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公開番号2025082420
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195722
出願日2023-11-17
発明の名称道具管理システム、道具管理方法、及びプログラム
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250522BHJP(計算;計数)
要約【課題】効率的に、かつ的確に道具を管理する。
【解決手段】本開示に係る道具管理システムは、第1道具が撮像された第1道具画像を取得する取得部と、第1道具画像に基づいて第1道具の種類を特定する種類特定部と、第1道具画像と、第2道具が撮像された第2道具画像とに基づいて、第1道具画像と第2道具画像との類似度合いを特定する画像照合部と、第1道具の種類、第2道具の種類、及び類似度合いに基づいて設定された、第1道具と第2道具とが同じ道具であるかを示す照合情報を取得する判定部と、を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
第１道具が撮像された第１道具画像を取得する取得部と、
前記第１道具画像に基づいて前記第１道具の種類を特定する種類特定部と、
前記第１道具画像と、第２道具が撮像された第２道具画像とに基づいて、前記第１道具画像と前記第２道具画像との類似度合いを特定する画像照合部と、
前記第１道具の種類、前記第２道具の種類、及び前記類似度合いに基づいて設定された、前記第１道具と前記第２道具とが同じ道具であるかを示す照合情報を取得する判定部と、
を含む、道具管理システム。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記判定部は、前記第１道具の種類、前記第２道具の種類、及び前記類似度合いに基づいて、前記照合情報を設定する、
請求項１に記載の道具管理システム。
【請求項３】
前記判定部は、前記第１道具の種類と前記第２道具の種類とが一致し、かつ、前記類似度合いが所定値以上である場合に、前記第１道具と前記第２道具とが同じ道具である旨の前記照合情報を設定する、
請求項２に記載の道具管理システム。
【請求項４】
前記種類特定部は、道具の画像と道具の種類との対応関係を機械学習の手法を用いて学習させたモデルを用いて、前記第１道具の種類を特定する、
請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の道具管理システム。
【請求項５】
前記画像照合部は、前記第１道具画像から前記第１道具画像の特徴量を算出し、前記第２道具画像から前記第２道具画像の特徴量を算出し、前記第１道具画像の特徴量と前記第２道具画像の特徴量とから、前記類似度合いを算出する、
請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の道具管理システム。
【請求項６】
前記第１道具画像を、前記第１道具画像の領域と前記第１道具画像の周囲領域とを含むように補正する補正部をさらに含み、
前記補正部は、前記周囲領域に対して、前記第１道具画像のうちの前記第１道具が写っていない領域の画素値を割り当て、
前記種類特定部及び前記画像照合部は、補正された前記第１道具画像を用いて処理を実行する、
請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の道具管理システム。
【請求項７】
前記第１道具は、所定の管理領域から持ち出される道具であり、前記第２道具は、前記管理領域に持ち込まれた道具であり、
前記照合情報に基づいて、前記管理領域に残っている道具を示す管理情報を設定する管理部を更に含む、
請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の道具管理システム。
【請求項８】
前記管理部は、前記第１道具と前記第２道具とが同じ道具であり、かつ、前記第１道具を持ち出す作業者と前記第２道具を持ち込んだ作業者とが一致する場合に、その道具が前記管理領域から持ち出されたと特定する、
請求項７に記載の道具管理システム。
【請求項９】
前記管理部は、前記第１道具を持ち出す作業者と前記第２道具を持ち込んだ作業者とが一致しない場合であっても、前記第１道具と前記第２道具とが同じ道具である場合には、その道具が前記管理領域から持ち出されたと特定する、
請求項７に記載の道具管理システム。
【請求項１０】
前記第１道具と前記第２道具とが同じ道具であり、かつ前記第１道具を持ち出す作業者と前記第２道具を持ち込んだ作業者とが一致しない場合に、持ち出される道具の作業者が異なる旨の情報を出力する出力制御部を更に含む、
請求項９に記載の道具管理システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、道具管理システム、道具管理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
工具などの道具を適切に管理することが求められている。例えば、原子力関連製品や、航空機関連製品、ガスタービンなどの点検作業において、作業エリアに持ち込んだ工具の置き忘れが重大な事故に繋がる可能性がある。そこで、各作業エリアに専任の作業者を配置して、作業エリアへの工具の持ち込み、及び持ち出し管理を実施することがある。
【０００３】
その場合、専任の作業者の配置コストが必要であり、紙を用いて工具の名称や個数、日時の記録を行うという作業は、作業者によって管理レベルにばらつきが生じることがあったことから、これらの課題を解決する必要があった。
【０００４】
例えば、下記の特許文献１には、担当者が作業区画に持ち込む器具を撮影してその画像データを得る撮影手段と、担当者が作業区画に持ち込む器具の重量を測定して重量データを得る重量測定手段と、担当者が作業区画に持ち込む器具の画像データと重量データとを記憶する記憶手段と、作業区画から持ち出される器具の重量を測定し、対応する持ち込まれた器具の重量データと照合するとともに、当該持ち込まれた器具の画像データを表示する機能を備えた管理手段と、を備える器具管理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００７－２２６４８８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
上記の特許文献１に記載の器具管理システムにおいては、画像データと重量データを用いて器具を管理しているが、効率的に、かつ的確に道具を管理するには改善の余地がある。
【０００７】
本開示は上記課題を鑑み、効率的に、かつ的確に道具を管理することができる道具管理システム、道具管理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る道具管理システムは、第１道具が撮像された第１道具画像を取得する取得部と、前記第１道具画像に基づいて前記第１道具の種類を特定する種類特定部と、前記第１道具画像と、第２道具が撮像された第２道具画像とに基づいて、前記第１道具画像と前記第２道具画像との類似度合いを特定する画像照合部と、前記第１道具の種類、前記第２道具の種類、及び前記類似度合いに基づいて設定された、前記第１道具と前記第２道具とが同じ道具であるかを示す照合情報を取得する判定部と、を含む。
【０００９】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る道具管理方法は、第１道具が撮像された第１道具画像を取得するステップと、前記第１道具画像に基づいて前記第１道具の種類を特定するステップと、前記第１道具画像と、第２道具が撮像された第２道具画像とに基づいて、前記第１道具画像と前記第２道具画像との類似度合いを特定するステップと、前記第１道具の種類、前記第２道具の種類、及び前記類似度合いに基づいて設定された、前記第１道具と前記第２道具とが同じ道具であるかを示す照合情報を取得するステップと、を含む。
【００１０】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係るプログラムは、第１道具が撮像された第１道具画像を取得するステップと、前記第１道具画像に基づいて前記第１道具の種類を特定するステップと、前記第１道具画像と、第２道具が撮像された第２道具画像とに基づいて、前記第１道具画像と前記第２道具画像との類似度合いを特定するステップと、前記第１道具の種類、前記第２道具の種類、及び前記類似度合いに基づいて設定された、前記第１道具と前記第２道具とが同じ道具であるかを示す照合情報を取得するステップと、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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