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公開番号
2025070345
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180583
出願日
2023-10-19
発明の名称
炭化炉及びその制御方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C10B
57/04 20060101AFI20250424BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】所望の粒度の炭化物を得ることができる炭化炉を提供する。
【解決手段】炭化炉1Aは、被炭化物Wを粉砕する粉砕歯車7と、粉砕された被炭化物Wを炭化する炭化室5bと、粉砕歯車7で粉砕する被炭化物Wの粉砕状態を制御する粉砕パラメータを調整する制御部と、を備えている。粉砕パラメータとしては、粉砕歯車7の回転数及び/又はギャップGPが用いられる。計測部として、粉砕歯車7にて粉砕された被炭化物Wの分析を行う分析部AT1、及び/又は、炭化室5bで炭化された製品炭W1の分析を行う分析部AT3、及び/又は、炭化室5bのガスの分析を行う分析部AT2、及び/又は、炭化室の温度計測を行う温度センサTX1が設けられ、制御部は、計測部の結果に基づいて、粉砕パラメータを調整する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被炭化物を粉砕する粉砕部と、
前記粉砕された被炭化物を炭化する炭化室と、
前記粉砕部で粉砕する被炭化物の粉砕状態を制御する粉砕パラメータを調整する制御部と、
を備えている炭化炉。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記粉砕パラメータは、粉砕速度及び/又は粉砕時のギャップ及び/又は粉砕時の面圧とされている請求項1に記載の炭化炉。
【請求項3】
計測部として、前記粉砕部にて粉砕された被炭化物の分析を行う固体分析部、及び/又は、前記炭化室で炭化された後の炭化物の分析を行う固体分析部、及び/又は、前記炭化室のガスの分析を行うガス分析部、及び/又は、前記炭化室の温度計測を行う温度センサが設けられ、
前記制御部は、前記計測部の結果に基づいて、前記粉砕パラメータを調整する請求項1に記載の炭化炉。
【請求項4】
前記粉砕部と前記炭化室との間に、粉砕後の被炭化物を乾燥させる乾燥室を備え、
計測部として、前記乾燥室で乾燥された被炭化物の分析を行う分析部が前記乾燥室に設けられ、
前記制御部は、前記分析部の結果に基づいて、前記粉砕パラメータを調整する請求項1に記載の炭化炉。
【請求項5】
車両に取り付け可能とされている請求項1に記載の炭化炉。
【請求項6】
被炭化物を粉砕する粉砕部と、
前記粉砕された被炭化物を炭化する炭化室と、
を備えた炭化炉の制御方法であって、
前記粉砕部で粉砕する被炭化物の粉砕状態を制御する粉砕パラメータを調整する炭化炉の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、炭化炉及びその制御方法に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
木質バイオマス等の被炭化物を乾留して炭化物を得る炭化炉が知られている(特許文献1)。特許文献1には、炭化室の外周囲に燃焼ガスを流すことによって、炭化室の内部の炭化トレイに収容された木質バイオマス原料を輻射熱で加熱して炭化することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-21173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、木質バイオマス原料を炭化トレイに収容して炭化を行い、炭化が終了したら炭化トレイを取り出す方式とされている。この方式では、炭化が終了した炭化物の粒度(粒子の大きさ)は、炭化トレイに収容する際の炭化前の木質バイオマス原料の形状や大きさに依存することになる。しかし、炭化物の粒度は、農業用肥料や燃料などの需要先に応じて異なるため、所望の粒度の炭化物を製造する必要がある。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、所望の粒度の炭化物を得ることができる炭化炉及びその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る炭化炉は、被炭化物を粉砕する粉砕部と、前記粉砕された被炭化物を炭化する炭化室と、前記粉砕部で粉砕する被炭化物の粉砕状態を制御する粉砕パラメータを調整する制御部と、を備えている。
【0007】
本開示の一態様に係る炭化炉の制御方法は、被炭化物を粉砕する粉砕部と、前記粉砕された被炭化物を炭化する炭化室と、を備えた炭化炉の制御方法であって、前記粉砕部で粉砕する被炭化物の粉砕状態を制御する粉砕パラメータを調整する。
【発明の効果】
【0008】
所望の粒度の炭化物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第1実施形態に係る炭化炉を示した概略構成図である。
本開示の第2実施形態に係る炭化炉を示した概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本開示の第1実施形態について、図1を用いて説明する。
図1には、本実施形態の炭化炉1Aが示されている。なお、本開示の炭化炉とは、バイオマス原料からバイオ炭を製造する炭化炉だけでなく、バイオマス原料からバイオ燃料を製造する反応炉を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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