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公開番号2025085418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199283
出願日2023-11-24
発明の名称手動ガス切断器
出願人日酸TANAKA株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類F23D 14/54 20060101AFI20250529BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】作業性を向上した手動ガス切断器を提供する。
【解決手段】手動ガス切断器は、酸素が流れる流路11aが形成された本体部と、前記流路11aを閉塞又は開放可能な切断酸素バルブ50と、を備え、前記切断酸素バルブ50は、前記流路11aと連通したシリンダ部51と、前記シリンダ部51に挿通されて進退可能であり、前記流路11aを閉塞可能なバルブ閉塞部54cを有するバルブ54と、前記バルブ54に連結され、前記バルブ54の進退方向Bと異なる方向に延びる回転軸O2を回転中心として前記バルブ54に対して回転可能な操作部57と、を備え、前記バルブ54は、前記操作部57が前記回転軸O2を回転中心として回転することで前記進退方向Bに進退して前記流路11aを閉塞又は開放可能である。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
酸素が流れる流路が形成された本体部と、
前記流路を閉塞又は開放可能な切断酸素バルブと、
を備え、
前記切断酸素バルブは、
前記流路と連通したシリンダ部と、
前記シリンダ部に挿通されて進退可能であり、前記流路を閉塞可能なバルブ閉塞部を有するバルブと、
前記バルブに連結され、前記バルブの進退方向と異なる方向に延びる回転軸を回転中心として前記バルブに対して回転可能な操作部と、
を備え、
前記バルブは、前記操作部が前記回転軸を回転中心として回転することで前記進退方向に進退して前記流路を閉塞又は開放可能である、
手動ガス切断器。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記操作部は、前記バルブ閉塞部が前記流路を閉塞する第一位置と、前記バルブ閉塞部が前記流路を開放する第二位置と、に回転可能であり、
前記操作部が前記第一位置に位置するときの前記回転軸から前記シリンダ部の上端までの距離は、前記操作部が前記第二位置に位置するときの前記回転軸から前記シリンダ部の前記上端までの距離よりも小さい、
請求項1に記載の手動ガス切断器。
【請求項3】
前記操作部は、
前記操作部が前記第一位置に位置するときに前記進退方向における前記シリンダ部側を向いた第一側部と、
前記操作部が前記第一位置に位置するときに前記酸素の流れ方向における上流側を向いた第二側部と、
を有し、
前記操作部が前記第一位置から前記第二位置に回転するとき、前記操作部は、前記第一側部の前記上流側の端部から前記第二側部が前記シリンダ部の前記上端と接触しながら回転する、
請求項2に記載の手動ガス切断器。
【請求項4】
前記切断酸素バルブは、前記バルブを前記進退方向に付勢する付勢部材を備え、
前記操作部は、前記第一位置から前記第二位置に回転する第一回転方向と反対の第二回転方向に回転可能であり、
前記第一位置に位置する前記操作部が前記第二回転方向に回転したとき、前記バルブ閉塞部は前記流路を開放し、
前記第二回転方向に回転した前記操作部は、前記付勢部材によって前記第一回転方向に回転する、
請求項2に記載の手動ガス切断器。
【請求項5】
前記操作部は、前記回転軸から離れる方向に突出したトリガーを備える、
請求項1に記載の手動ガス切断器。
【請求項6】
前記操作部は、前記進退方向に延びる回転軸を回転中心として回転可能である、
請求項1に記載の手動ガス切断器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、手動ガス切断器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、燃料ガスおよび酸素を供給することで鋼板等の切断対象物を切断するガス切断器がある。ガス切断器は、切断対象物の切断部位において、ガス切断器の先端の火口から炎を放出して加熱し、加熱した切断部位に酸素を放出して燃焼させ、燃焼した切断部位を酸素で吹き飛ばして切断対象物を切断する。ガス切断器には、作業者が手で把持して切断作業を行う手動ガス切断器がある(例えば、特許文献1)。
【0003】
手動ガス切断器には、切断対象物を切断するための酸素(切断酸素)の放出量を調整する切断酸素バルブが設けられている。作業者が手動ガス切断器を用いて鋼材等を切断する際、鋼板の端面以外の部位から切断を開始することがある。この場合、まず、鋼板上の任意の部位を予熱炎で加熱する。鋼板が赤熱した時点で切断酸素バルブを全開にし、鋼板上に穴をあける動作(ピアシング)を行った後、切断を開始する。
【0004】
従来、手動ガス切断器に設けられる切断酸素バルブには、ハンドル(ツマミ)式又はレバー式の切断酸素バルブがある。ハンドル式の切断酸素バルブは、ハンドル(ツマミ)を回転させることで切断酸素の流量を調整できる。ハンドルの操作を止めた場合、切断酸素の流量は維持される。レバー式の切断酸素バルブは、レバーを握ることで切断酸素の流量を全開にでき、レバーを放すと切断酸素を閉止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
登録実用新案第2544700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ハンドル式の切断酸素バルブを用いる場合、作業者は、一方の手で手動ガス切断器の本体を把持し、他方の手で切断酸素バルブのハンドルを回転させるため、火口から放出された切断酸素の気流がピアシングを行う部位(ピアシングポイント)から外れてしまう可能性がある。そのため、手動ガス切断器の位置を固定させることが困難であり、作業性が劣る虞がある。また、レバー式の切断酸素バルブを用いる場合、作業者は、切断を行う間はレバーを握り続けなければならず、手が疲れるために長時間の作業が困難であり、作業性が劣る虞がある。
【0007】
上記事情を踏まえ、本発明は、作業性を向上した手動ガス切断器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の手動ガス切断器は、酸素が流れる流路が形成された本体部と、前記流路を閉塞又は開放可能な切断酸素バルブと、を備え、前記切断酸素バルブは、前記流路と連通したシリンダ部と、前記シリンダ部に挿通されて進退可能であり、前記流路を閉塞可能なバルブ閉塞部を有するバルブと、前記バルブに連結され、前記バルブの進退方向と異なる方向に延びる回転軸を回転中心として前記バルブに対して回転可能な操作部と、を備え、前記バルブは、前記操作部が前記回転軸を回転中心として回転することで前記進退方向に進退して前記流路を閉塞又は開放可能である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の手動ガス切断器によれば、作業性を向上した手動ガス切断器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る手動ガス切断器の構成の一例を示す図である。
同手動ガス切断器の外形の一例を示す図である。
同手動ガス切断器の切断酸素バルブにおける操作部が第一位置に位置するときの切断酸素バルブを示す断面図である。
同操作部が第二位置に位置するときの切断酸素バルブを示す断面図である。
同操作部が第三位置に位置するときの切断酸素バルブを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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