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公開番号2025083248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023197041
出願日2023-11-20
発明の名称接着型医療用照射器、医療機器および接着型医療用照射器を用いる医療システム、並びに、接着型医療用照射器を用いた光照射方法
出願人個人
代理人個人
主分類A61N 5/06 20060101AFI20250523BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】光を照射すると同時に、身体の表面を押圧し、身体に熱を与える接着型医療用照射器を提供する。
【解決手段】光源部が発光した光を身体に照射する照射熱伝導部を有し、光源部は発光した複数の照射光を所望の方向に集光する光学素子部材を備え、照射熱伝導部は光を身体に照射する押圧照射部材と、集光した照射光を反射して押圧照射部材に投光する反射熱源部材と、押圧照射部材を支持する発条部材とを備え、押圧照射部材は球状のレンズであり、発条部材は略ばね形状であり、発条部材の伸縮により押圧照射部材を照射方向に移動可能に支持し、かつ、発条部材の押圧力により押圧照射部材を回転可能に保持し、押圧照射部材を身体に押さえ付けて、身体の表面で回転させながら、光を照射する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
身体に光を照射して治療するときに使用する接着型医療用照射器であって、
前記光を発光する光源部と、
前記光源部が発光した前記光を前記身体に照射する照射熱伝導部と、
を有し、
前記光源部は、複数の照射光をそれぞれ発光する複数の発光部材と、前記発光部材が発光した複数の前記照射光を所望の方向に集光する光学素子部材と、を備え、
前記照射熱伝導部は、前記光源部の前記光学素子部材が集光した前記照射光を透過して生成された前記光を前記身体に照射する押圧照射部材と、前記光学素子部材が集光した前記照射光を反射して前記押圧照射部材に投光する反射熱源部材と、前記押圧照射部材を照射方向に移動可能に支持する発条部材と、を備え、
前記押圧照射部材は、球状のレンズであり、
前記発条部材は、略ばね形状であり、該発条部材の伸縮により前記押圧照射部材を照射方向に移動可能に支持し、かつ、該発条部材の押圧力により前記押圧照射部材を回転可能に保持し、
前記身体に前記光を照射するときに、前記押圧照射部材を該身体に押さえ付けて、前記発条部材を用いて該押圧照射部材を該身体の表面で回転させながら、該光を照射する、
ことを特徴とする接着型医療用照射器。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記反射熱源部材は、人口鉱石であり、該反射熱源部材の表面は前記照射光を反射可能な略平面または略曲面であり、
前記反射熱源部材は、前記照射光を反射する際に該照射光により発熱し、
前記発条部材は、前記反射熱源部材が発する熱を前記押圧照射部材に伝達し、
前記押圧照射部材は、前記発条部材が伝達した前記熱を前記身体に伝える、
ことを特徴とする、請求項1に記載の接着型医療用照射器。
【請求項3】
複数の前記発光部材は、複数のLEDであり、
略円板の基板の両面に複数個、配置される、
ことを特徴とする、請求項1に記載の接着型医療用照射器。
【請求項4】
請求項1、請求項2または請求項3に記載の接着型医療用照射器を含む医療機器であって、
前記光源部および前記照射熱伝導部をそれぞれ駆動する駆動手段と、
前記照射熱伝導部を前記身体に押圧する押圧手段と、
を備え、
前記身体に前記光を照射するときに、前記駆動手段を用いて前記光を生成し、前記押圧手段を用いて該身体に前記押圧照射部材を押圧しながら該光を照射する、
ことを特徴とする医療機器。
【請求項5】
請求項4に記載の医療機器と、通信回線を介して前記医療機器と接続された情報端末とを含む接着型医療用照射器を用いる医療システムであって、
前記情報端末は、少なくとも操作に関する情報を含む入力情報を入力される入力手段と、前記医療機器から出力された少なくとも治療に関する情報を含む出力情報を出力する出力手段とを備え、
前記医療機器は、前記入力情報に基づいて前記光源部および前記照射熱伝導部をそれぞれ駆動する前記駆動手段、並びに、前記入力情報に基づいて前記照射熱伝導部を前記身体に押圧する前記押圧手段を備え、
前記情報端末から送信される前記入力情報に基づいて、前記接着型医療用照射器を遠隔操作される、
ことを特徴とする接着型医療用照射器を用いる医療システム。
【請求項6】
光を発光する光源部と、前記光源部が発光した前記光を身体に照射する照射熱伝導部とを有し、前記光源部は、複数の照射光をそれぞれ発光する複数の発光部材と、前記発光部材が発光した複数の前記照射光を所望の方向に集光する光学素子部材とを備え、前記照射熱伝導部は、前記光源部の前記光学素子部材が集光した前記照射光を透過して生成された前記光を前記身体に照射する押圧照射部材と、前記光学素子部材が集光した前記照射光を反射して前記押圧照射部材に投光する反射熱源部材と、前記押圧照射部材を照射方向に移動可能に支持する発条部材とを備え、前記押圧照射部材は球状のレンズであり、前記発条部材は、略ばね形状であり、該発条部材の伸縮により前記押圧照射部材を照射方向に移動可能に支持し、かつ、該発条部材の押圧力により前記押圧照射部材を回転可能に保持し、前記身体に前記光を照射して治療するときに使用する接着型医療用照射器を用いた光照射方法であって、
複数の前記発光部材を用いて、複数の前記照射光をそれぞれ発光する発光ステップと、
前記光学素子部材を用いて、前記発光部材が発光した複数の前記照射光を前記所望の方向に集光する集光ステップと、
前記反射熱源部材を用いて、前記光学素子部材が集光した前記照射光を反射して前記押圧照射部材に投光する投光ステップと、
前記押圧照射部材を用いて、前記反射熱源部材から投光された前記照射光を透過して生成される前記光を前記身体に照射する照射ステップと、
前記発条部材を用いて、前記身体に前記光を照射しているときに、前記押圧照射部材を該身体に押さえ付けて、かつ、該押圧照射部材を該身体の表面で回転させながら、該光を照射する押圧ステップと、
を含む、
ことを特徴とする接着型医療用照射器を用いた光照射方法。
【請求項7】
請求項6に記載の接着型医療用照射器を用いた光照射方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項8】
請求項7に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、身体に光を照射して治療するときに使用する接着型医療用照射器、接着型医療用照射器を含む医療機器および接着型医療用照射器を用いる医療システム、並びに、接着型医療用照射器を用いた光照射方法に関する。
続きを表示(約 4,100 文字)【背景技術】
【0002】
身体に光(たとえばレーザ光ビーム)を照射して治療するための医療器具が知られている。特許文献1では、レーザシステムポートアダプタであって、レーザ源と結合するための第1のポートアームであって、光の電磁スペクトルの2つの狭帯域の少なくとも一方内に含まれる波長を有するレーザ光ビームをコリメートするための光学素子を含む第1のポートアームと、照明システムと結合するための第2のポートアームと、レーザプローブの光ファイバケーブルと結合するための第3のポートアームと、前記第1のポートアーム、前記第2のポートアーム及び前記第3のポートアームが交差する多重交差領域であって、コリメートされたレーザ光ビームを前記光学素子から受け、且つレーザ光ビームのマルチスポットレーザパターンを生成するように構成される回折光学素子(DOE)と、前記光の電磁スペクトルの前記少なくとも2つの狭帯域を反射し、前記レーザ光ビームのマルチスポットパターンを受け、前記レーザ光ビームのマルチスポットレーザパターンを前記第3のポートアームに向けて反射し、前記照明システムから照明ビームを受け、且つ前記電磁スペクトルの前記少なくとも2つの狭帯域内に含まれていない前記照明ビームの一部を前記第3のポートアームに向けて透過するように構成されるビームスプリッタとを含む多重交差領域とを含み、前記第2のポートアーム及び前記第3のポートアームは、前記交差領域にわたって略同一線上にあり、前記第1のポートアームは、前記多重交差領域において前記第2のポートアーム及び前記第3のポートアームに略直交する、レーザシステムポートアダプタに関する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-138671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
身体に光(たとえばレーザ光ビーム)を照射して治療するときに、大型の装置で高額な医療機器が必要な場合が一般的である。操作が容易で安全性が高く、小型化され、より低額の医療機器が求められている。また、治療効果を高めるために、光を照射すると同時に、身体の表面を押圧したり、身体に熱を与えたりすることができる医療機器や方法が求められる。特許文献1には、光を照射すると同時に、身体の表面を押圧し、身体に熱を与える方法に関する記載がない。
【0005】
本発明は、身体に光を照射して治療するときに、操作が容易で安全性が高く、小型化され、より低額の照射器を用いることができ、かつ、光を照射すると同時に、身体の表面を押圧したり、身体に熱を与えたりすることができる接着型医療用照射器、医療機器若しくは接着型医療用照射器を用いる医療システム又は接着型医療用照射器を用いた光照射方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一の実施形態は、身体に光を照射して治療するときに使用する接着型医療用照射器であって、前記光を発光する光源部と、前記光源部が発光した前記光を前記身体に照射する照射熱伝導部と、を有し、前記光源部は、複数の照射光をそれぞれ発光する複数の発光部材と、前記発光部材が発光した複数の前記照射光を所望の方向に集光する光学素子部材と、を備え、前記照射熱伝導部は、前記光源部の前記光学素子部材が集光した前記照射光を透過して生成された前記光を前記身体に照射する押圧照射部材と、前記光学素子部材が集光した前記照射光を反射して前記押圧照射部材に投光する反射熱源部材と、前記押圧照射部材を照射方向に移動可能に支持する発条部材と、を備え、前記押圧照射部材は、球状のレンズであり、前記発条部材は、略ばね形状であり、該発条部材の伸縮により前記押圧照射部材を照射方向に移動可能に支持し、かつ、該発条部材の押圧力により前記押圧照射部材を回転可能に保持し、前記身体に前記光を照射するときに、前記押圧照射部材を該身体に押さえ付けて、前記発条部材を用いて該押圧照射部材を該身体の表面で回転させながら、該光を照射する、ことを特徴とする接着型医療用照射器を提供する。また、本発明の他の実施形態は、上記接着型医療用照射器であって、前記反射熱源部材は、人口鉱石であり、該反射熱源部材の表面は前記照射光を反射可能な略平面または略曲面であり、前記反射熱源部材は、前記照射光を反射する際に該照射光により発熱し、前記発条部材は、前記反射熱源部材が発する熱を前記押圧照射部材に伝達し、前記押圧照射部材は、前記発条部材が伝達した前記熱を前記身体に伝える、ことを特徴とする接着型医療用照射器であってもよい。また、本発明の他の実施形態は、上記のいずれかの接着型医療用照射器であって、複数の前記発光部材は、複数のLEDであり、略円板の基板の両面に複数個、配置される、ことを特徴とする接着型医療用照射器であってもよい。
【0007】
また、本発明の他の実施形態は、前記接着型医療用照射器のいずれか一つを含む医療機器であって、前記光源部および前記照射熱伝導部をそれぞれ駆動する駆動手段と、前記照射熱伝導部を前記身体に押圧する押圧手段と、を備え、前記身体に前記光を照射するときに、前記駆動手段を用いて前記光を生成し、前記押圧手段を用いて該身体に前記押圧照射部材を押圧しながら該光を照射する、ことを特徴とする医療機器を提供する。また、本発明の他の実施形態は、上記の医療機器と、通信回線を介して上記医療機器と接続された情報端末とを含む接着型医療用照射器を用いる医療システムであって、前記情報端末は、少なくとも操作に関する情報を含む入力情報を入力される入力手段と、前記医療機器から出力された少なくとも治療に関する情報を含む出力情報を出力する出力手段とを備え、前記医療機器は、前記入力情報に基づいて前記光源部および前記照射熱伝導部をそれぞれ駆動する前記駆動手段、並びに、前記入力情報に基づいて前記照射熱伝導部を前記身体に押圧する前記押圧手段を備え、前記情報端末から送信される前記入力情報に基づいて、前記接着型医療用照射器を遠隔操作される、ことを特徴とする接着型医療用照射器を用いる医療システムであってもよい。
【0008】
また、本発明の他の実施形態は、光を発光する光源部と、前記光源部が発光した前記光を身体に照射する照射熱伝導部とを有し、前記光源部は、複数の照射光をそれぞれ発光する複数の発光部材と、前記発光部材が発光した複数の前記照射光を所望の方向に集光する光学素子部材とを備え、前記照射熱伝導部は、前記光源部の前記光学素子部材が集光した前記照射光を透過して生成された前記光を前記身体に照射する押圧照射部材と、前記光学素子部材が集光した前記照射光を反射して前記押圧照射部材に投光する反射熱源部材と、前記押圧照射部材を照射方向に移動可能に支持する発条部材とを備え、前記押圧照射部材は球状のレンズであり、前記発条部材は、略ばね形状であり、該発条部材の伸縮により前記押圧照射部材を照射方向に移動可能に支持し、かつ、該発条部材の押圧力により前記押圧照射部材を回転可能に保持し、前記身体に前記光を照射して治療するときに使用する接着型医療用照射器を用いた光照射方法であって、複数の前記発光部材を用いて、複数の前記照射光をそれぞれ発光する発光ステップと、前記光学素子部材を用いて、前記発光部材が発光した複数の前記照射光を前記所望の方向に集光する集光ステップと、前記反射熱源部材を用いて、前記光学素子部材が集光した前記照射光を反射して前記押圧照射部材に投光する投光ステップと、前記押圧照射部材を用いて、前記反射熱源部材から投光された前記照射光を透過して生成される前記光を前記身体に照射する照射ステップと、前記発条部材を用いて、前記身体に前記光を照射しているときに、前記押圧照射部材を該身体に押さえ付けて、かつ、該押圧照射部材を該身体の表面で回転させながら、該光を照射する押圧ステップと、を含む、ことを特徴とする接着型医療用照射器を用いた光照射方法を提供する。また、本発明の他の実施形態は、上記の接着型医療用照射器を用いた光照射方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであってもよい。また、本発明の他の実施形態は、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であってもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る接着型医療用照射器、医療機器若しくは接着型医療用照射器を用いる医療システム又は接着型医療用照射器を用いた光照射方法によれば、身体に光を照射して治療するときに、操作が容易で安全性が高く、小型化され、より低額の照射器を用いることができ、かつ、光を照射すると同時に、身体の表面を押圧したり、身体に熱を与えたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る接着型医療用照射器を用いる医療システム、医療機器(接着型医療用照射器を用いた医療機器)および接着型医療用照射器の一例を説明する説明図である。
本発明の実施形態に係る接着型医療用照射器を用いる医療システム、医療機器(接着型医療用照射器を用いた医療機器)および接着型医療用照射器の一例を説明する概略断面図である。
本発明の実施形態に係る発光部材の一例を説明する説明図である。
本発明の実施形態に係る接着型医療用照射器を用いる医療システム、医療機器(接着型医療用照射器を用いた医療機器)および接着型医療用照射器の光の光路の例を説明する説明図である。
本発明の実施形態に係る接着型医療用照射器を用いた光照射方法の一例を説明するフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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