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公開番号
2025083323
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2024201508
出願日
2024-11-19
発明の名称
NLRP3を阻害するための5-クロロ-2-(4-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)ピリド[3,4-D]ピリダジン-1-イル)フェノールの固体遊離塩基形態およびその使用
出願人
ヴェンタス・セラピューティクス・ユー・エス・インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07D
471/04 20060101AFI20250523BHJP(有機化学)
要約
【課題】本発明が解決しようとする課題は、様々な疾患および障害を治療するためにNLRP3活性を調節するための、小分子を提供することである。
【解決手段】本開示は、化合物1遊離塩基の固体形態に関する。本開示はまた、本固体形態の調製のためのプロセス、本形態を含む医薬組成物、ならびに例えばNLRP3活性が関与する障害の治療および予防におけるその使用に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
化合物1:
JPEG
2025083323000044.jpg
32
170
の結晶遊離塩基形態。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
25℃で測定した場合、Cu Kアルファ線を使用して、6.8±0.2または11.7±0.2°2θでX線粉末回折シグナルを有し、18.9±0.2、20.5±0.2、または22.9±0.2°2θで少なくとも1つの追加のシグナルを有する、請求項1に記載の結晶形態。
【請求項3】
(a)25℃で測定した場合、Cu Kアルファ線を使用して、6.8±0.2、18.9±0.2、および20.5±0.2°2θ、
(b)25℃で測定した場合、Cu Kアルファ線を使用して、6.8±0.2、20.5±0.2、および22.9±0.2°2θ、
(c)25℃で測定した場合、Cu Kアルファ線を使用して、11.7±0.2、18.9±0.2、および20.5±0.2°2θ、または
(d)25℃で測定した場合、Cu Kアルファ線を使用して、11.7±0.2、20.5±0.2、および22.9±0.2°2θで、X線粉末回折シグナルを有する、請求項1または2に記載の結晶形態。
【請求項4】
25℃で測定した場合、Cu Kアルファ線を使用して、6.8±0.2、11.7±0.2、18.9±0.2、20.5±0.2、22.9±0.2、23.8±0.2、23.9±0.2、および26.5±0.2°2θでX線粉末回折シグナルを有する、実施形態1~3のいずれか一項に記載の結晶形態。
【請求項5】
示差走査熱量測定(DSC)によって測定して、約215℃~約230℃の単一の吸熱事象を特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の結晶形態。
【請求項6】
DSCによって測定して、約227.5~約227.7の開始温度、および/またはDSCによって測定して、約228.8~約229.9のピーク温度を特徴とする、請求項5に記載の結晶形態。
【請求項7】
熱重量分析(TGA)によって測定して、約0.1%~0.5%の質量損失を特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の結晶形態。
【請求項8】
図6Aに示すものに実質的に類似しているX線粉末回折(XRPD)パターンを有することを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の結晶形態。
【請求項9】
図6Dに示すものに実質的に類似している熱重量分析(TGA)スキャンを有することを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の結晶形態。
【請求項10】
図6Eに示すものに実質的に類似している示差走査熱量測定(DSC)スキャンを有することを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載の結晶形態。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【背景技術】
【0001】
自然免疫応答は、パターン認識受容体(PRR)と称される異なるタイプの受容体によって媒介される。PRRは、病原体関連分子パターン(PAMP)および損傷関連分子パターン(DAMP)の存在を認識する。これらの受容体は、従事すると、傷害の解消に役立つ下流炎症経路の活性化を誘発する。しかしながら、多くの場合、この活性化は制御されず、疾患を引き起こし得る。
続きを表示(約 1,600 文字)
【0002】
インフラマソームは、自然免疫応答の重要な構成要素であるPRRの一クラスを表す。インフラマソームの活性化により、IL-1β、IL-18を放出し、Gasderminの活性化によって誘導されるパイロトーシスと呼ばれる細胞死の炎症形態を助長する事象のカスケードが誘発される。パイロトーシスは、サイトカインだけでなく、自然免疫系と後天免疫系との両方のより広範な免疫応答を助長する他の細胞内構成要素の放出を引き起こす炎症性細胞死の固有の形態である。このため、インフラマソーム活性化は、炎症カスケードの主要な調節である。
【0003】
NLRP3は、最も特徴付けられているインフラマソームであり、自然免疫および炎症応答に重要であることが示されている。NLRC4などのいくつかの他のNLR複合体は、非常に特異的な状況下で活性化されるが、NLRP3は、多数の刺激によって活性化され得るため、細胞内恒常性不均衡のセンサーとして見るべきである。したがって、その正確な機能が不可欠である。宿主免疫防御において役割を果たすことに加えて、NLRP3の調節不全は、多くの炎症障害の病因と結び付けられている。これらには、NLRP3遺伝子における機能獲得型変異によって生じるクリオピリン関連周期熱症候群(CAPS)などの遺伝性疾患、ならびに多くの一般的な神経疾患および全身疾患が含まれる。重要なことに、NLRP3の過剰活性化は、NASH、アテローム性動脈硬化症および他の心血管疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、糖尿病、痛風、ならびに多くの他の自己炎症疾患を含む、多種の炎症および変性疾患において重要な役割を果たしていることが前臨床で示されている。例えば、非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3、非特許文献4を参照されたい。このため、様々な疾患および障害を治療するためにNLRP3活性を調節するための小分子を開発するという、当該分野において満たされていないニーズがある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Li et al.,European Journal of Pharmacology(2022)928:175091
Nguyen et al.,Journal of Parkinson’s Disease(2022)12:2117-2133
Su et al.,Current Medicinal Chemistry(2021)28:569-582
Zahid et al.,Frontiers in Immunology(2019)10:2538
【発明の概要】
【0005】
本開示は、化合物1遊離塩基の固体形態を提供する。
【0006】
「化合物1」は、5-クロロ-2-(4-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ)ピリド[3,4-d]ピリダジン-1-イル)フェノールであり、以下の構造を有する。
JPEG
2025083323000001.jpg
30
170
【0007】
化合物1は、炎症疾患を治療するために開発されているNLRP3の経口投与可能で効力がある可逆的な小分子阻害剤である。化合物1は、化合物82としてPCT出願公開第WO2022/216971号およびUS11,319,319の実施例3で説明されている。
【0008】
いくつかの実施形態では、化合物1遊離塩基の固体形態は、非晶質遊離塩基である。
【0009】
いくつかの実施形態では、化合物1遊離塩基の固体形態は、結晶形態である。
【0010】
いくつかの実施形態では、化合物1遊離塩基の固体形態は、結晶形態V遊離塩基である。
(【0011】以降は省略されています)
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