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公開番号
2025130793
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028080
出願日
2024-02-28
発明の名称
ハブユニット軸受
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人貴和特許事務所
主分類
F16C
33/78 20060101AFI20250902BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】組立工程の作業性を向上できる、ハブユニット軸受を提供する。
【解決手段】組み合わせシールリング5は、略横U字状の断面形状を有するスリンガ22と、摺接リップとしてサイドリップ24及びグリースリップ25のみを備えたシールリング23とを有する。スリンガ22は、スリンガ小径筒部26と、スリンガ大径筒部27と、スリンガ円輪部28と、スリンガ面取り部29とを有する。シールリング23は、シール筒部37と、シール円輪部38と、補助リップ39と、背面リップ40とを有する。背面リップ40の軸方向突出量Aと、シール円輪部38の軸方向一方側の側面とスリンガ大径筒部27の軸方向他方側の端面との間の軸方向隙間Bと、スリンガ面取り部29と補助リップ39との軸方向隙間Cとが、A>C>Bの関係を満たす。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
内周面に複列の外輪軌道を有する外輪と、
外周面に複列の内輪軌道を有するハブと、
前記複列の外輪軌道と前記複列の内輪軌道との間に転動自在に配置された、複数個の転動体と、
前記外輪の内周面と前記ハブの外周面との間に存在する環状空間の軸方向一方側の開口部を塞ぐ、組み合わせシールリングと、を備え、
前記組み合わせシールリングは、略横U字状の断面形状を有するスリンガと、その先端部を前記スリンガに摺接させる摺接リップとしてサイドリップ及びグリースリップのみを備えたシールリングと、を有し、
前記スリンガは、前記ハブに外嵌されたスリンガ小径筒部と、前記スリンガ小径筒部の径方向外側に配置されたスリンガ大径筒部と、前記スリンガ小径筒部の軸方向一方側の端部と前記スリンガ大径筒部の軸方向一方側の端部とを接続したスリンガ円輪部と、前記スリンガ大径筒部の外周面と前記スリンガ円輪部の軸方向一方側の側面との接続部に備えられたスリンガ面取り部と、を有し、
前記シールリングは、前記外輪に内嵌されたシール筒部と、前記シール筒部の軸方向他方側の端部から径方向内側に向けて伸長したシール円輪部と、前記シール筒部の内周面の軸方向一方側の端部に備えられ、かつ、径方向内側に向けて突出し、その内周面を前記スリンガ面取り部に全周にわたり近接対向させて前記スリンガ面取り部との間にラビリンスシールを形成する補助リップと、前記シール円輪部の軸方向他方側の側面に備えられ、かつ、軸方向他方側に向けて突出した背面リップと、を有し、
前記背面リップの軸方向突出量Aと、前記シール円輪部の軸方向一方側の側面と前記スリンガ大径筒部の軸方向他方側の端面との間の軸方向隙間Bと、前記補助リップと前記スリンガ面取り部との軸方向隙間Cとが、A>C>Bの関係を満たす、
ハブユニット軸受。
続きを表示(約 58 文字)
【請求項2】
前記補助リップは、軸方向に連通した排水路を有する、請求項1に記載のハブユニット軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ハブユニット軸受に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持するために使用されるハブユニット軸受は、泥水が直接跳ねかかる環境で使用されるため、高度な密封性能が要求される。一方、ハブユニット軸受には、自動車の燃費を抑える面から、回転トルクを低く抑えることが求められる。
【0003】
ハブユニット軸受は、懸架装置に支持された外輪の内側に、複数の転動体を介して、車輪を固定したハブを回転自在に支持している。転動体が設置された環状空間には、グリースなどの潤滑剤を封入し、環状空間の開口部を密封部材により塞いでいる。このため、密封部材の性能が、ハブユニット軸受に対して要求される密封性能や低トルク化などの性能に与える影響は大きい。
【0004】
図7は、特開2023-38063号公報に記載された、従来構造のハブユニット軸受100を示している。
【0005】
ハブユニット軸受100は、外輪101とハブ102とを有する。外輪101の内周面とハブ102の外周面との間に存在する環状空間103の軸方向内側の開口部は、密封部材である組み合わせシールリング104により塞がれている。
【0006】
組み合わせシールリング104は、スリンガ105と、シールリング106とを有する。
【0007】
スリンガ105は、略L字形の断面形状を有しており、ハブ102に固定されている。スリンガ105は、ハブ102に外嵌されたスリンガ筒部107と、スリンガ筒部107の軸方向内側の端部から径方向外側に向けて伸長したスリンガ円輪部108とを有する。
【0008】
シールリング106は、外輪101に固定されている。シールリング106は、外輪101に内嵌されたシール筒部109と、シール筒部109の軸方向外側の端部から径方向内側に向けて伸長したシール円輪部110とを有する。
【0009】
シールリング106は、その先端部をスリンガ105に摺接させる摺接リップとして、2本のサイドリップ111a、111b及び1本のグリースリップ112を有する。
【0010】
シールリング106は、シール筒部109の軸方向内側の端部に備えられた補助リップ113と、シール円輪部110の軸方向外側面に備えられ、かつ、軸方向外側に向けて突出した背面リップ114とを有する。補助リップ113は、略J字形の断面形状を有しており、その先端部をスリンガ円輪部108の軸方向内側面の径方向外側の端部に、全周にわたり近接対向させている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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