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公開番号2025130492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027684
出願日2024-02-27
発明の名称グリース組成物及びグリース組成物を充填した転動装置
出願人日本精工株式会社
代理人個人
主分類C10M 169/06 20060101AFI20250901BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】大豆油・ナタネ油・米ヌカ油・ヒマシ油・パーム油等の植物油を基油とし、ヒマシ油や松ヤニ油などの植物油を原料とし、特殊な製造方法で製造された植物由来のバイオマスカーボンを増ちょう剤としたグリース組成物及びこのグリース組成物を内部空間に充填した転動装置を提供する。
【解決手段】少なくとも基油と増ちょう剤からなるグリース組成物において、基油を植物油、増ちょう剤をバイオマスカーボンブラックで構成した。また、このグリース組成物において、天然由来のビタミンEを酸化防止剤として配合されていることを特徴とする転動装置とする。さらに、このグリース組成物が転動装置の内部空間に充填されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも基油と増ちょう剤からなるグリース組成物において、前記基油を植物油、前記増ちょう剤をバイオマスカーボンブラックで構成したことを特徴とするグリース組成物。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
請求項1に記載のグリース組成物において、天然由来のビタミンEを酸化防止剤として配合されていることを特徴とする転動装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のグリース組成物が、内部空間に充填されたことを特徴とする転動装置。
【請求項4】
転がり軸受であることを特徴とする請求項3に記載の転動装置。
【請求項5】
リニアガイド装置であることを特徴とする請求項3に記載の転動装置。
【請求項6】
ボールねじであることを特徴とする請求項3に記載の転動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、転動装置の内部空間に充填されたグリース組成物の改良に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、転動装置の内部空間に充填されたグリース組成物には、鉱油・合成油を基油とし、各種金属石けん・ウレアを増ちょう剤としたものが一般的に用いられてきた。また、環境に考慮したものとして、植物油を基油としたものが用いられている他、導電性付与を目的にカーボンブラックを増ちょう剤としたものが一般的に用いられてきた(特許文献1参照。)。
【0003】
しかしながら、このカーボンブラックは、芳香族成分を豊富に含む石炭系・石油系重質油を原料したものであり、環境に考慮したものではなかった。
さらに、石炭系・石油系重質油は、有限である枯渇系資源であるが、世界的に見ても枯渇系資源に依存しているものであるため、枯渇系資源に依存しないように世界的な取り組みもなされている。SDGs(Sustainable Development Goals)の採択もその一つであり、枯渇系資源(化石燃料)からの脱却が目標とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-109905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来技術の有するこのような問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、大豆油・ナタネ油・米ヌカ油・ヒマシ油・パーム油等の植物油を基油とし、ヒマシ油や松ヤニ油などの植物油を原料とし、特殊な製造方法で製造された植物由来のバイオマスカーボンを増ちょう剤としたグリース組成物及びこのグリース組成物を内部空間に充填した転動装置を提供することを目的とある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために、第1の本発明は、少なくとも基油と増ちょう剤からなるグリース組成物において、基油を植物油、増ちょう剤をバイオマスカーボンブラックで構成したことを特徴とする。
【0007】
第2の本発明は、第1の本発明のグリース組成物において、天然由来のビタミンEを酸化防止剤として配合したこと特徴とする。
【0008】
第3の本発明は、第1の本発明または第2の本発明に記載のグリース組成物が、内部空間に充填されたことを特徴とする転動装置としたことである。
【0009】
第4の本発明は、第3の本発明の転動装置を転がり軸受としたことである。
【0010】
第5の本発明は、第3の本発明の転動装置をリニアガイド装置としたことである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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