい使用感を有する水中油型日焼け止め化粧料としては、例えば特許文献2、3に有機紫外線吸収剤を配合したみずみずしい使用感の日焼け止め化粧料が報告されている。その一方で消費者は、しばしばみずみずしい使用感に加えて、保湿感、サラサラ感といった、より心地よい使用感を求める。
【0007】
みずみずしい使用感とサラサラ感を付与するために特許文献4、5では、吸水性ポリマーを配合することで、独特の崩れ感を演出し、みずみずしい使用感とサラサラ感を両立している化粧料が報告されている。特許文献4によると油溶性紫外線吸収剤を配合してもべたつかないサッパリとした使用感が得られるとある。しかし保湿感に関しては言及されておらずサッパリとしたみずみずしいジェル状乳化化粧料としては十分であるが、保湿感のある化粧料としては満足いくものではなかった。特許文献5では吸水性ポリマーを配合することで粘度の高いみずみずしいジェルを作ることができると報告されているが、みずみずしさを維持したまま、保湿感を高めたべたつかない化粧料にする技術までは報告されていない。
【0008】
消費者の需要を満足させるために、塗布時にみずみずしさと、塗布後のサラサラ感と適度な保湿感を有する日焼け止め化粧料の開発が急務である。しかし、従来の技術ではこれらの需要を完全に満たす日焼け止め化粧料は報告されておらず、紫外線防御効果とみずみずしい感触、塗布後のサラサラ感を付与する事はできても、保湿感を高めるとそれらの感触が損なわれ、満足いく使用感を得ることができなかった。
【0009】
また、近年マスクを着用する機会が増加している背景や、日焼け止め効果の持続性の観点から、マスクや衣服などへの二次付着レス効果が求められている(特許文献6)。二次付着とは、塗布した日焼け止め化粧料が衣服や持ち物などに再付着することである。二次付着してしまうと、紫外線防御効果や化粧膜の仕上がりが劣化してしまう可能性があり、近年日焼け止め化粧料においても二次付着レス効果が求められている。二次付着レス効果を高める技術としては、揮発性シリコーン油や揮発性炭化水素油、揮発性のハイドロフルオロエーテル、水などの常温で蒸発する成分を多量に配合し、速乾性を付与する技術や、硬い転写性のないシリコーン系樹脂などの油性皮膜形成剤を組み合わせる技術が開示されている(特許文献7、特許文献8)。しかし、特許文献7、8は油中水型化粧料に関する技術であり、水中油型化粧料に開示されている技術を応用すると、硬い皮膜性が付与され、本願で課題にしているみずみずしい使用感が大きく損なわれてしまう。また品質の面でも油の少ない水中油型化粧料では多量に油性皮膜形成剤や揮発性油を配合する事は難しく、前記課題を解決するには至らなかった。
【0010】
以上の背景から、保湿感を有しながら塗布時のみずみずしい感触と塗布後サラサラ感を感じ、二次付着レス効果を有する日焼け止め化粧料の開発が求められる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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