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公開番号2025089694
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204473
出願日2023-12-04
発明の名称炭化炉
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C10B 49/00 20060101AFI20250609BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】大量の被炭化物を処理することができる、及び/又は、複数種類の原料を同時に処理することができる炭化炉を提供する。
【解決手段】原料としての被炭化物の燃焼及び炭化が行われる炉空間S0を内部に形成する容器120を複数備え、複数の容器120は、容器120A、及び容器120Bを有し、容器120Aの内側に容器120Bを収容できるように構成されている。また、各容器120は、外部から着火用のバーナが挿入される挿入開口を有している。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
原料としての被炭化物の燃焼及び炭化が行われる炉空間を内部に形成する容器を複数備え、
複数の前記容器は、
外容器、及び
内容器
を有し、
前記外容器の内側に前記内容器を収容できるように構成されている
炭化炉。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
各前記容器は、外部から着火用のバーナが挿入される挿入開口を有している
請求項1に記載の炭化炉。
【請求項3】
床と、
床支持部と、
を備え、
各前記容器は、
底、及び
底の周縁から上方に向かって立設した周壁
を有し、
前記床は、
前記被炭化物が堆積するものであり、
前記床支持部は、
前記床の縁が固定されるものであり、
各前記容器が有する前記底よりも上方において、各前記容器の前記周壁の内周面に設けられている
請求項1に記載の炭化炉。
【請求項4】
容器支持部と、
緩衝部材と、
を備え、
前記容器支持部は、前記外容器の内側面、又は前記内容器の外側面に設けられ、
前記緩衝部材は、前記容器支持部と前記内容器の外面との間、又は前記容器支持部と前記外容器の内面との間に設けられている
請求項1に記載の炭化炉。
【請求項5】
各前記容器は、
底、及び
底の周縁から上方に向かって立設した周壁
を有し、
前記周壁は、上下方向に伸縮するように構成されている
請求項1に記載の炭化炉。
【請求項6】
前記周壁は、
前記底と接続された基礎周壁、及び
前記基礎周壁に対して前記上下方向にスライド可能に設けられたスライド周壁
を有している
請求項5に記載の炭化炉。
【請求項7】
前記周壁は、
前記底と接続された基礎周壁、及び
前記基礎周壁の上端に対して、水平方向に沿った軸線回りに回転可能に設けられた回転周壁
を有している
請求項5に記載の炭化炉。
【請求項8】
補強部材を備え、
各前記容器は、
底、及び
底の周縁から上方に向かって立設した周壁
を有し、
前記補強部材は、前記周壁の外周面及び/又は前記床の外面に設けられている
請求項1に記載の炭化炉。
【請求項9】
複数の煙突を備え、
各前記煙突は、
内部に排気用の排気流路が形成され、
各前記容器に少なくとも1つずつ設けられ、
前記炉空間と前記排気流路とは、互いに連通している
請求項1に記載の炭化炉。
【請求項10】
少なくとも1つの煙突と、
接続配管と、
を備え、
前記煙突は、
内部に排気用の排気流路が形成され、
前記外容器にのみ設けられ、
前記接続配管は、
内部に排気用の接続流路が形成され、
前記外容器の外部に配置された前記内容器と前記煙突とを接続し、
前記外容器の前記炉空間と前記排気流路とは、互いに連通し、
前記内容器の前記炉空間と前記煙突の前記排気流路とは、前記接続流路を介して互いに連通している
請求項1に記載の炭化炉。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に積載可能な移動式の炭化炉(及び/又は反応炉)に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
木質バイオマス等の被炭化物を原料として炭化物を得る炭化炉であって、トラックに積載可能な炭化炉が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3230754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
移動式の炭化炉においては、これを積載する車両のスペースが必然的に限られている。そのため、炭化炉のサイズには制約が課せられるので、結果として、製品としてのバイオ炭(及び/又はバイオ燃料)の生産量が制約を受けるという課題があった。
【0005】
1台の炭化炉は、通常、1種類の原料を処理するものであるが、車両が移動した先(生産現場)において複数種類の原料(複数の樹種)を処理しなければならない場合、原料毎に炭化処理に要する時間等の処理条件が異なることから、炭化炉を積載した車両を複数台生産現場に差遣する必要が生じる。そして、これが設備コストや運用コストを押し上げる要因となっていた。
【0006】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、大量の被炭化物を処理することができる、及び/又は、複数種類の原料を同時に処理することができる炭化炉を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示の炭化炉は、以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係る炭化炉は、原料としての被炭化物の燃焼及び炭化が行われる炉空間を内部に形成する容器を複数備え、複数の前記容器は、外容器、及び内容器を有し、前記外容器の内側に前記内容器を収容できるように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、大量の被炭化物を処理することができる、及び/又は、複数種類の原料を同時に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態に係る炭化炉が積載された車両の側面図である。
本開示の一実施形態に係る炭化炉の側面図である。
図2に示す切断線III-IIIにおける横断面図である。
図3に示す炭化炉において床の着脱を示した横断面図である。
1つのパッケージとしてまとめられた複数の容器の横断面図である。
それぞれ独立した複数の容器の横断面図である。
外容器の隅部及び内容器の隅部を部分的に拡大した図である。
外容器の隅部及び内容器の隅部を部分的に拡大した図である(他の例)。
本開示の一実施形態に係る炭化炉の高さが変化する様子を示した横断面図である(実施例1)。
本開示の一実施形態に係る炭化炉の高さが変化する様子を示した横断面図である(実施例2)。
補強部材が取り付けられた容器の斜視図である。
1つのパッケージとしてまとめられた複数の容器の横断面図である(各容器に煙突を設けた場合)。
1つのパッケージとしてまとめられた複数の容器の横断面図である(外容器にのみ煙突を設けた場合)。
図13の場合において、それぞれ独立した複数の容器の横断面図である。
折畳み式の床を示した図である。
折畳み式の床を内容器に収容した様子を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の一実施形態に係る炭化炉について、図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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