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公開番号
2025110787
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004829
出願日
2024-01-16
発明の名称
着火改善剤
出願人
個人
,
個人
代理人
デロイトトーマツ弁理士法人
主分類
C10L
1/32 20060101AFI20250722BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】エマルジョン燃料、固体燃料、気体燃料の着火性が改善する着火改善剤を提供する。
【解決手段】液体体燃料または固体燃料と混合されて内燃機関の燃焼室に供給される着火改善剤であって、乾燥直径が0.1~100μmの土壌菌、または、該土壌菌の死骸を含む水を含むことを特徴とする着火改善剤を提供することによる。更に、気体燃料と混合されて内燃機関の燃焼室に供給される着火改善剤であって、乾燥直径が0.1~100μmの土壌菌、または、該土壌菌の死骸を含む水が噴霧され前記気体燃料と混合されることを特徴とする着火改善剤による。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体燃料、または、固体燃料と混合される着火改善剤であって、
乾燥直径が0.1~100μmの土壌菌の生菌及び死骸のうち少なくとも一方を含む水を含むことを特徴とする着火改善剤。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
気体燃料と混合される着火改善剤であって、
乾燥直径が0.1~100μmの土壌菌の生菌及び死骸のうち少なくとも一方が、噴霧可能な程度に含まれている水を含むことを特徴とする着火改善剤。
【請求項3】
内燃機関の燃焼室用の請求項1または2に記載の着火改善剤。
【請求項4】
土壌菌と添加物と水とが混合された土壌菌水を培養する、培養工程と
前記培養工程を経た前記土壌菌水をろ過するろ過工程と
前記ろ過工程を経た前記土壌菌水に含まれている前記土壌菌を殺菌する殺菌工程と、
を有することを特徴とする液体燃料、または、固体燃料、または、気体燃料と混合される着火改善剤の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エマルジョン燃料、固体燃料、気体燃料の燃焼の安定化及び着火性の技術分野に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、内燃機関の燃料に界面活性剤と水を加えて燃焼させることで、燃焼温度は低下するが混合した水の水蒸気圧で膨張圧力を維持する。排ガス温度を低下させ、その分を運動エネルギーに変換することで燃料を節約して燃費削減及び炭素排出削減がすることについて知られている。また、可燃性の粉塵は着火性を有することが知られている(以下「粉塵燃焼」とする)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭50-108070
特開2017-221892
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、工場排ガス中の可燃性の粉塵を燃焼させる発明が開示されている。また、特許文献2では、石炭発電で発生した二酸化炭素を、油を産生する藻の培養に用いて藻から油を抽出し、藻の搾りカスと水分を石炭に加えてボイラーで燃焼させることで燃焼温度を適度に下げることが可能となる発明が開示されている。なお、石炭発電で使用される微粉炭に加工された石炭は粒径が10μm~500μmであり、発電時に不完全燃焼による煤煙(すなわち、可燃性の粉塵)が発生することが知られている。海洋微生物、水棲微生物はサイズにバラツキが大きく選別培養が容易ではない。
【0005】
一方、水と液体燃料とが混合されたエマルジョン燃料は、水を含むことによる燃焼温度の低下により、着火性及び燃焼の継続性が課題とされている。また、気体燃料を用いる内燃機関は水の量により燃焼状態が変化しやすい。また、固体燃料においては、固体燃料の平均粒形によっては十分な着火性が得られない場合がある。エマルジョン燃料、固体燃料または気体燃料において着火性及び燃焼の継続性を改善することを本発明の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態の着火改善剤は、液体燃料、または、固体燃料と混合される着火改善剤であって、乾燥直径が0.1~100μmの土壌菌、または、前記土壌菌の死骸を含む水を含むことを特徴とするものである。
【0007】
上記着火改善剤は、水と乾燥直径が0.1~100μmの土壌菌、または、土壌菌の死骸を含んでいるので、乾燥直径が0.1~100μmの土壌菌、または、土壌菌の死骸が可燃性の粉塵として機能するため、エマルジョン燃料または固体燃料の着火を促進する。また、前記土壌菌はリン脂質二重膜構造を有する細胞膜を有しており、水のような極性物質及び液体燃料のような無極性物質のいずれにおいても界面活性があるため分散されうる。また、土壌菌は炭水化物と脂質と蛋白及び微量のミネラルで構成され、可燃性成分である有機物が構成の大半を占める。高温かつ乾燥状態内燃焼室内において上記着火改善剤に含まれる有機物は表面から可燃性ガスが発生する。また、細胞膜の界面活性によって、エマルジョン燃料において土壌菌が沈殿することなく、有機物から発生した可燃性ガスにより着火性及び燃焼の継続性に優れた着火改善剤が提供される。
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態の着火改善剤は、気体燃料と混合される着火改善剤であって、乾燥直径が0.1~100μmの土壌菌、または、前記土壌菌の死骸を含む水が噴霧され前記気体燃料と混合されることを特徴とするものである。
【0009】
上記乾燥直径が0.1~100μmの土壌菌、または、前記土壌菌の死骸を含む水が噴霧されることで、気体燃料と混合することができる。更に、例えば、前記内燃機関の燃焼状態に合わせて、土壌菌水の噴霧量を調整することができる。これにより、水添加時に内燃機関の燃焼状態が安定するので、効果的な燃焼状態を提供できるものである。
【0010】
上記課題を解決するため、本発明の着火改善剤は内燃機関の燃焼室に供給される内燃機関用であることを特徴とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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