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公開番号2025128818
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025754
出願日2024-02-22
発明の名称リニアガイド
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類F16C 29/06 20060101AFI20250827BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】簡易且つ低コストなで潤滑剤供給部材と案内レールとの接触面積を減らして、長期間安定して案内レールに潤滑剤を供給できるリニアガイドを提供する。
【解決手段】案内レールと、案内レールを跨ぐようにスライド自在に係合するスライダと、潤滑剤を含浸可能な潤滑剤供給部材を有し、スライダの軸方向の端部に取付けられる潤滑ユニットと、を備え、潤滑剤供給部材は、案内レールに摺動する突部を含んで案内レールに対向する対向部を有し、対向部は、長手方向断面に沿って、案内レールに接触する接触部と、案内レールに接触しない非接触部と、が設けられる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
案内レールと、
前記案内レールを跨ぐようにスライド自在に係合するスライダと、
潤滑剤を含浸可能な潤滑剤供給部材を有し、前記スライダの軸方向の端部に取付けられる潤滑ユニットと、を備え、
前記潤滑剤供給部材は、前記案内レールに摺動する突部を含んで前記案内レールに対向する対向部を有し、
前記対向部は、長手方向断面に沿って、前記案内レールに接触する接触部と、前記案内レールに接触しない非接触部と、が設けられる、
リニアガイド。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記非接触部は、前記接触部と接線で連続するR面取り状の曲面とした、
請求項1に記載のリニアガイド。
【請求項3】
前記対向部は、前記案内レールの両側面及び上面に沿ってコ字状に形成された前記潤滑剤供給部材の内周面に形成され、
前記対向部の長手方向断面の形状を同一にした、
請求項1に記載のリニアガイド。
【請求項4】
前記潤滑剤供給部材に含浸される潤滑剤の含油率を80%以上にした、
請求項1~3の何れか1項に記載のリニアガイド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、潤滑ユニットを備えたリニアガイドに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
リニアガイドは、軸方向に延びる案内レールと、案内レールに相対移動可能に跨架されたスライダと、を備え、案内レール及びスライダに形成された転動体転動溝間を循環する複数の転動体(ボール)を介して、スライダが案内レール上を軸方向に相対移動する。リニアガイドを長期間に亘って安定して使用するためには、転動体転動溝及びボールに十分な量の潤滑剤を供給して、潤滑状態を良好に維持することが重要である。
【0003】
このため、潤滑剤を含有する多孔質の潤滑剤供給部材をケース内に収容してスライダの端部に取り付け、案内レールの転動体転動溝に接触する潤滑剤供給部材から潤滑剤を供給するようにしたリニアガイドが開示されている。しかし、潤滑剤供給部材は、長期間の使用によって含浸された潤滑剤の量が少なくなると、潤滑剤供給部材が収縮して案内レールの転動体転動溝との接触状態が保てなくなる。
【0004】
特許文献1では、潤滑剤供給部材が案内レールの転動体接触部とその近傍以外の部分との接触を規制する非接触シールを設け、潤滑剤供給部材と案内レールとの接触面積を減らしたリニアガイドが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-176713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、潤滑剤供給部材を案内レールの溝のボール接触部のみに当てることで接触面積を減らすことを意図するものであるが、潤滑剤供給部材と案内レールとの接触状態が変化すると、潤滑剤供給部材がボール接触部に当たらなくなる場合があるという課題があった。
【0007】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易且つ低コストに潤滑剤供給部材と案内レールとの接触面積を減らして、長期間安定して案内レールに潤滑剤を供給できるリニアガイドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 案内レールと、
前記案内レールを跨ぐようにスライド自在に係合するスライダと、
潤滑剤を含浸可能な潤滑剤供給部材を有し、前記スライダの軸方向の端部に取付けられる潤滑ユニットと、を備え、
前記潤滑剤供給部材は、前記案内レールに摺動する突部を含んで前記案内レールに対向する対向部を有し、
前記対向部は、長手方向断面に沿って、前記案内レールに接触する接触部と、前記案内レールに接触しない非接触部と、が設けられる、
リニアガイド。
【発明の効果】
【0009】
本発明のリニアガイドによれば、簡易且つ低コストな構成で、潤滑剤供給部材と案内レールとの接触面積を削減し、長期間安定して案内レールに潤滑剤を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明に係るリニアガイドの斜視図である。
図2は、図1に示すスライダの斜視図である。
図3は、図2に示すスライダの一部分解斜視図である。
図4は、潤滑ユニットの一部分解斜視図である。
図5(A)は、対向部を示した要部断面図であり、図5(B)は、対向部の変形例を示す要部断面図である。
図6は、第2実施形態の対向部を示す要部側面図である。
図7は、第3実施形態の対向部を示す要部側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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