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公開番号2025083505
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2025040609,2021011789
出願日2025-03-13,2021-01-28
発明の名称環境制御システム、環境制御方法、及びプログラム
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H05B 47/155 20200101AFI20250523BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】作業空間で作業を行うユーザの気分の向上を図りやすくすること。
【解決手段】環境制御システム100は、照明制御部11と、音響制御部12と、を備える。照明制御部11は、作業空間4に設けられた照明負荷6の照度及び色温度を制御する。音響制御部12は、作業空間4に設けられた音響装置7を制御する。照明制御部11は、照明負荷6の発する光の色温度が5000K以下であって、かつ、作業空間4の照度が300lx以上となるように照明負荷6を制御する。音響制御部12は、作業空間4に自然環境音を再生するように音響装置7を制御する。照明負荷5は、拡散形の配光特性を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
複数の作業空間の照明環境を互いに異ならせるように、前記複数の作業空間の各々に割り当てられた照明負荷の照度及び色温度を制御する照明制御部と、
前記複数の作業空間の音環境を互いに異ならせるように、前記複数の作業空間の各々に割り当てられた音響装置を制御する音響制御部と、を備え、
前記複数の作業空間のうちの第１作業空間に割り当てられた前記照明負荷は、拡散形の配光特性を有し、
前記照明制御部は、前記第１作業空間に割り当てられた前記照明負荷の発する光の色温度が５０００Ｋ以下であって、かつ、前記作業空間の照度が３００ｌｘ以上となるように前記第１作業空間に割り当てられた前記照明負荷を制御し、
前記音響制御部は、前記第１作業空間に自然環境音を再生するように前記第１作業空間に割り当てられた前記音響装置を制御する、
環境制御システム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記照明制御部は、前記照明負荷の発する光の色温度が２７００Ｋ以上となるように前記第１作業空間に割り当てられた前記照明負荷を制御する、
請求項１に記載の環境制御システム。
【請求項３】
前記照明制御部は、前記照明負荷の発する光の色温度が２７００Ｋ以上３５００Ｋ未満となるように前記第１作業空間に割り当てられた前記照明負荷を制御する、
請求項１又は２に記載の環境制御システム。
【請求項４】
前記複数の作業空間の各々に割り当てられた前記照明負荷には、拡散形の配光特性を有する負荷と、集光形の配光特性を有する負荷と、が含まれる、
請求項１～３のいずれか１項に記載の環境制御システム。
【請求項５】
前記照明制御部は、日中において前記第１作業空間に割り当てられた前記照明負荷を制御する、
請求項１～４のいずれか１項に記載の環境制御システム。
【請求項６】
前記音響制御部は、前記第１作業空間の騒音レベルが４０ｄＢ以上６０ｄＢ未満となるように前記音響装置を制御する、
請求項１～５のいずれか１項に記載の環境制御システム。
【請求項７】
前記照明制御部及び前記音響制御部の制御パラメータを表示する表示部を有する表示装置を更に備える、
請求項１～６のいずれか１項に記載の環境制御システム。
【請求項８】
前記表示装置は、前記制御パラメータの設定入力を受け付ける入力受付部を更に有しており、
前記表示部は、前記入力受付部で受け付け可能な前記制御パラメータの範囲を表示する、
請求項７に記載の環境制御システム。
【請求項９】
前記複数の作業空間のうちの前記第１作業空間と異なる第２作業空間において、
前記照明制御部は、前記第２作業空間に割り当てられた前記照明負荷の発する色温度が４０００Ｋ以下となるように前記第２作業空間に割り当てられた前記照明負荷を制御し、
前記音響制御部は、前記第２作業空間にジャズ又はボサノバに分類される音楽を再生するように前記第２作業空間に割り当てられた前記音響装置を制御する、
請求項１～８のいずれか１項に記載の環境制御システム。
【請求項１０】
前記複数の作業空間のうちの前記第１作業空間及び前記第２作業空間のいずれとも異なる第３作業空間において、
前記照明制御部は、前記第３作業空間における作業領域の中央の照度がそれ以外の部分の照度よりも高くなるように前記第３作業空間に割り当てられた前記照明負荷を制御し、
前記音響制御部は、前記第３作業空間にホワイトノイズ又は自然環境音を再生するように前記第３作業空間に割り当てられた前記音響装置を制御する、
請求項９に記載の環境制御システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、環境制御システム、環境制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、音響照明装置が開示されている。この音響照明装置は、照明部と、音響出力部と、設定部と、制御部と、を備えている。設定部は、周囲に存在する認識されたユーザに応じて、照明部の照明及び音響出力部の音響出力の少なくともいずれかのパラメータを設定する。制御部は、設定部により設定されたパラメータに従って、照明部の照明及び音響出力部の音響出力の少なくともいずれかを制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－０９３２０４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明は、作業空間で作業を行うユーザの気分の向上を図りやすい環境制御システム、環境制御方法、及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明の一態様に係る環境制御システムは、複数の作業空間の照明環境を互いに異ならせるように、前記複数の作業空間の各々に割り当てられた照明負荷の照度及び色温度を制御する照明制御部と、前記複数の作業空間の音環境を互いに異ならせるように、前記複数の作業空間の各々に割り当てられた音響装置を制御する音響制御部と、を備え、前記複数の作業空間のうちの第１作業空間に割り当てられた前記照明負荷は、拡散形の配光特性を有し、前記照明制御部は、前記第１作業空間に割り当てられた前記照明負荷の発する光の色温度が５０００Ｋ以下であって、かつ、前記作業空間の照度が３００ｌｘ以上となるように前記第１作業空間に割り当てられた前記照明負荷を制御し、前記音響制御部は、前記第１作業空間に自然環境音を再生するように前記第１作業空間に割り当てられた前記音響装置を制御する。
【０００６】
本発明の一態様に係る環境制御方法は、複数の作業空間のそれぞれに設けられた照明負荷の照度及び色温度を制御する照明制御ステップと、前記複数の作業空間のそれぞれに設けられた音響装置を制御する音響制御ステップと、を含み、前記複数の作業空間のうちの第１作業空間に設けられた前記照明負荷は、拡散形の配光特性を有し、前記照明制御ステップでは、前記第１作業空間に設けられた前記照明負荷の発する光の色温度が５０００Ｋ以下であって、かつ、前記作業空間の照度が３００ｌｘ以上となるように前記第１作業空間に設けられた前記照明負荷を制御し、前記音響制御ステップでは、前記第１作業空間に自然環境音を再生するように前記第１作業空間に設けられた前記音響装置を制御する。
【０００７】
本発明の一態様に係るプログラムは、１以上のプロセッサに、前記環境制御方法を実行させる。
【発明の効果】
【０００８】
本発明の環境制御システム、環境制御方法、及びプログラムは、作業空間で作業を行うユーザの気分の向上を図りやすい、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、実施の形態に係る環境制御システムの機能構成を示すブロック図である。
図２は、実施の形態に係る環境制御システムが使用される作業空間の一例を示す概要図である。
図３は、実施の形態に係る環境制御システムの表示装置の一例を示す概要図である。
図４は、第１実験の結果を示す図である。
図５は、第２実験の結果を示す図である。
図６は、第３実験の結果を示す図である。
図７は、第４実験の結果を示す図である。
図８は、第５実験の結果を示す図である。
図９は、実施の形態に係る環境制御システムの動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
（【００１１】以降は省略されています）

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