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公開番号
2025130927
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028327
出願日
2024-02-28
発明の名称
潤滑油用添加剤組成物及び潤滑油組成物
出願人
出光興産株式会社
代理人
弁理士法人大谷特許事務所
主分類
C10M
149/04 20060101AFI20250902BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】耐荷重添加剤として好適であり、耐摩耗性及び極圧性に優れる潤滑油用添加剤組成物、並びに当該潤滑油用添加剤組成物を含有する潤滑油組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】下記構成単位(a)、(b)、及び(c)を含む共重合体(X)と、リン含有化合物(Y)とを配合してなる、潤滑油用添加剤組成物とした。
・構成単位(a):(メタ)アクリロイル基と炭素数8~20のアルキル基とを有するモノマー(A)由来の構成単位
・構成単位(b):(メタ)アクリロイル基と水酸基とを有するモノマー(B)由来の構成単位
・構成単位(c):(メタ)アクリロイル基とアミン基とを有するモノマー(C)由来の構成単位
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記構成単位(a)、(b)、及び(c)を含む共重合体(X)と、
リン含有化合物(Y)とを配合してなる、潤滑油用添加剤組成物。
・構成単位(a):(メタ)アクリロイル基と炭素数8~20のアルキル基とを有するモノマー(A)由来の構成単位
・構成単位(b):(メタ)アクリロイル基と水酸基とを有するモノマー(B)由来の構成単位
・構成単位(c):(メタ)アクリロイル基とアミン基とを有するモノマー(C)由来の構成単位
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記構成単位(a)が、下記一般式(a-1)で表されるモノマー(A1)に由来する構成単位(a1)を含む、請求項1に記載の潤滑油用添加剤組成物。
JPEG
2025130927000011.jpg
16
79
[上記一般式(a-1)中、R
a1
は、水素原子又はメチル基を示す。R
a2
は、炭素数8~20のアルキル基を示す。]
【請求項3】
前記構成単位(b)が、下記一般式(b-1)で表されるモノマー(B1)に由来する構成単位(b1)を含む、請求項1又は2に記載の潤滑油用添加剤組成物。
JPEG
2025130927000012.jpg
16
103
[上記一般式(b-1)中、R
b1
は、水素原子又はメチル基である。R
b2
は、炭素数2~4のアルキレン基を示す。mは、1~10の整数を示す。mが2以上の整数の場合の複数のR
b2
は、同一であっても異なっていてもよい。]
【請求項4】
前記構成単位(c)が、下記一般式(c-1)で表されるモノマー(C1)に由来する構成単位(c1)を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の潤滑油用添加剤組成物。
JPEG
2025130927000013.jpg
23
104
[上記一般式(c-1)中、R
c1
は、水素原子又はメチル基である。R
c2
は、炭素数2~4のアルキレン基を示す。nは、1~10の整数を示す。nが2以上の整数の場合の複数のR
c2
は、同一であっても異なっていてもよい。R
c3
及びR
c4
は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1~4のアルキル基を示す。]
【請求項5】
前記リン含有化合物(Y)が、カルボキシル基、水酸基、及びチオール基の少なくともいずれかを有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の潤滑油用添加剤組成物。
【請求項6】
前記リン含有化合物(Y)が、リン酸エステル、チオリン酸エステル、及び末端にカルボキシル基を有するチオリン酸エステルからなる群から選択される一種以上を含有する、請求項5に記載の潤滑油用添加剤組成物。
【請求項7】
前記共重合体(X)の質量平均分子量が、1,000~100,000である、請求項1~6のいずれか1項に記載の潤滑油用添加剤組成物。
【請求項8】
前記構成単位(c)の含有量が、前記共重合体(X)の全構成単位基準で、0.1質量%以上である、請求項1~7のいずれか1項に記載の潤滑油用添加剤組成物。
【請求項9】
前記潤滑油用添加剤組成物中のリン原子含有量が、前記潤滑油用添加剤組成物の全量基準で、0.01~3.00質量%である、請求項1~8のいずれか1項に記載の潤滑油用添加剤組成物。
【請求項10】
耐荷重添加剤として用いられる、請求項1~9のいずれか1項に記載の潤滑油用添加剤組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、潤滑油用添加剤組成物及び当該潤滑油用添加剤組成物を含有する潤滑油組成物に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
潤滑油には、潤滑油として必要な性質及び性能を付与したり、補足増強したりする目的で、各種潤滑油用添加剤が配合される。
代表的な潤滑油用添加剤の一つとして、潤滑油に耐摩耗性及び極圧性を付与する耐荷重添加剤が挙げられる。耐荷重添加剤としては、例えば、アミンホスフェート類等の、低分子量のリン系化合物が汎用されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2019-524930号公報
特開2013-124266号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、このような低分子量のリン系化合物は、耐摩耗性が不十分であることが多い。
そこで、近年では、低分子量のリン系化合物に代わる耐荷重添加剤として、ポリマー系化合物に関する検討が各種進められつつある(例えば、特許文献2を参照)。
しかしながら、耐荷重添加剤としての検討が進められているポリマー系化合物は、低分子量のリン系化合物と比較して、極圧性が不十分であることが多い。
【0005】
そこで、本発明は、耐荷重添加剤として好適であり、耐摩耗性及び極圧性に優れる潤滑油用添加剤組成物、並びに当該潤滑油用添加剤組成物を含有する潤滑油組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた。
その結果、複数の特定のモノマー由来の構成単位を含む共重合体と、リン系化合物を配合してなる潤滑油用添加剤組成物が、上記課題を解決し得ることを知見するに至った。
本発明者は、上記知見に基づき、更に種々検討を重ね、本発明を完成するに至った。
【0007】
本発明によれば、下記[1]~[4]が提供される。
[1] 下記構成単位(a)、(b)、及び(c)を含む共重合体(X)と、
リン含有化合物(Y)とを配合してなる、潤滑油用添加剤組成物。
・構成単位(a):(メタ)アクリロイル基と炭素数8~20のアルキル基とを有するモノマー(A)由来の構成単位
・構成単位(b):(メタ)アクリロイル基と水酸基とを有するモノマー(B)由来の構成単位
・構成単位(c):(メタ)アクリロイル基とアミン基とを有するモノマー(C)由来の構成単位
[2] [1]に記載の潤滑油用添加剤組成物と、潤滑油基油とを含有する、潤滑油組成物。
[3] 下記構成単位(a)、(b)、及び(c)を含む共重合体(X)と、
リン含有化合物(Y)とを混合する工程を含む、潤滑油用添加剤組成物の製造方法。
・構成単位(a):(メタ)アクリロイル基と炭素数8~20のアルキル基とを有するモノマー(A)由来の構成単位
・構成単位(b):(メタ)アクリロイル基と水酸基とを有するモノマー(B)由来の構成単位
・構成単位(c):(メタ)アクリロイル基とアミン基とを有するモノマー(C)由来の構成単位
[4] 下記構成単位(a)、(b)、及び(c)を含む共重合体(X)と、
リン含有化合物(Y)と、潤滑油基油とを混合する工程を含む、潤滑油組成物の製造方法。
・構成単位(a):(メタ)アクリロイル基と炭素数8~20のアルキル基とを有するモノマー(A)由来の構成単位
・構成単位(b):(メタ)アクリロイル基と水酸基とを有するモノマー(B)由来の構成単位
・構成単位(c):(メタ)アクリロイル基とアミン基とを有するモノマー(C)由来の構成単位
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、耐荷重添加剤として好適であり、耐摩耗性及び極圧性に優れる潤滑油用添加剤組成物、並びに当該潤滑油用添加剤組成物を含有する潤滑油組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書に記載された数値範囲の上限値及び下限値は任意に組み合わせることができる。例えば、数値範囲として「A~B」及び「C~D」が記載されている場合、「A~D」及び「C~B」の数値範囲も、本発明の範囲に含まれる。
また、本明細書に記載された数値範囲「下限値~上限値」は、特に断りのない限り、下限値以上、上限値以下であることを意味する。
また、本明細書において、実施例の数値は、上限値又は下限値として用いられ得る数値である。
なお、本明細書において、「(メタ)アクリレート」とは、アクリレート又はメタクリレートを意味し、他の類似の用語についても同様の意味である。
【0010】
なお、以降の説明では、「共重合体(X)」及び「リン含有化合物(Y)」を、それぞれ「成分(X)」及び「成分(Y)」ともいう。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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