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公開番号2025095814
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212120
出願日2023-12-15
発明の名称プラントの電力設備
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G21D 3/04 20060101AFI20250619BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】プラントの電力設備において、非常時に適正に電力を確保可能とする。
【解決手段】プラントにおいて海水を冷却水して使用した後に放水する放水ピットと、放水ピットに配置される海水電池と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プラントにおいて海水を冷却水して使用した後に放水する放水ピットと、
前記放水ピットに配置される海水電池と、
を備えるプラントの電力設備。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記放水ピットは、海水の流れ方向の上流側に使用済の海水を放水する放水管が設けられ、前記海水電池は、前記放水管の放水開口より海水の流れ方向の下流側に配置される、
請求項1に記載のプラントの電力設備。
【請求項3】
前記海水電池は、前記放水開口に対して海水の流れ方向の下流側に対向して配置される、
請求項2に記載のプラントの電力設備。
【請求項4】
前記海水電池は、上面が前記放水ピットに貯留される海水の水面より下方に位置する、
請求項1に記載のプラントの電力設備。
【請求項5】
前記海水電池は、複数のセルを有し、前記複数のセルは、海水の流れ方向に沿うと共に海水の流れ方向に交差する方向に間隔を空けて配置される、
請求項1に記載のプラントの電力設備。
【請求項6】
前記海水電池に接続される蓄電池を有する、
請求項1に記載のプラントの電力設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、プラントの電力設備に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
原子炉格納容器は、岩盤等の堅固な地盤上に立設され、内部に原子炉が配置される。原子炉は、原子炉格納容器の基礎部に設けられたコンクリート構造物により支持される。原子力設備では、シビアアクシデントとして、通常使用する電源が喪失する事象が想定される。この場合、通常電源が喪失する事象の対策として、非常用電源を設置している。このような技術としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-151247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された技術では、建屋内に非常用ディーゼル発電機を設置し、非常用ディーゼル発電機を作動することで、電力を確保するようにしている。ところが、地震に伴った津波が発生し、非常用ディーゼル発電機が浸水してしまうと、非常用ディーゼル発電機を作動させることができないという課題がある。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、非常時に適正に電力を確保可能とするプラントの電力設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本開示のプラントの電力設備は、プラントにおいて海水を冷却水して使用した後に放水する放水ピットと、前記放水ピットに配置される海水電池と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示のプラントの電力設備によれば、非常時に適正に電力を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態のプラントの電力設備を表す正面概略図である。
図2は、本実施形態のプラントの電力設備を表す平面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
【0010】
<電力設備の構成>
図1は、本実施形態のプラントの電力設備を表す正面概略図、図2は、本実施形態のプラントの電力設備を表す平面概略図である。
(【0011】以降は省略されています)

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