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公開番号
2025083794
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197382
出願日
2023-11-21
発明の名称
火格子およびストーカ式焼却炉の炉床
出願人
株式会社クボタ
代理人
個人
,
個人
主分類
F23H
1/02 20060101AFI20250526BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】火格子が配列された炉床に存在する被焼却物に燃焼用空気を効率的に供給でき、無駄な供給を抑制可能な火格子およびストーカ式焼却炉の炉床を提供する。
【解決手段】基端側が支持されるとともに、先端側の下面が被焼却物の搬送方向の下流側の火格子の背面に当接し、背面に前記搬送方向の上流側の火格子の先端側の下面が当接するように配置され、前記搬送方向の上流側または下流側の火格子との間の相対移動により前記背面で被焼却物を受け止めて搬送するストーカ式焼却炉の炉床を形成する火格子であって、前記相対移動の際に前記背面と前記背面に当接する上流側の火格子の先端側の下部との間で当接しないことで形成される間隙から燃焼用空気が供給されるように構成され、前記基端側から前記先端側への前記上流側の火格子の前記相対移動に伴って、前記間隙の面積が連続的および/または断続的に小さくなるように構成されている火格子。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
基端側が支持されるとともに、先端側の下面が被焼却物の搬送方向の下流側の火格子の背面に当接し、背面に前記搬送方向の上流側の火格子の先端側の下面が当接するように配置され、前記搬送方向の上流側または下流側の火格子との間の相対移動により前記背面で被焼却物を受け止めて搬送するストーカ式焼却炉の炉床を形成する火格子であって、
前記相対移動の際に前記背面と前記背面に当接する上流側の火格子の先端側の下部との間で当接しないことで形成される間隙から燃焼用空気が供給されるように構成され、
前記基端側から前記先端側への前記上流側の火格子の前記相対移動に伴って、前記間隙の面積が連続的および/または断続的に小さくなるように構成されている火格子。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記背面に前記相対移動の際に前記上流側の火格子の前記下面との間で当接状態を維持する基準面が形成されるとともに、前記基準面に前記間隙を形成する単一または複数の凹部が前記搬送方向に沿う方向に連続して形成され、
前記凹部は前記相対移動に伴って前記間隙の形成位置が前記搬送方向に交差する幅方向において変位する変位領域を含む請求項1記載の火格子。
【請求項3】
前記凹部の幅および/または深さが前記基端側から前記先端側にかけて連続的および/または断続的に変化する請求項2記載の火格子。
【請求項4】
前記背面に、基準面より上方に突出する凸面が形成された第1領域と、前記基準面より下方に窪む凹面が形成された第2領域が、前記搬送方向に沿って切替わるように形成され、
前記相対移動の際に、前記第1領域において前記凸面が前記上流側の火格子の前記下面との間で当接状態を維持することで、前記基準面と前記上流側の火格子の前記下面との間で前記間隙が形成され、前記第2領域において前記基準面が前記上流側の火格子の前記下面との間で当接状態を維持することで、前記凹面と前記上流側の火格子の前記下面との間で前記間隙が形成される請求項1記載の火格子。
【請求項5】
前記第1領域において前記凸面の幅および/または高さが前記基端側から前記先端側にかけて変化し、前記第2領域において前記凹面の幅および/または深さが前記基端側から前記先端側にかけて連続的および/または断続的に変化する請求項4記載の火格子。
【請求項6】
請求項1から5の何れかに記載の火格子が、前記搬送方向および前記搬送方向に交差する方向に配列形成されるストーカ式焼却炉の炉床。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、火格子およびストーカ式焼却炉の炉床に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、上壁1と左右両側壁2とで取り囲まれる空間に燃焼用ガスを送るガス流路を形成すると共に上壁1と左右両側壁2とに連設された前端壁3を備え、前端壁3にガス流路からの燃焼用ガスを外部に吹出す開口部31が形成された火格子片本体Rを設け、火格子片本体Rの先端下部と隣接する火格子片本体Rの上壁1とが、仰角を変動しつつ相対的に往復摺動する火格子片の構造であって、火格子片本体の先端下部32に、隣接する火格子片本体の上壁面と面接触しながら摺動する揺動片43を設けてある火格子片の構造が開示されている(図10(a)参照)。
【0003】
風箱を介して火格子片の下方から供給された燃焼用空気が前端壁3に形成された丸孔である2か所の開口部31から吹き出されて炉床上の被焼却物に燃焼用空気が供給される。
【0004】
特許文献2には、固定火格子と可動火格子とが前後方向に交互に配設された階段摺動式ストーカに於いて、各火格子3を、火床フレーム9に取付けられた火格子体4と、火格子体4の後側から前側下部に亘って形成される空気通路5と、火格子体4の前側に着脱可能に設けられて前段の火格子体の上面に摺動可能に当合される摺動体6と、空気通路5の前側に設けられて火格子体4の側部に設けた溝に依り隣接する火格子体との間に形成されたノズル孔7と、火格子体4の前側下端と摺動体の前側上端との間に形成されてノズル孔7に連通する空気吹出口8と、から構成した事を特徴とする階段摺動式ストーカが開示されている(図10(b)参照。)尚、図10(a),(b)に示した符号は特許文献1,2に用いられた符号をそのまま用いており、以下の実施形態の欄で用いられる符号とは関係が無い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-97807号公報
特許第3732670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示された火格子では、前端壁に形成した2つの丸孔で構成される固定の開口部、つまり火床の幅方向に沿って常時同じ位置から燃焼用空気が吹き出されるため、火床上に堆積した被焼却物に堆積する厚みに応じて燃焼用空気を均等に供給するのが困難であるという問題があった。
【0007】
そのため、被焼却物が薄く堆積した個所で局所的に燃焼し、それによる輻射熱を受けて火格子温度が上昇し、他の火格子に比べて早期に焼損するという問題もあった。
【0008】
特許文献2に開示された火格子は、特許文献1に開示された火格子よりも幅広のスリットから燃焼用空気が供給されるように構成されているが、被焼却物の厚みと燃焼用空気の供給量の問題や、局所的に異常燃焼するという問題が解消されることはなかった。
【0009】
ところで、焼却炉に投入された被焼却物であるごみは、火格子で構成される炉床の上流側から下流側に搬送される過程で、乾燥処理、ガス化燃焼処理、固体燃焼処理という一連の焼却処理が進められる。そして、焼却処理が進むに連れて次第に減容化し、ガス化燃焼処理が進む燃焼帯の下流域においては、火格子の先端がごみ層より露出する事態がしばしば発生する。
【0010】
図8(a)から(g)には、固定火格子と可動火格子の相対移動に伴って搬送されるごみの挙動と、ごみの燃焼状態の変化が示されている。図8(a)のようにごみの層厚が薄いとき、可動火格子が前進すると、可動火格子の先端により固定火格子の背面に堆積されているごみが前方に押圧搬送される。この過程で可動火格子の先端側のノズルから供給される空気により固定火格子の背面に堆積されているごみが燃焼する(図8(b)参照。)。しかし、固定火格子の先端側のごみは下流側の可動火格子とともに前進するため、空気の吹き抜けが生じ(図8(b)参照。)、その後に上流側の可動火格子により新たなごみが供給される(図8(c)参照。)。
(【0011】以降は省略されています)
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