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公開番号
2025166673
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-06
出願番号
2024070853
出願日
2024-04-24
発明の名称
深溝玉軸受用保持器、及びその製造方法
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
F16C
33/41 20060101AFI20251029BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】玉数が多い場合であっても、保持器が軸受から軸方向に脱落するのを防止する機能を備えつつ、離型が容易で成形性に優れる深溝玉軸受用保持器を提供する。
【解決手段】樹脂製の深溝玉軸受用保持器は、保持器が軸受から径方向へ脱落することを防止するための第一のポケットと、保持器が軸受から軸方向へ脱落することを防止するための第二のポケットと、を有する。第一のポケットは軸方向に沿って同一の断面形状を有し、径方向内端側又は外端側の少なくとも何れか一方に、隣り合う一対の柱部の間隔を狭める狭窄部を備える。第二のポケットは、径方向に沿って同一の断面形状を有し、円環部と反対側の端部に隣り合う一対の柱部の間隔を狭める爪部を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
円環部と、
前記円環部から軸方向に突出した複数の柱部と、
前記円環部と、周方向に隣り合う一対の前記柱部と、により形成され、複数の玉を保持する複数のポケット部と、
を備えた樹脂製の深溝玉軸受用保持器であって、
前記複数のポケット部は、
前記深溝玉軸受用保持器が軸受から径方向へ脱落することを防止するための第一のポケットと、
前記深溝玉軸受用保持器が軸受から軸方向へ脱落することを防止するための第二のポケットと、
を有し、
前記第一のポケットは、
軸方向に沿って同一の断面形状を有し、
径方向内端側又は外端側の少なくとも何れか一方に、隣り合う一対の前記柱部の間隔を狭める狭窄部を備え、
前記第二のポケットは、
径方向に沿って同一の断面形状を有し、
前記円環部と反対側の端部に隣り合う一対の前記柱部の間隔を狭める爪部を備える
ことを特徴とする、深溝玉軸受用保持器。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記第二のポケットの数は、前記第一のポケットの数以下である
ことを特徴とする、請求項1に記載の深溝玉軸受用保持器。
【請求項3】
少なくとも3つの前記第二のポケットを有し、
前記第二のポケットは、周方向に略等間隔に配置される
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の深溝玉軸受用保持器。
【請求項4】
円環部と、
前記円環部から軸方向に突出した複数の柱部と、
前記円環部と、周方向に隣り合う一対の前記柱部と、により形成され、複数の玉を保持する複数のポケット部と、
を備えた樹脂製の深溝玉軸受用保持器であって、
前記複数のポケット部は、
前記深溝玉軸受用保持器が軸受から径方向へ脱落することを防止するための第一のポケットと、
前記深溝玉軸受用保持器が軸受から軸方向へ脱落することを防止するための第二のポケットと、
を有し、
前記第一のポケットは、
軸方向に沿って同一の断面形状を有し、
径方向内端側又は外端側の少なくとも何れか一方に、隣り合う一対の前記柱部の間隔を狭める狭窄部を備え、
前記第二のポケットは、
径方向に沿って同一の断面形状を有し、
前記円環部と反対側の端部に隣り合う一対の前記柱部の間隔を狭める爪部を備え、
前記第一のポケットを、アキシアルドロー方式によって射出成形し、
前記第二のポケットを、ラジアルドロー方式によって射出成形する
ことを特徴とする、深溝玉軸受用保持器の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、深溝玉軸受用保持器、及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
各種回転機械の回転部分を支持するために、深溝玉軸受が広く使用されている。深溝玉軸受では、複数の玉は、冠型保持器によって、外輪と内輪の間で周方向等間隔に、転動自在な状態で保持されている。
【0003】
一般的な冠型保持器は、円環部と、円環部の周方向に所定の間隔で軸方向一方側に突出する複数の柱部と、を備えており、円環部と、周方向に隣り合う一対の柱部と、により玉を保持する複数のポケットが形成される。また、玉を保持する複数のポケットの内面は、球面形状を有している。更に、冠型保持器が外輪と内輪の間から軸方向に脱落するのを防止するため、複数の柱部に弾性の爪が設けられる。
【0004】
一般的に、冠型保持器は、合成樹脂の射出成形により製造される。低コストで樹脂製保持器を製造するには、アキシアルドロー方式と呼ばれる射出成形の手法が用いられる。アキシアルドロー方式の射出成形では、製品を金型から取り外す工程、すなわち離型する工程において、冠型保持器は、金型に対して軸方向に離型される。この時、冠型保持器は、ピンなどで軸方向に押されることで、柱部に設けられた爪が弾性変形し、金型から取り外される。
【0005】
軸受の負荷容量を向上させる目的で、軸受の玉数を多くする場合、冠型保持器では柱部の周方向の厚みが小さくなる。これにより、離型の際に、爪や柱部が弾性変形に耐えられず、成形不良が発生する可能性がある。
【0006】
特許文献1及び2に記載の保持器は、軸方向に玉を保持する爪を有し、内面が球面状であるポケットと、軸方向に玉を保持する爪を有さず、内面が軸方向に延びる円筒状であるポケットと、の両方を備える。これらの保持器は、共通して、離型の際に問題となる爪を有するポケットの数を制限することで、玉が保持器を軸方向に保持する機能を持たせつつ、成形時の軸方向の離型を可能とすることを図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実用新案登録第3122529号公報
国際公開第2019/198762号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1及び2に記載の保持器は、低コストのアキシアルドロー方式の射出成形を前提とした構成である。すなわち、これらの保持器は、球面ポケットの離型の際に、柱部に設けられた爪を弾性変形させ、金型から保持器を軸方向に引き抜く工程を経ることとなる。この工程は、変形により保持器が白化し、成形不良が発生する原因となる。今後、更に高負荷容量の軸受が求められ、玉数を増やす場合には、爪や柱部の形状や大きさが更に制限され、成形性が悪化することも想定される。
【0009】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、玉数が多い場合であっても、冠型保持器が軸受から軸方向に脱落するのを防止する機能を備えつつ、離型が容易で成形性に優れ、低コストの深溝玉軸受用保持器、及びその製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 円環部と、
前記円環部から軸方向に突出した複数の柱部と、
前記円環部と、周方向に隣り合う一対の前記柱部と、により形成され、複数の玉を保持する複数のポケット部と、
を備えた樹脂製の深溝玉軸受用保持器であって、
前記複数のポケット部は、
前記深溝玉軸受用保持器が軸受から径方向へ脱落することを防止するための第一のポケットと、
前記深溝玉軸受用保持器が軸受から軸方向へ脱落することを防止するための第二のポケットと、
を有し、
前記第一のポケットは、
軸方向に沿って同一の断面形状を有し、
径方向内端側又は外端側の少なくとも何れか一方に、隣り合う一対の前記柱部の間隔を狭める狭窄部を備え、
前記第二のポケットは、
径方向に沿って同一の断面形状を有し、
前記円環部と反対側の端部に隣り合う一対の前記柱部の間隔を狭める爪部を備える、深溝玉軸受用保持器。
(2) 円環部と、
前記円環部から軸方向に突出した複数の柱部と、
前記円環部と、周方向に隣り合う一対の前記柱部と、により形成され、複数の玉を保持する複数のポケット部と、
を備えた樹脂製の深溝玉軸受用保持器の製造方法であって、
前記複数のポケット部は、
前記深溝玉軸受用保持器が軸受から径方向へ脱落することを防止するための第一のポケットと、
前記深溝玉軸受用保持器が軸受から軸方向へ脱落することを防止するための第二のポケットと、
を有し、
前記第一のポケットは、
軸方向に沿って同一の断面形状を有し、
径方向内端側又は外端側の少なくとも何れか一方に、隣り合う一対の前記柱部の間隔を狭める狭窄部を備え、
前記第二のポケットは、
径方向に沿って同一の断面形状を有し、
前記円環部と反対側の端部に隣り合う一対の前記柱部の間隔を狭める爪部を備え、
前記第一のポケットを、アキシアルドロー方式によって射出成形し、
前記第二のポケットを、ラジアルドロー方式によって射出成形する、
深溝玉軸受用保持器の製造方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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