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公開番号2025079944
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192837
出願日2023-11-13
発明の名称炉設備
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C10B 39/00 20060101AFI20250516BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】少なくとも炭化から消火までを1つの炉設備で連続的に行うことができ、かつコンパクト化しやすい構造の炉設備を提供する。
【解決手段】炉設備100は、被炭化物W1の炭化を行うことで炭化物W2を製造する炭化炉111と、炭化炉111から排出された炭化物W2の消火を行う消火室112と、を備え、消火室112は、炭化炉111と隣接している。また、炉設備100は、外部から供給された被炭化物W1の乾燥を行う乾燥室113を備えていてもよく、炭化炉111は、乾燥室113から被炭化物W1が投入されるものであり、乾燥室113は、消火室112の上方で消火室112と隣接し、乾燥室113及び消火室112は、上下方向と直交する方向で炭化炉111と隣接している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被炭化物の炭化を行うことで炭化物を製造する炭化炉と、
前記炭化炉から排出された炭化物の消火を行う消火室と、
を備え、
前記消火室は、前記炭化炉と隣接している
炉設備。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
外部から供給された被炭化物の乾燥を行う乾燥室
を備え、
前記炭化炉は、前記乾燥室から被炭化物が投入されるものであり、
前記乾燥室は、前記消火室の上方で前記消火室と隣接し、
前記乾燥室及び前記消火室は、上下方向と直交する方向で前記炭化炉と隣接している
請求項1に記載の炉設備。
【請求項3】
前記炭化炉は、
供給された被炭化物の燃焼が行われる自燃エリア、及び
前記自燃エリアの下方に位置し、燃焼後の炭化が行われる炭化エリア
を内部に含んでいる
請求項1又は2に記載の炉設備。
【請求項4】
前記炭化炉と前記消火室との間を連通する第1開口
を備え、
前記第1開口の位置は、前記炭化炉の前記炭化エリアの位置に対応している
請求項3に記載の炉設備。
【請求項5】
前記乾燥室に設けられた排気部と、
前記炭化炉と前記乾燥室との間を連通し、前記炭化炉から前記乾燥室にガスを導くガス導入口と、
を備えている
請求項2に記載の炉設備。
【請求項6】
前記炭化炉と前記消火室との間を連通する第1開口と、
前記消火室と外部との間を連通する第2開口と、
前記第1開口を閉塞又は開放する第1開閉機構と、
前記第2開口を閉塞又は開放する第2開閉機構と、
を備えている
請求項1又は2に記載の炉設備。
【請求項7】
前記消火室にイナートガスを供給するイナートガス供給装置
を備えている
請求項6に記載の炉設備。
【請求項8】
前記消火室に水を散布する散水装置
を備えている
請求項6に記載の炉設備。
【請求項9】
前記炭化炉に設けられ、前記炭化物を前記消火室に向かって搬送する第1搬送装置と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記第1搬送装置による炭化物の搬送速度、及び前記第1開口の開口面積から炭化物の排出量を算出する
請求項4に記載の炉設備。
【請求項10】
前記消火室の温度を計測する消火室温度計測部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記消火室の温度が所定温度以下の場合に、前記第2開閉機構によって前記第2開口を開放する
請求項6に記載の炉設備。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、炭化炉及び反応炉等の炉設備に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
炭化炉や反応炉等を備えた炉設備には、連続的又は間欠的に(連続の途中で一旦中断する様に)バイオマス原料を投入し、かつ炉設備から連続的又は間欠的に製品としてのバイオ炭やバイオ燃料を排出する、いわゆる連続式の炉設備がある(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-278822号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
連続式の炉設備は、バッチ式の炉設備と異なり、製品を製造するまでの工程においてバイオマス原料や製品を移動させる距離を確保する必要がある。そのため、原料の量や製品の量が多くなると炉設備を大きくする必要があるが、例えば、炉設備を車両等に搭載して移動式の炉設備とする場合や据付式の炉設備を車両等に積載して移動させる場合等、炉設備を設置する場所に空間的な制約がある場合には、炉設備の大きさが制限され、製品の製造量に制約が課せられることになる。
一方で、短時間で大量の原料を処理して大量の製品を製造するためには、バッチ式よりも連続式の炉設備の方が適している。
【0005】
また、例えば完成した製品を運搬したり、炉設備を車両等に搭載しあるいは積載したりする場合において、燻ったままの炭化物を車両に積載しておくことには危険が伴う可能性があり、また、燻ったままの炭化物を放置しておけば再燃して灰になる可能性がある。
【0006】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、少なくとも炭化から消火までを1つの炉設備で連続的に行うことができ、かつコンパクト化しやすい構造の炉設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示の炉設備は、以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係る炉設備は、被炭化物の炭化を行うことで炭化物を製造する炭化炉と、前記炭化炉から排出された炭化物の消火を行う消火室と、を備え、前記消火室は、前記炭化炉と隣接している。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、少なくとも炭化から消火までを1つの炉設備で連続的に行うことができ、かつコンパクト化しやすい構造の炉設備を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態に係る炉設備の側面図である。
本開示の一実施形態に係る炉設備の側面図である(分離板あり)。
本開示の一実施形態に係る炉設備の側面図である(バッフル板あり)。
本開示の一実施形態に係る炉設備が車両に搭載された様子を示した側面図である。
本開示の一実施形態に係る複数の炉設備が車両に搭載された様子を示した側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の一実施形態に係る炉設備について、図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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