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公開番号
2025105175
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223540
出願日
2023-12-28
発明の名称
炭化炉及びその制御方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C10B
57/10 20060101AFI20250703BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】省スペースで乾燥工程を行うことができる炭化炉を提供する。
【解決手段】炭化炉1Aは、被炭化物Wを乾燥させる乾燥室29と、乾燥室29の下方に設けられ、乾燥室29で乾燥された被炭化物Wを炭化する炭化室30と、乾燥室29と炭化室30とを仕切る仕切板25と、を備えている。仕切板25は、乾燥室29を炭化室30に対して閉じる閉状態と、乾燥室29を炭化室30に対して連通させる開状態との間で開閉可能とされている。仕切板25が開状態とされたときに形成された連通部を介して、乾燥室29で乾燥された被炭化物Wが炭化室30に導かれる。炭化室30で生成された燃焼ガス等を乾燥室29に導くバイパス配管21が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
被炭化物を乾燥させる乾燥室と、
前記乾燥室の下方に設けられ、該乾燥室で乾燥された被炭化物を炭化する炭化室と、
前記乾燥室と前記炭化室とを仕切る仕切板と、
を備え、
前記仕切板は、前記乾燥室を前記炭化室に対して閉じる閉状態と、前記乾燥室を前記炭化室に対して連通させる開状態との間で開閉可能とされている炭化炉。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記仕切板が前記開状態とされたときに形成された連通部を介して、前記乾燥室で乾燥された被炭化物が前記炭化室に導かれる請求項1に記載の炭化炉。
【請求項3】
前記乾燥室及び前記炭化室を複数に分割する区画壁部を備え、
前記区画壁部によって分割された空間のそれぞれに、前記仕切板が設けられている請求項2に記載の炭化炉。
【請求項4】
前記炭化室で生成されたガスを前記乾燥室に導く請求項1に記載の炭化炉。
【請求項5】
前記仕切板をバイパスして前記乾燥室と前記炭化室とを接続するバイパス配管が設けられている請求項4に記載の炭化炉。
【請求項6】
前記炭化室から排ガスを外部へ放出する排ガスダクトと、
前記排ガスダクトを流れる排ガスの流れを、前記外部への方向又は前記乾燥室の方向へと切り替える切替ダンパと、
を備えている請求項4に記載の炭化炉。
【請求項7】
前記仕切板の一辺を回動可能に支持する回動軸を備え、
前記閉状態では、前記一辺の反対側に位置する前記仕切板の他辺が上方に位置し、
前記開状態では、前記他辺が前記開状態よりも下方に位置する請求項1に記載の炭化炉。
【請求項8】
前記仕切板は、前記閉状態とされたときに、水平に対して傾斜している請求項7に記載の炭化炉。
【請求項9】
前記仕切板は、被炭化物が載置される上面を構成するとともに水を板厚方向に通過させる通水孔が形成された通水板と、該通水板を通過した水を受ける受水板とを備えている請求項8に記載の炭化炉。
【請求項10】
前記仕切板の一部には、前記炭化室から前記乾燥室に向かって貫通する貫通孔が設けられている請求項8に記載の炭化炉。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、炭化炉及びその制御方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
木質バイオマス等の被炭化物を乾留して炭化物を得る炭化炉が知られている(特許文献1)。特許文献1には、炭化室の外周囲に燃焼ガスを流すことによって、炭化室の内部の炭化トレイに収容された木質バイオマス原料を輻射熱で250℃~450℃で加熱して半炭化処理することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-21173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、250℃~450℃で加熱して半炭化処理する際に被炭化物が同時に乾燥されることになるが、炭化室で乾燥と半炭化処理を同時に行っており、乾燥前の被炭化物は炭化物に比べて嵩が大きいためスペース効率が悪くなり装置をコンパクト化することができない。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、省スペースで乾燥工程を行うことができ、効率的に材料を供給できる炭化炉及びその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る炭化炉は、被炭化物を乾燥させる乾燥室と、前記乾燥室の下方に設けられ、該乾燥室で乾燥された被炭化物を炭化する炭化室と、前記乾燥室と前記炭化室とを仕切る仕切板と、を備え、前記仕切板は、前記乾燥室を前記炭化室に対して閉じる閉状態と、前記乾燥室を前記炭化室に対して連通させる開状態との間で開閉可能とされている。
【0007】
本開示の一態様に係る炭化炉の制御方法は、被炭化物を乾燥させる乾燥室と、前記乾燥室の下方に設けられ、該乾燥室で乾燥された被炭化物を炭化する炭化室と、前記乾燥室と前記炭化室とを仕切る仕切板と、を備えた炭化炉の制御方法であって、前記仕切板は、前記乾燥室を前記炭化室に対して閉じる閉状態と、前記乾燥室を前記炭化室に対して連通させる開状態との間で開閉可能とする。
【発明の効果】
【0008】
開閉を行う仕切板によって炭化室に対して乾燥室を形成することとしたので、省スペースで乾燥工程を行うことができ、効率的に材料を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第1実施形態に係る炭化炉を備えた車両を示した側面図である。
図1の炭化炉の要部を示し、仕切板を閉状態とした横断面図である。
図1の炭化炉の要部を示し、仕切板を開状態とした横断面図である。
仕切板の要部を示した斜視図である。
図4Aの仕切板の横断面図である。
仕切板の動作を説明する斜視図である。
第1実施形態の変形例を示した横断面図である。
本開示の第1実施形態に係る炭化炉を示した縦断面図である。
図7の炭化炉の横断面図である。
容器の天井部が開放した状態を示した炭化炉の横断面図である。
図7の炭化炉の炭化工程を示す縦断面図である。
図10の炭化炉の横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本開示の第1実施形態について説明する。
図1には、本実施形態の炭化炉1Aが示されている。なお、本開示の炭化炉とは、バイオマス原料からバイオ炭を製造する炭化炉だけでなく、バイオマス原料からバイオ燃料を製造する反応炉を含む。バイオマス原料としては、例えば、間伐材や廃木材等の木質系バイオマスが用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
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