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公開番号
2025083797
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197385
出願日
2023-11-21
発明の名称
密封可能フラスコ、及びフラスコ密封方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20250526BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】容易かつ廉価に密封することが可能な密封可能フラスコ、及びフラスコ密封方法を提供する。
【解決手段】密封可能フラスコは、培養液が充填されているとともに外部に連通する口部を有するフラスコ本体と、口部を覆うとともに外部に連通する開口が形成された蓋部材と、開口と前記口部との間に設けられたフィルタ部材と、少なくとも開口を外側からさらに覆うカバー部材と、を備える。カバー部材によって蓋部材の開口が覆われるため、フラスコ本体に充填された培養液が当該開口を通じて外部に漏洩してしまうことを防ぐことができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
培養液が充填されているとともに外部に連通する口部を有するフラスコ本体と、
前記口部を覆うとともに外部に連通する開口が形成された蓋部材と、
前記開口と前記口部との間に設けられたフィルタ部材と、
少なくとも前記開口を外側からさらに覆うカバー部材と、
を備える密封可能フラスコ。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記カバー部材は、前記開口を覆うように前記蓋部材に結合可能なシール材を有する請求項1に記載の密封可能フラスコ。
【請求項3】
前記カバー部材は、前記開口、及び前記フラスコ本体の全体を外側から覆っている請求項1に記載の密封可能フラスコ。
【請求項4】
前記蓋部材と前記カバー部材を結合する結合部材をさらに備え、
該結合部材は、前記カバー部材と前記蓋部材との間に間隔があいている開放状態と、前記カバー部材と前記蓋部材とが密着することで前記開口を閉止している閉止状態との間で遷移可能である請求項1に記載の密封可能フラスコ。
【請求項5】
前記閉止状態にある時に、前記カバー部材を前記蓋部材に対して結合させた状態で維持する係止部をさらに備える請求項4に記載の密封可能フラスコ。
【請求項6】
前記結合部材は、前記蓋部材の中心軸に対する周方向に間隔をあけて配列されている請求項4又は5に記載の密封可能フラスコ。
【請求項7】
請求項1に記載の密封可能フラスコを形成するフラスコ密封方法であって、
前記培養液が充填され、かつ前記蓋部材、及び前記フィルタ部材が取り付けられた前記フラスコ本体を準備するステップと、
前記蓋部材の前記開口を覆うように前記カバー部材を取り付けるステップと、
を含むフラスコ密封方法。
【請求項8】
前記密封可能フラスコは、前記蓋部材と前記カバー部材を結合する結合部材をさらに備え、
前記カバー部材を取り付けるステップでは、該カバー部材に対して前記蓋部材に近接する方向に押圧力を加えて前記結合部材を変形させる請求項7に記載のフラスコ密封方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、密封可能フラスコ、及びフラスコ密封方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
細胞を培養するための容器としてフラスコが広く用いられている。フラスコは、容器状のフラスコ本体と、フラスコ本体の口部に取り付けられた蓋部材と、を主に有する。フラスコ本体内に充填された培養液中で細胞が培養される。培養中の細胞に酸素を供給するために、蓋部材には小さな開口が形成されており、当該開口は異物の混入を防ぐためのフィルタに覆われている。
【0003】
ところで、細胞に対して各種の処理を施すためにフラスコを強く振盪する場合がある。この場合、上記の開口とフィルタを通じて培養液が外部に漏洩してしまう可能性がある。また、使用済みの培養液が充填されたフラスコを廃棄する際にも、培養液の漏洩を防ぐための措置が必要となる。この種の処理を施すための技術としては下記特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1には、フラスコではなく、ウェルプレートに対して開口を覆うようにシール材を溶着する半自動シール装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4533521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ウェルプレートと比べてフラスコは寸法体格が比較的に大きく、かつ大量のフラスコごとの処理が連続的に必要となるため、上記特許文献1に類する装置を製作することは経済的ではない。
【0006】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、容易かつ廉価に密封することが可能な密封可能フラスコ、及びフラスコ密封方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係る密封可能フラスコは、培養液が充填されているとともに外部に連通する口部を有するフラスコ本体と、前記口部を覆うとともに外部に連通する開口が形成された蓋部材と、前記開口と前記口部との間に設けられたフィルタ部材と、少なくとも前記開口を外側からさらに覆うカバー部材と、を備える。
【0008】
本開示に係るフラスコ密封方法は、上記の密封可能フラスコを形成するフラスコ密封方法であって、前記培養液が充填され、かつ前記蓋部材、及び前記フィルタ部材が取り付けられた前記フラスコ本体を準備するステップと、前記蓋部材の前記開口を覆うように前記カバー部材を取り付けるステップと、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、容易かつ廉価に密封することが可能な密封可能フラスコ、及びフラスコ密封方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係る細胞培養システムの構成を示す模式図である。
本開示の第一実施形態に係る密封可能フラスコの構成を示す断面図である。
本開示の第一実施形態に係るフラスコ密封装置の構成を示す模式図である。
本開示の第一実施形態に係るフラスコ密封方法の各ステップを示すフローチャートである。
本開示の第一実施形態に係る密封可能なフラスコの変形例を示す断面図である。
本開示の第二実施形態に係る密封可能フラスコの構成を示す要部拡大断面図である。
本開示の第二実施形態に係る密封可能フラスコを密封する際の様子を示す説明図である。
本開示の第二実施形態に係る密封可能フラスコの第一変形例を示す要部拡大図である。
本開示の第二実施形態に係る密封可能フラスコの第二変形例を示す要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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