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公開番号2025076700
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188472
出願日2023-11-02
発明の名称付着物除去装置および付着物除去方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F23J 1/00 20060101AFI20250509BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】ボイラを停止せずに付着物を除去する。
【解決手段】バーナガンが着脱可能に挿入されるガイド筒40と、ガイド筒40からバーナガンが取り外された状態でガイド筒40に着脱可能に挿入され、軸線Xに沿って延びるように円筒状に形成される付着物除去筒110と、ガイド筒40の近傍に付着する付着物200を除去するための除去媒体Eを付着物除去筒110に供給する除去媒体供給部120と、を備え、付着物除去筒110は、除去媒体Eを噴射する噴射口111が形成されるとともに火炉側に配置される第1端部110aと、噴射口111に導かれる除去媒体Eを内部に流入させる流入口が形成される第2端部110bと、を有し、付着物除去筒110は、噴射口111がガイド筒40の火炉2側の端部よりも火炉2側に突出する位置まで進入するようにガイド筒40に挿入される付着物除去装置100を提供する。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項1】
火炉に向けて燃料を噴射するノズルが端部に形成されるとともに軸線に沿って延びるように形成されるバーナが着脱可能に挿入され、前記軸線に沿って延びるように円筒状に形成される第1筒部と、
前記第1筒部から前記バーナが取り外された状態で前記第1筒部に着脱可能に挿入され、前記軸線に沿って延びるように円筒状に形成される第2筒部と、
前記第1筒部の近傍に付着する付着物を除去するための除去媒体を前記第2筒部に供給する除去媒体供給部と、を備え、
前記第2筒部は、前記除去媒体を噴射する噴射口が形成されるとともに前記火炉側に配置される第1端部と、前記噴射口に導かれる前記除去媒体を内部に流入させる流入口が形成される第2端部と、を有し、
前記第2筒部は、前記噴射口が前記第1筒部の前記火炉側の端部よりも前記火炉側に突出する位置まで進入するように前記第1筒部に挿入される付着物除去装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1筒部の前記火炉側の端部よりも前記火炉側に突出する位置まで進入する前記噴射口から、前記第1筒部の前記火炉側の端部に配置されるとともに前記火炉へ供給される燃焼用空気に旋回力を付与する保炎器に付着する前記付着物に向けて前記除去媒体が噴射される請求項1に記載の付着物除去装置。
【請求項3】
前記除去媒体は、蒸気または圧縮気体である請求項1または請求項2に記載の付着物除去装置。
【請求項4】
前記第2筒部は、内部に前記除去媒体を流通させるとともに第1外径を有する本体部と、前記第1端部と前記第2端部との間の前記本体部の一部に取り付けられるとともに前記第1外径よりも大きい第2外径を有する円環状部材と、を有する請求項1または請求項2に記載の付着物除去装置。
【請求項5】
前記噴射口は、前記軸線に沿った第1幅が前記軸線回りの周方向に沿った第2幅よりも広いスリット状に形成されている請求項1または請求項2に記載の付着物除去装置。
【請求項6】
前記第2筒部には、前記軸線回りの複数箇所に複数の前記噴射口が形成されている請求項1または請求項2に記載の付着物除去装置。
【請求項7】
軸線に沿って延びるように円筒状に形成される第1筒部から、火炉に向けて燃料を噴射するノズルが端部に形成されるとともに前記軸線に沿って延びるように形成されるバーナを取り外す取り外し工程と、
前記第1筒部から前記バーナが取り外された状態で、前記軸線に沿って延びるように円筒状に形成される第2筒部を前記第1筒部に挿入する挿入工程と、
前記第1筒部の近傍に付着する付着物を除去するための除去媒体を前記第2筒部へ供給する除去媒体供給工程と、を備え、
前記第2筒部は、前記除去媒体を噴射する噴射口が形成されるとともに前記火炉側に配置される第1端部と、前記噴射口に導かれる前記除去媒体を内部に流入させる流入口が形成される第2端部と、を有し、
前記挿入工程において、前記第2筒部は、前記噴射口が前記第1筒部の前記火炉側の端部よりも前記火炉側に突出する位置まで進入するように前記第1筒部に挿入される付着物除去方法。
【請求項8】
前記除去媒体供給工程において、前記噴射口が前記第1筒部の前記火炉側の端部よりも前記火炉側に突出する位置まで進入した状態で、前記第2筒部を前記軸線回りに回転させる請求項7に記載の付着物除去方法。
【請求項9】
前記除去媒体供給工程は、前記噴射口からの前記除去媒体の噴射を開始してから所定時間が経過したことに応じて前記噴射口からの前記除去媒体の噴射を停止する請求項7または請求項8に記載の付着物除去方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、付着物除去装置および付着物除去方法に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ボイラの外部から供給される燃料油を、空気又は蒸気等の噴霧媒体により微粒化してボイラの火炉内に噴射する油焚きバーナガンが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の油焚きバーナガンは、燃料油を搬送する油搬送管と、空気又は蒸気を搬送するガス搬送管と、油焚きバーナガンの先端部に設けられ、油搬送管を通して搬送された燃料油とガス搬送管を通して搬送された空気又は蒸気とを火炉内に噴射するノズルと、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-96590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示される油焚きバーナガンは、火炉側の先端部に保炎器を有している。燃料の性状や同時に使用されるその他の化石燃料の性状により、保炎器の前面に付着物が付着・成長する場合がある。付着物に油焚きバーナガンから噴霧された燃料が干渉すると、油焚きバーナガンのガイド筒の内部や風箱の内部に高温の燃料が侵入する可能性がある。
【0005】
保炎器に付着した付着物を除去するには、ボイラを停止し、油焚きバーナガン一式を保炎器ごと引き抜くか、火炉の内部に足場を架設して火炉の内側から除去する必要があるが、ボイラの停止・付帯工事で多大な日数と費用が発生する。一方、ボイラを停止できない場合は、当該油焚きバーナガンの運用を休止するしかなく、ボイラ負荷制限等の運転に支障をきたす可能性がある。
【0006】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ボイラを停止せずに付着物を除去することが可能な付着物除去装置および付着物除去方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示の付着物除去装置および付着物除去方法は以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係る付着物除去装置は、火炉に向けて燃料を噴射するノズルが端部に形成されるとともに軸線に沿って延びるように形成されるバーナが着脱可能に挿入され、前記軸線に沿って延びるように円筒状に形成される第1筒部と、前記第1筒部から前記バーナが取り外された状態で前記第1筒部に着脱可能に挿入され、前記軸線に沿って延びるように円筒状に形成される第2筒部と、前記第1筒部の近傍に付着する付着物を除去するための除去媒体を前記第2筒部に供給する除去媒体供給部と、を備え、前記第2筒部は、前記除去媒体を噴射する噴射口が形成されるとともに前記火炉側に配置される第1端部と、前記噴射口に導かれる前記除去媒体を内部に流入させる流入口が形成される第2端部と、を有し、前記第2筒部は、前記噴射口が前記第1筒部の前記火炉側の端部よりも前記火炉側に突出する位置まで進入するように前記第1筒部に挿入される。
【0008】
本開示の一態様に係る付着物除去方法は、軸線に沿って延びるように円筒状に形成される第1筒部から、火炉に向けて燃料を噴射するノズルが端部に形成されるとともに軸線に沿って延びるように形成されるバーナを取り外す取り外し工程と、前記第1筒部から前記バーナが取り外された状態で、前記軸線に沿って延びるように円筒状に形成される第2筒部を前記第1筒部に挿入する挿入工程と、前記第1筒部の近傍に付着する付着物を除去するための除去媒体を前記第2筒部へ供給する除去媒体供給工程と、を備え、前記第2筒部は、前記除去媒体を噴射する噴射口が形成されるとともに前記火炉側に配置される第1端部と、前記噴射口に導かれる前記除去媒体を内部に流入させる流入口が形成される第2端部と、を有し、前記挿入工程において、前記第2筒部は、前記噴射口が前記第1筒部の前記火炉側の端部よりも前記火炉側に突出する位置まで進入するように前記第1筒部に挿入される。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、ボイラを停止せずに付着物を除去することが可能な付着物除去装置および付着物除去方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
バーナガンをボイラに取り付けた状態を示す縦断面図である。
図1に示すバーナガンを示す正面図である。
本開示の一実施形態にかかる付着物除去方法を示すフローチャートである。
図1に示すバーナガンを風箱から取り外した状態を示す縦断面図である。
バーナガンが取り外されたボイラのガイド筒に付着物除去筒を挿入中の状態を示す縦断面図である。
バーナガンが取り外されたボイラのガイド筒に付着物除去筒を挿入した状態を示す縦断面図である。
付着物除去筒の第1端部を示す部分拡大図である。
図7に示す付着物除去筒のA-A矢視断面図である。
付着物除去筒の第1端部の変形例を示す部分拡大図である。
図9に示す付着物除去筒のB-B矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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