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公開番号2025104437
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222240
出願日2023-12-28
発明の名称ストッカ、及び細胞培養システム
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20250703BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】容易に陽圧管理することができるストッカ、及び細胞培養システムを提供する。
【解決手段】ストッカは、室内が陽圧に維持され、培養液が収容されるワークを保管する保管エリアを形成するとともに、第一方向に貫通して内外を連通させる投入口が設けられているストッカ室と、ストッカ室内に投入口と第一方向に対向するように配置され、投入口に向けて第一方向に開口し、ワークを収納可能な複数の収納室を有する棚と、投入口を開放する開放位置と、投入口を閉塞する閉塞位置とに移動可能に設けられ、投入口を開閉可能な複数の扉と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
室内が陽圧に維持され、培養液が収容されるワークを保管する保管エリアを形成するとともに、第一方向に貫通して内外を連通させる投入口が設けられているストッカ室と、
前記ストッカ室内に前記投入口と前記第一方向に対向するように配置され、前記投入口に向けて前記第一方向に開口し、前記ワークを収納可能な複数の収納室を有する棚と、
前記投入口を開放する開放位置と、前記投入口を閉塞する閉塞位置とに移動可能に設けられ、前記投入口を開閉可能な複数の扉と、
を備えるストッカ。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記扉ごとに設けられ、前記ストッカ室の室外に露出し、第一姿勢と第二姿勢とに姿勢変更可能なハンドルと、
前記扉ごとに設けられ、前記ハンドルが前記第一姿勢にある場合には前記扉を前記開放位置と前記閉塞位置とに移動可能とし、前記ハンドルが前記第二姿勢にある場合には前記扉を前記閉塞位置に固定するロック機構と、
をさらに備える請求項1に記載のストッカ。
【請求項3】
前記ロック機構は、
前記ハンドルに設けられ、前記ハンドルの姿勢変更にあわせて移動する係合片と、
前記係合片と係合可能な係合溝が形成された受け部と、
前記扉に設けられ、前記係合片の移動を案内するガイドと、
を有し、
前記ハンドルが前記第一姿勢にある場合には前記係合片が第一位置にあり、前記ハンドルが前記第二姿勢にある場合には前記係合片が第二位置にあり、
前記係合片は、前記第二位置において、前記係合溝と係合する、請求項2に記載のストッカ。
【請求項4】
前記扉が前記開放位置にあるか否かを検知可能なセンサをさらに備える、
請求項1又は2に記載のストッカ。
【請求項5】
複数の前記扉は、各前記収納室に1つずつ対応して設けられ、
前記扉は、対応する前記収納室と、前記第一方向に対向している、請求項1又は2に記載のストッカ。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のストッカと、
前記ワークに対して培養操作を行う培養エリアを形成するインキュベータと、
前記ワークに対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、
を備える細胞培養システム。
【請求項7】
前記保管エリアと前記液操作エリアとを隔て、開状態では前記保管エリアと前記液操作エリアとを連通状態とし、閉状態では前記保管エリアと前記液操作エリアとを非連通状態とするストッカドアをさらに備える、請求項6に記載の細胞培養システム。
【請求項8】
前記扉は、前記ストッカドアよりも小さい、請求項7に記載の細胞培養システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ストッカ、及び細胞培養システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、無菌作業装置が開示されている。この無菌作業装置は、外部雰囲気から隔離され、無菌状態が維持された作業室を備える。作業室では、細胞の培養操作等の作業が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5617440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、培養液が収容されるフラスコ等のワークは、可能な限り無菌状態で保管する必要がある。例えば複数のワークを保管可能なストッカが用いられる場合、ストッカには、ワークを投入するための投入口が設けられているが、投入口から異物等が侵入するリスクがある。このため、ストッカ内を陽圧に維持する必要がある。複数のワークを効率良くストッカ内に投入するには、投入口を大きくすることが望ましい。しかしながら、投入口を大きくすると陽圧管理が困難となるという課題があった。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、容易に陽圧管理することができるストッカ、及び細胞培養システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係るストッカは、室内が陽圧に維持され、培養液が収容されるワークを保管する保管エリアを形成するとともに、第一方向に貫通して内外を連通させる投入口が設けられているストッカ室と、前記ストッカ室内に前記投入口と前記第一方向に対向するように配置され、前記投入口に向けて前記第一方向に開口し、前記ワークを収納可能な複数の収納室を有する棚と、前記投入口を開放する開放位置と、前記投入口を閉塞する閉塞位置とに移動可能に設けられ、前記投入口を開閉可能な複数の扉と、を備える。
【0007】
本開示に係る細胞培養システムは、上記のストッカと、前記ワークに対して培養操作を行う培養エリアを形成するインキュベータと、前記ワークに対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示のストッカ、及び細胞培養システムによれば、容易に陽圧管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第一実施形態に係る細胞培養システムの概略構成を示す模式的な平面図である。
本開示の第一実施形態に係る棚を第一方向の前側からみた正面図である。
本開示の第一実施形態に係る棚及び扉を第二方向からみた側面図である。
本開示の第一実施形態に係る棚及び扉を上方からみた平面図である。
本開示の第一実施形態に係る扉を第一方向の前側からみた正面図である。
本開示の第一実施形態に係るハンドル及びロック機構を第二方向からみた側面図である。
本開示の第一実施形態に係るロック機構によって扉が施錠される過程を説明するため、扉及びロック機構を第一方向の後側からみた模式図である。
本開示の第一実施形態に係るロック機構によって扉が施錠された状態を説明するため、扉及びロック機構を第一方向の後側からみた模式図である。
本開示の第一実施形態に係るハンドルの姿勢による扉の開閉状態の判断を説明するため、扉を第一方向の前側からみた正面図である。
本開示の第二実施形態に係る扉を第一方向の前側からみた正面図である。
本開示の第二実施形態の変形例に係る扉を第一方向の前側からみた正面図である。
本開示のその他の実施形態に係る扉を第一方向の前側からみた正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第一実施形態>
以下、本開示の第一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態の細胞培養システム100は、ワークユニット1(図2参照)を処理単位として、細胞培養や培養後の細胞の分析等を行うシステムであって、これらの処理は、例えば無人かつ自動で行われる。
(【0011】以降は省略されています)

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