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公開番号2025044486
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023152075
出願日2023-09-20
発明の名称燃焼装置
出願人株式会社ナリタテクノ
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類F23C 1/00 20060101AFI20250326BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】低品位燃料の燃焼性を高めることができ、炉壁への取り付けを比較的簡単にすることが可能な燃焼装置を提供する。
【解決手段】燃焼装置1は、主燃料MFを供給するための主燃料供給管2と、主燃料MFを噴出させるための主燃料噴出ノズル3と、一次燃焼用空気A1を供給するための空気供給管4と、主燃料MFと一次燃焼用空気A1との混合ガスMGを一次燃焼させるための一次燃焼管5と、補助バーナ部6と、を有している。補助バーナ部6は、補助燃料SFを供給するための補助燃料供給管61と、補助燃料SFを噴出させるための補助燃料噴出ノズル62とを備えている。燃焼装置1において、補助バーナ部6の補助燃料供給管61は、主燃料供給管2および主燃料噴出ノズル3の内部に設けられており、補助バーナ部6の補助燃料噴出ノズル62は、主燃料噴出ノズル3の前端部から主燃料噴出ノズル3の前方に突出して設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
主燃料を供給するための主燃料供給管と、
前記主燃料供給管に接続され、前記主燃料を噴出させるための管状の主燃料噴出ノズルと、
前記主燃料供給管および前記主燃料噴出ノズルの外周に設けられ、一次燃焼用空気を供給するための空気供給管と、
前記空気供給管に接続され、前記主燃料噴出ノズルから噴出される前記主燃料と前記空気供給管から供給される前記一次燃焼用空気とが混合されて生じた混合ガスを管内にて一次燃焼させるための一次燃焼管と、
補助燃料を供給するための補助燃料供給管と、前記補助燃料供給管に接続され、前記補助燃料を噴出させるための管状の補助燃料噴出ノズルとを備える補助バーナ部と、を有しており、
前記補助バーナ部の前記補助燃料供給管は、前記主燃料供給管および前記主燃料噴出ノズルの内部に設けられており、
前記補助バーナ部の前記補助燃料噴出ノズルは、前記主燃料噴出ノズルの前端部から前記主燃料噴出ノズルの前方に突出して設けられている、
燃焼装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記主燃料は、アンモニアを含み、
前記補助燃料は、炭化水素系燃料、水素、および、アンモニア分解ガスから選択される少なくとも1種である、
請求項1に記載の燃焼装置。
【請求項3】
前記補助バーナ部は、棒状のパイプバーナ、または、棒状の表面燃焼バーナより構成されている、
請求項1または請求項2に記載の燃焼装置。
【請求項4】
前記主燃料噴出ノズルは、多炎孔ノズル、メタルニットノズル、または、前記主燃料を旋回させる旋回機能を備えたノズルである、
請求項1または請求項2に記載の燃焼装置。
【請求項5】
前記空気供給管および前記一次燃焼管の外周に、前記一次燃焼管の前方に二次燃焼用空気を供給するための二次燃焼管を有しており、
前記一次燃焼管と前記二次燃焼管との間が前記二次燃焼用空気の流路とされる、
請求項1または請求項2に記載の燃焼装置。
【請求項6】
前記主燃料は、アンモニアを含み、
前記二次燃焼管は、前記二次燃焼用空気にアンモニアを混合可能に構成される、
請求項5に記載の燃焼装置。
【請求項7】
前記二次燃焼管の外周に、前記混合ガスの燃焼により生じた燃焼排ガスを後方に流すための外管を有しており、
前記二次燃焼管と前記外管との間が前記燃焼排ガスの流路とされる、
請求項5に記載の燃焼装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃焼装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、燃焼装置における燃料として、アンモニア、バイオマス由来のオフガスや副生ガスなどの発熱量や燃焼速度が小さく、炭化水素系燃料に比べて燃焼性の悪い燃料(以下、「低品位燃料」と称することがある。)が知られている。とりわけ、アンモニアは、二酸化炭素の排出を伴わない燃料として注目されている。
【0003】
先行する特許文献1には、アンモニアを燃焼用空気と混合させてバーナにより炉内で燃焼させる燃焼装置が開示されている。
【0004】
具体的には、特許文献1に開示される燃焼装置は、アンモニア供給管を通して供給されるアンモニアガスと空気供給管を通して供給される燃焼用空気とを燃焼バーナにより混合させて炉内で燃焼させるものである。当該燃焼装置では、炭化水素系燃料が補助燃料供給管を通して供給される噴射装置を上記燃焼バーナの近傍に設け、当該噴射装置により、炭化水素系燃料を上記燃焼バーナによる火炎に向けて炉内に噴射させて燃焼させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-39683号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の技術は、アンモニアのような低品位燃料の他に炭化水素系燃料を炉内に供給し、低品位燃料を炭化水素系燃料により炉内で十分に燃焼できるようにする。しかしながら、特許文献1の技術は、低品位燃料の燃焼性を高めることができるとしても、炭化水素系燃料を炉内に供給するにあたり、燃焼バーナの外側の炉壁に噴射装置を取り付ける必要がある。そのため、特許文献1の技術は、炉壁への燃焼装置の取り付けが複雑になるおそれがある。
【0007】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、低品位燃料の燃焼性を高めることができ、炉壁への取り付けを比較的簡単にすることが可能な燃焼装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、
主燃料を供給するための主燃料供給管と、
前記主燃料供給管に接続され、前記主燃料を噴出させるための管状の主燃料噴出ノズルと、
前記主燃料供給管および前記主燃料噴出ノズルの外周に設けられ、一次燃焼用空気を供給するための空気供給管と、
前記空気供給管に接続され、前記主燃料噴出ノズルから噴出される前記主燃料と前記空気供給管から供給される前記一次燃焼用空気とが混合されて生じた混合ガスを管内にて一次燃焼させるための一次燃焼管と、
補助燃料を供給するための補助燃料供給管と、前記補助燃料供給管に接続され、前記補助燃料を噴出させるための管状の補助燃料噴出ノズルとを備える補助バーナ部と、を有しており、
前記補助バーナ部の前記補助燃料供給管は、前記主燃料供給管および前記主燃料噴出ノズルの内部に設けられており、
前記補助バーナ部の前記補助燃料噴出ノズルは、前記主燃料噴出ノズルの前端部から前記主燃料噴出ノズルの前方に突出して設けられている、
燃焼装置にある。
【発明の効果】
【0009】
上記燃焼装置は、上記構成を有している。そのため、上記燃焼装置によれば、低品位燃料の燃焼性を高めることができ、炉壁への取り付けを比較的簡単にすることが可能な燃焼装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態の燃焼装置の要部について模式的な断面の一部を示した図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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