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公開番号2025083133
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196850
出願日2023-11-20
発明の名称カバー付き端子台およびパワーコンディショナ
出願人ニチコン株式会社
代理人弁理士法人みのり特許事務所
主分類H01R 9/00 20060101AFI20250523BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】回路部品を覆うカバーを基板に装着する作業を追加することなく回路部品を保護することができるカバー付き端子台およびパワーコンディショナを提供する。
【解決手段】回路部品であるYコンデンサ5が配置された基板2に設けられるカバー付き端子台6は、下面61AがYコンデンサ5と隣り合う位置に配置された状態で、前面61CがYコンデンサ5の方を向くようにして基板2に固定される基台61と、基台61の前面61Cに対して着脱可能に構成されたカバーである前面カバー66とを備える。前面カバー66は、基台61に装着された装着状態で、基台61の前面61Cから前方に突出することでYコンデンサ5を覆う。パワーコンディショナ1は、電力変換回路およびYコンデンサ5が配置された基板2と、上記構成のカバー付き端子台6とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
回路部品が配置された基板に設けられる端子台であって、
下面が前記回路部品と隣り合う位置に配置された状態で、前面が前記回路部品の方を向くようにして前記基板に固定される基台と、
前記基台の前面に対して着脱可能に構成されたカバーと
を備え、
前記カバーは、前記基台に装着された装着状態で、前記基台の前面から前方に突出することで前記回路部品を覆う
ことを特徴とするカバー付き端子台。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記カバーは、
上下方向に延びる基部と、
前記基部から前方に向けて延びる第1カバー部とを有し、
前記第1カバー部は、前記装着状態で、前記回路部品の上方を覆う
ことを特徴とする請求項1に記載のカバー付き端子台。
【請求項3】
前記カバーは、
前記第1カバー部の左端から下方に向けて延びる第2カバー部と、
前記第1カバー部の右端から下方に向けて延びる第3カバー部と、
前記第1カバー部の前端から下方に向けて延びる第4カバー部とを有し、
前記第2カバー部、前記第3カバー部および前記第4カバー部は、前記装着状態で、前記回路部品の左方、右方および前方を覆う
ことを特徴とする請求項2に記載のカバー付き端子台。
【請求項4】
前記第4カバー部の下端は、前記第2カバー部および前記第3カバー部の下端よりも上方に位置するように構成されており、
前記第4カバー部は、前記装着状態において前記回路部品を前記基部の前面から見たときに前記回路部品の一部を露出させる
ことを特徴とする請求項3に記載のカバー付き端子台。
【請求項5】
前記カバーは、
前記基部の下端から後方に向けて延びる第1取付部と、
前記基部の上端から後方に向けて延びる第2取付部とを有し、
前記第1取付部および前記第2取付部が前記基台に差し込まれることで、前記基台に装着される
ことを特徴とする請求項2に記載のカバー付き端子台。
【請求項6】
前記基台の内部には基台内回路部品が収納可能とされ、
前記基台の内部に収納された前記基台内回路部品は、前記カバーが前記基台に装着されていない脱着状態で、前面側が前記基台の外部に露出しており、
前記基部は、前記装着状態で、前記第1カバー部が前記基台内回路部品の前方を覆う
ことを特徴とする請求項2に記載のカバー付き端子台。
【請求項7】
電力変換回路および回路部品が配置された基板と、
前記基板に設けられた端子台と、
を備えるパワーコンディショナであって、
前記端子台は、
前記回路部品と隣り合う位置に配置された状態で前記基板に固定される基台と、
前記基台に対して着脱可能に構成されたカバーと
を備え、
前記カバーは、前記基台に装着された状態で、前記基台から前記基板の表面に対して平行な方向に突出することで前記回路部品を覆う
ことを特徴とするパワーコンディショナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回路部品が配置された基板に設けられる端子台、および、端子台を備えるパワーコンディショナに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、電力系統や蓄電装置などに接続されるパワーコンディショナは、電力変換回路および回路部品が配置された基板と、基板に設けられた端子台とを備えており、端子台は、基板の縁部に設けられている(例えば特許文献1および2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-5817号公報
特開2019-149889号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、パワーコンディショナにおいて、不要輻射の対策を行うことが求められている。不要輻射の対策としては、例えば、ノイズ低減用の回路部品であるYコンデンサを端子台の近傍に設けることが考えられる。
【0005】
しかしながら、端子台の近傍に回路部品が配置されている構成では、端子台に圧着端子を接続する作業を行う際、誤って回路部品に接触した場合に、回路部品の損傷または感電のおそれがあった。この問題を解決するためには、例えば、回路部品を覆うカバーを基板に装着することが考えられるが、カバーを基板に装着するための追加作業が必要になるという問題が生じる。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、回路部品を覆うカバーを基板に装着する作業を追加することなく回路部品を保護することができるカバー付き端子台およびパワーコンディショナを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係るカバー付き端子台は、回路部品が配置された基板に設けられる端子台であって、下面が前記回路部品と隣り合う位置に配置された状態で、前面が前記回路部品の方を向くようにして前記基板に固定される基台と、前記基台の前面に対して着脱可能に構成されたカバーとを備え、前記カバーは、前記基台に装着された装着状態で、前記基台の前面から前方に突出することで前記回路部品を覆うことを特徴とする。
【0008】
上記構成では、回路部品がカバーによって覆われるため、例えば端子台に対して圧着端子を接続する作業を行う際に、誤って回路部品に接触することを抑制することができる。また、カバーは基台に装着されるため、カバーを基板に装着する必要がない。したがって、回路部品を覆うカバーを基板に装着する作業を追加することなく回路部品を保護することができる。
【0009】
また、上記カバー付き端子台において、前記カバーは、上下方向に延びる基部と、前記基部から前方に向けて延びる第1カバー部とを有し、前記第1カバー部は、前記装着状態で、前記回路部品の上方を覆うことが好ましい。
【0010】
また、上記カバー付き端子台において、前記カバーは、前記第1カバー部の左端から下方に向けて延びる第2カバー部と、前記第1カバー部の右端から下方に向けて延びる第3カバー部と、前記第1カバー部の前端から下方に向けて延びる第4カバー部とを有し、前記第2カバー部、前記第3カバー部および前記第4カバー部は、前記装着状態で、前記回路部品の左方、右方および前方を覆うことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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