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公開番号
2025099493
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216186
出願日
2023-12-21
発明の名称
金属加工油剤、金属加工液、使用方法及び析出抑制方法
出願人
株式会社ネオス
代理人
個人
,
個人
主分類
C10M
173/02 20060101AFI20250626BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】析出物の発生を抑制することのできる金属加工油剤等を提供する。
【解決手段】金属加工油剤は、分岐脂肪酸、アルカノールアミン及び水を含有し、亜鉛の存在下で使用される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
分岐脂肪酸、アルカノールアミン及び水を含有し、
亜鉛の存在下で使用される、金属加工油剤。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記分岐脂肪酸の炭素数が4~18である、請求項1に記載の金属加工油剤。
【請求項3】
前記アルカノールアミンがエタノールアミン類である、請求項1又は請求項2に記載の金属加工油剤。
【請求項4】
前記分岐脂肪酸の含有量が0.1質量%以上20質量%以下である、請求項1又は請求項2に記載の金属加工油剤。
【請求項5】
前記アルカノールアミンの含有量が0.1質量%以上40質量%以下である、請求項1又は請求項2に記載の金属加工油剤。
【請求項6】
防食剤、キレート剤、防腐剤、グリコール類及び非イオン界面活性剤からなる群より選ばれる少なくとも1種をさらに含有する、請求項1又は請求項2に記載の金属加工油剤。
【請求項7】
直鎖脂肪酸を実質的に含まない、請求項1又は請求項2に記載の金属加工油剤。
【請求項8】
請求項1に記載の金属加工油剤が水で希釈された、金属加工液。
【請求項9】
分岐脂肪酸、アルカノールアミン及び水を含有する金属加工油剤又は前記金属加工油剤が水で希釈された金属加工液を、亜鉛の存在下で使用する、使用方法。
【請求項10】
亜鉛の存在下で使用される金属加工油剤の析出抑制方法であって、
分岐脂肪酸、アルカノールアミン及び水を配合する工程を含む、析出抑制方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属加工油剤、金属加工液、使用方法及び析出抑制方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
切削加工や研削加工などの金属加工分野において、金属加工油剤が使用されている。金属加工油剤には、油性の加工油剤と水溶性の加工油剤とがある。近年では、冷却性能に優れ、火災の危険性が低いなどの理由から、水溶性の加工油剤が多用されている。このような水溶性の金属加工油剤として、例えば原液安定性を高めるため、脂肪酸を用いた金属加工油剤が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-145293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は、脂肪酸を含有する金属加工油剤またはその希釈液を、亜鉛を含む金属材に適用すると、金属材表面に析出物が発生するという新規の課題を見出した。金属加工油剤は、金属加工の際に、例えば亜鉛がめっきされた配管などを通じて加工対象物へ供給される。その様な条件下で析出物が発生すると、配管やフィルターなどの詰まりや、加工対象物への付着が惹起されるおそれがある。
【0005】
本開示の主な目的は、析出物の発生を抑制することのできる金属加工油剤等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本開示の態様は次の通りである。
【0007】
[1] 分岐脂肪酸、アルカノールアミン及び水を含有し、
亜鉛の存在下で使用される、金属加工油剤。
[2] 前記分岐脂肪酸の炭素数が4~18である、[1]に記載の金属加工油剤。
[3] 前記アルカノールアミンがエタノールアミン類である、[1]又は[2]に記載の金属加工油剤。
[4] 前記分岐脂肪酸の含有量が0.1質量%以上20質量%以下である、[1]から[3]のいずれかに記載の金属加工油剤。
[5] 前記アルカノールアミンの含有量が0.1質量%以上40質量%以下である、[1]から[4]のいずれかに記載の金属加工油剤。
[6] 防食剤、キレート剤、防腐剤、グリコール類及び非イオン界面活性剤からなる群より選ばれる少なくとも1種をさらに含有する、[1]から[5]のいずれかに記載の金属加工油剤。
[7] 直鎖脂肪酸を実質的に含まない、[1]から[6]のいずれかに記載の金属加工油剤。
[8] [1]から[7]のいずれかに記載の金属加工油剤が水で希釈された、金属加工液。
[9] 分岐脂肪酸、アルカノールアミン及び水を含有する金属加工油剤又は前記金属加工油剤が水で希釈された金属加工液を、亜鉛の存在下で使用する、使用方法。
[10] 亜鉛の存在下で使用される金属加工油剤の析出抑制方法であって、
分岐脂肪酸、アルカノールアミン及び水を配合する工程を含む、析出抑制方法。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、析出物の発生を抑制することのできる金属加工油剤等を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
析出物抑制性の評価基準を説明する画像である。
原液安定性の評価基準を説明する画像である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。以下に挙げる要素は、任意に組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
また、本明細書において、数値範囲に関して例示される上限値及び下限値は任意に組み合わせて新しい数値範囲にすることができる。例えば、「A以上B以下」及び「C以上D以下」が記載されている場合、「A以上D以下」及び「C以上B以下」の範囲も数値範囲に含まれ得る。
(【0011】以降は省略されています)
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