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公開番号2025089259
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2024185685
出願日2024-10-22
発明の名称パーム酸油の骨格異性化による改質方法
出願人国立大学法人東京農工大学,富士通商株式会社
代理人個人
主分類C10L 1/02 20060101AFI20250605BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】固体酸触媒の存在下でパーム酸油の骨格異性化による改質方法における固体酸触媒の開発を課題とする。
【解決手段】固体酸触媒の存在下でパーム酸油の骨格異性化による改質方法において、固体酸触媒としてZrO2/Al2O3/SO4 2-,Al-SBA-15、SAPO-11,H-Betaの1種又は2種以上を使用して、パーム酸油の骨格異性化による改質方法。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
固体酸触媒の存在下でパーム酸油の骨格異性化による改質方法において、固体酸触媒としてZrO
2
/Al
2
O
3
/SO
4
2-
,Al-SBA-15、SAPO-11,H-Betaの1種又は2種以上を使用するパーム酸油の改質方法。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
固体酸触媒の存在下でパーム酸油の骨格異性化による改質方法において、パーム酸油の改質度と異性化度とを座標軸とする改質度―異性化度の検量線を作成し、該検量線より最適な改質度に対応する異性化度を定め、該異性化度を基準として固体酸触媒としてSAPO-11、H-Beta、ZrO
2
/Al
2
O
3
/SO
4
2-
,Al-SBA-15の1種又は2種以上を使用するパーム酸油の改質方法。
【請求項3】
低級アルコールがメタノール、エタノールである請求項1又は請求項2記載のパーム酸油の骨格異性化による改質方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パーム酸油(PAO)の骨格異性化による改質方法に関すものである。
続きを表示(約 990 文字)【背景技術】
【0002】
パーム酸油(PAO)は、下記に示されるように不飽和脂肪酸、そのエステルの組成物である。
【0003】
TIFF
2025089259000002.tif
73
140
【0004】
PAOはバイオディーゼル燃料(BDF:登録商標)の原料油として広く使用されている。
【0005】
本願発明者は先に、固体酸触媒を使用して、油脂中のトリグリセリドと低級アルコールとのエステル交換が殆ど起こらず、少量の低級アルコールによるFFAのエステル化が優先的に行われるバイオ燃料の製造方法を提案した(特許第6770554号公報、特許第7045775号公報)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6770554号公報
特許第7045775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、この方法で得られたバイオ燃料は低温流動性が低く、扱い難いという問題点がある。
【0008】
図1はPAOの骨格異性化によるPAOの改質反応を図解したものである。図1について説明すると、PAOに低級アルコールに反応させる際にTGについてはエステル交換反応(Transesterification)抑制し、骨格異性化反応させ、異性化TGを生成し、一方FFAについてはエステル化により、脂肪酸メチル(FAME)に変換し、更に骨格異性化反応により、異性化FAMEを生成するものである。
【0009】
そこで、本願発明者では固体酸触媒の存在下でパーム酸油の骨格異性化による改質方法における固体酸触媒の開発を目的として研究した。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明は固体酸触媒の存在下でパーム酸油の骨格異性化による改質方法において、固体酸触媒としてZrO
2
/Al
2
O
3
/SO
4
2-
,Al-SBA-15、SAPO-11,H-Betaの1種又は2種以上を使用した改質方法を提案するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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