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公開番号2025079517
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192240
出願日2023-11-10
発明の名称フィルタ装置
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B01D 46/52 20060101AFI20250515BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】空気の流速を問わず、圧力損失が低減されたフィルタ装置を提供する。
【解決手段】フィルタ装置は、通気方向に間隔をあけて配置された一対のフレームと、フレームの対向面にそれぞれ設けられ、通気方向に直交する配列方向に間隔をあけて配列されるとともに、通気方向から見て一対のフレーム同士の間で互いに重ならない位置に設けられている複数の支持柱と、複数の支持柱同士の間にかけ渡されることで、複数のプリーツを形成するフィルタ本体と、フィルタ本体を支持柱に対して通気方向の下流側、及び配列方向の両側から押さえ付ける固定部材と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
通気方向に間隔をあけて配置された一対のフレームと、
該フレームの対向面にそれぞれ設けられ、前記通気方向に直交する配列方向に間隔をあけて配列されるとともに、前記通気方向から見て前記一対のフレーム同士の間で互いに重ならない位置に設けられている複数の支持柱と、
該複数の支持柱同士の間にかけ渡されることで、複数のプリーツを形成するフィルタ本体と、
該フィルタ本体を前記支持柱に対して前記通気方向の下流側、及び前記配列方向の両側から押さえ付ける固定部材と、
を備えるフィルタ装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記通気方向における前記固定部材の寸法は、前記支持柱の寸法よりも大きく設定されている請求項1に記載のフィルタ装置。
【請求項3】
前記固定部材は、前記通気方向における前記プリーツ同士の間を埋めるとともに、前記プリーツの形状に合わせて前記通気方向の上流側から下流側に向かうに従って前記配列方向の寸法が次第に拡大する複数の櫛歯部を有する請求項1又は2に記載のフィルタ装置。
【請求項4】
前記固定部材は、前記通気方向と前記配列方向に直交する高さ方向に間隔をあけて複数設けられている請求項1又は2に記載のフィルタ装置。
【請求項5】
前記固定部材は、前記通気方向と前記配列方向に直交する高さ方向において、前記フィルタ本体の全域に設けられている請求項1又は2に記載のフィルタ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、フィルタ装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
原子力発電プラント等では、立地条件に応じて火山からの降灰に対する措置が必要となる。具体的には、このような地域では、プラントの発電機等の吸気ダクト入口には、火山灰の吸込みを防止するためのフィルタ装置が設けられている。この種のフィルタ装置の具体例として、下記特許文献1に記載されたものが知られている。
【0003】
特許文献1に係る装置では、複数のガイドピン(支持柱)同士の間に、ジグザグ状になるようにして、膜状のフィルタ本体がかけ渡されている。これにより、フィルタ本体は複数のプリーツを形成する。これらプリーツに対して通気方向の上流側から火山灰等の異物を含む空気が流れ込む。異物はプリーツ内面で捕捉される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5658223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のように支持柱にフィルタ本体がかけ渡されるのみの構成を採る場合、空気の流速が高まった際に、プリーツの下流側端部が袋状に広がってしまう。すると、この端部に異物が堆積し、隣り合うプリーツ同士が接触してしまうことがある。その結果として、フィルタ装置の圧力損失が増大し、所期の通気性能を得られない可能性がある。
【0006】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、空気の流速を問わず、圧力損失が低減されたフィルタ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係るフィルタ装置は、通気方向に間隔をあけて配置された一対のフレームと、該フレームの対向面にそれぞれ設けられ、前記通気方向に直交する配列方向に間隔をあけて配列されるとともに、前記通気方向から見て前記一対のフレーム同士の間で互いに重ならない位置に設けられている複数の支持柱と、該複数の支持柱同士の間にかけ渡されることで、複数のプリーツを形成するフィルタ本体と、該フィルタ本体を前記支持柱に対して前記通気方向の下流側、及び前記配列方向の両側から押さえ付ける固定部材と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、空気の流速を問わず、圧力損失が低減されたフィルタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第一実施形態に係るフィルタ装置の構成を示す外観図である。
図1のII矢印方向(高さ方向)から見た断面図である。
本開示の第一実施形態に係るフィルタ本体と支持柱、及び固定部材の構成を示す要部拡大図である。
本開示の第一実施形態に係るフィルタ装置を配列方向から見た断面図である。
本開示の第一実施形態に係るフィルタ装置の変形例を示す断面図である。
本開示の第二実施形態に係るフィルタ装置を高さ方向から見た断面図である。
本開示の第二実施形態に係るフィルタ装置を配列方向から見た断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第一実施形態>
(フィルタ装置1の構成)
以下、本開示の第一実施形態に係るフィルタ装置1について、図1から図4を参照して説明する。このフィルタ装置1は、例えば発電プラントの発電用エンジンやガスタービンの吸気ダクト入口に設けられる。特に、火山からの降灰が予想される地域のプラントで好適に用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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