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公開番号2025083219
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196989
出願日2023-11-20
発明の名称ハイブリッド車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60K 6/40 20071001AFI20250523BHJP(車両一般)
要約【課題】機電一体ユニットの搭載の自由度を上げつつ、冷却構造を簡素化することができるハイブリッド車両を提供する。
【解決手段】第1電気ケース及び第2電気ケースは、第1壁面、第2壁面、第3壁面、第4壁面、第5壁面、及び第6壁面のうちの2つの壁面に別々に配置されている。これにより、第1電気ケースと第2電気ケースとは分割されて配置されるので、機電一体ユニットがハイブリッド車両に搭載され易くされる。又、水冷式のオイルクーラが配置された電気ケースは、その電気ケースが収容する電気機器の冷却用の水路に連通する、オイルクーラの冷却用の水路が設けられている。これにより、オイルクーラの冷却用の水路と、第1電気機器の冷却用の水路及び第2電気機器の冷却用の水路のうちの何れかの水路と、が統合され、冷却用の水路が計2つとなる。よって、機電一体ユニットの搭載の自由度を上げつつ、冷却構造を簡素化することができる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
電動機と、前記電動機が動力伝達可能に連結された動力伝達装置と、第1電気機器と、第2電気機器と、前記電動機及び前記動力伝達装置を含む駆動装置を収容する駆動ケースと、前記第1電気機器を収容する第1電気ケースと、前記第2電気機器を収容する第2電気ケースと、を備え、前記駆動ケース、前記第1電気ケース、及び前記第2電気ケースを一体的に配置した機電一体ユニットを有するハイブリッド車両であって、
前記ハイブリッド車両は、前記第1電気ケースに設けられた、前記第1電気機器の冷却用の水路と、前記第2電気ケースに設けられた、前記第2電気機器の冷却用の水路と、前記電動機の冷却用のオイルを冷却する水冷式のオイルクーラと、を更に備えており、
前記駆動ケースは、前記駆動装置を収容する空間を形成する、第1壁面、第2壁面、第3壁面、第4壁面、第5壁面、及び第6壁面を備えているものであり、
前記第1電気ケース及び前記第2電気ケースは、前記第1壁面、前記第2壁面、前記第3壁面、前記第4壁面、前記第5壁面、及び前記第6壁面のうちの2つの壁面に別々に配置されており、
前記オイルクーラは、前記第1電気ケース及び前記第2電気ケースのうちの一方の電気ケースに配置されており、
前記一方の電気ケースは、前記第1電気機器及び前記第2電気機器のうちの、前記一方の電気ケースが収容する電気機器の冷却用の水路に連通する、前記オイルクーラの冷却用の水路が設けられていることを特徴とするハイブリッド車両。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記一方の電気ケースは、前記ハイブリッド車両における搭載状態において、前記駆動ケースに対して水平方向であって、前記電動機の回転軸線方向に配置されており、
前記第1電気ケース及び前記第2電気ケースのうちの他方の電気ケースは、前記ハイブリッド車両における搭載状態において、前記駆動ケースに対して鉛直方向の上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両。
【請求項3】
前記ハイブリッド車両は、前記動力伝達装置に動力伝達可能に連結されたエンジンを更に備えており、
前記エンジンは、前記ハイブリッド車両における搭載状態において、前記駆動ケースに対して水平方向であって、前記第1壁面、前記第2壁面、前記第3壁面、前記第4壁面、前記第5壁面、及び前記第6壁面のうちの前記電動機の回転軸線方向の壁面に配置されており、
前記一方の電気ケースは、前記ハイブリッド車両における搭載状態において、前記駆動ケースに対して前記エンジンとは反対側に配置されており、
前記第1電気ケース及び前記第2電気ケースのうちの他方の電気ケースは、前記ハイブリッド車両における搭載状態において、前記駆動ケースに対して鉛直方向の上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両。
【請求項4】
前記ハイブリッド車両は、高圧バッテリと低圧バッテリとを更に備えており、
前記第1電気機器は、前記高圧バッテリからの直流電力を交流電力に変換して前記電動機に供給するインバータを含むものであり、
前記第2電気機器は、前記高圧バッテリの電圧を降圧して前記低圧バッテリを充電するDCDCコンバータを含むものであることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のハイブリッド車両。
【請求項5】
前記第2電気機器は、前記高圧バッテリからの直流電力を昇圧して前記インバータに供給する昇圧コンバータが有するリアクトルを更に含むものであることを特徴とする請求項4に記載のハイブリッド車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機電一体ユニットを有するハイブリッド車両に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
電動機と、前記電動機が動力伝達可能に連結された動力伝達装置と、第1電気機器と、第2電気機器と、前記電動機及び前記動力伝達装置を含む駆動装置を収容する駆動ケースと、前記第1電気機器を収容する第1電気ケースと、前記第2電気機器を収容する第2電気ケースと、を備え、前記駆動ケース、前記第1電気ケース、及び前記第2電気ケースを一体的に配置した機電一体ユニットを有するハイブリッド車両が良く知られている。例えば、特許文献1に記載された車載ユニットがそれである。この特許文献1には、駆動ケース、第1電気ケース、及び第2電気ケースを、車載状態において、鉛直方向に順に配置した積層構造の機電一体ユニットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-152851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、積層構造の機電一体ユニットを車両に搭載する場合、搭載スペース又は機電一体ユニットの構成部品によっては、機電一体ユニットの搭載の自由度が低下させられるおそれがある。これに対して、第1電気ケース及び第2電気ケースを駆動ケースの外周に別々に分けて配置することが考えられる。一方で、ハイブリッド車両では、第1電気機器及び第2電気機器を冷却する場合がある。又、ハイブリッド車両では、電動機の冷却用のオイルを冷却する水冷式のオイルクーラを備える場合がある。そうすると、第1電気機器の冷却用の水路、第2電気機器の冷却用の水路、及びオイルクーラの冷却用の水路をそれぞれ設ける必要がある。それぞれの専用の水路を設けると、冷却構造が複雑になるという課題が生じる。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、機電一体ユニットの搭載の自由度を上げつつ、冷却構造を簡素化することができるハイブリッド車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の要旨とするところは、(a)電動機と、前記電動機が動力伝達可能に連結された動力伝達装置と、第1電気機器と、第2電気機器と、前記電動機及び前記動力伝達装置を含む駆動装置を収容する駆動ケースと、前記第1電気機器を収容する第1電気ケースと、前記第2電気機器を収容する第2電気ケースと、を備え、前記駆動ケース、前記第1電気ケース、及び前記第2電気ケースを一体的に配置した機電一体ユニットを有するハイブリッド車両であって、(b)前記ハイブリッド車両は、前記第1電気ケースに設けられた、前記第1電気機器の冷却用の水路と、前記第2電気ケースに設けられた、前記第2電気機器の冷却用の水路と、前記電動機の冷却用のオイルを冷却する水冷式のオイルクーラと、を更に備えており、(c)前記駆動ケースは、前記駆動装置を収容する空間を形成する、第1壁面、第2壁面、第3壁面、第4壁面、第5壁面、及び第6壁面を備えているものであり、(d)前記第1電気ケース及び前記第2電気ケースは、前記第1壁面、前記第2壁面、前記第3壁面、前記第4壁面、前記第5壁面、及び前記第6壁面のうちの2つの壁面に別々に配置されており、(e)前記オイルクーラは、前記第1電気ケース及び前記第2電気ケースのうちの一方の電気ケースに配置されており、(f)前記一方の電気ケースは、前記第1電気機器及び前記第2電気機器のうちの、前記一方の電気ケースが収容する電気機器の冷却用の水路に連通する、前記オイルクーラの冷却用の水路が設けられていることにある。
【0007】
また、第2の発明は、前記第1の発明に記載のハイブリッド車両において、前記一方の電気ケースは、前記ハイブリッド車両における搭載状態において、前記駆動ケースに対して水平方向であって、前記電動機の回転軸線方向に配置されており、前記第1電気ケース及び前記第2電気ケースのうちの他方の電気ケースは、前記ハイブリッド車両における搭載状態において、前記駆動ケースに対して鉛直方向の上方に配置されていることにある。
【0008】
また、第3の発明は、前記第1の発明に記載のハイブリッド車両において、前記ハイブリッド車両は、前記動力伝達装置に動力伝達可能に連結されたエンジンを更に備えており、前記エンジンは、前記ハイブリッド車両における搭載状態において、前記駆動ケースに対して水平方向であって、前記第1壁面、前記第2壁面、前記第3壁面、前記第4壁面、前記第5壁面、及び前記第6壁面のうちの前記電動機の回転軸線方向の壁面に配置されており、前記一方の電気ケースは、前記ハイブリッド車両における搭載状態において、前記駆動ケースに対して前記エンジンとは反対側に配置されており、前記第1電気ケース及び前記第2電気ケースのうちの他方の電気ケースは、前記ハイブリッド車両における搭載状態において、前記駆動ケースに対して鉛直方向の上方に配置されていることにある。
【0009】
また、第4の発明は、前記第1の発明から第3の発明の何れか1つに記載のハイブリッド車両において、前記ハイブリッド車両は、高圧バッテリと低圧バッテリとを更に備えており、前記第1電気機器は、前記高圧バッテリからの直流電力を交流電力に変換して前記電動機に供給するインバータを含むものであり、前記第2電気機器は、前記高圧バッテリの電圧を降圧して前記低圧バッテリを充電するDCDCコンバータを含むものである。
【0010】
また、第5の発明は、前記第4の発明に記載のハイブリッド車両において、前記第2電気機器は、前記高圧バッテリからの直流電力を昇圧して前記インバータに供給する昇圧コンバータが有するリアクトルを更に含むものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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