TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025082813
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2024188721
出願日
2024-10-28
発明の名称
ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
弁理士法人英明国際特許事務所
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20250522BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】従来のポジ型レジスト材料を上回る感度及び解像度を有し、エッジラフネスや寸法バラツキが小さく、露光後のパターン形状が良好であるポジ型レジスト材料、及びパターン形成方法を提供する。
【解決手段】ヨウ素化されたフェノール化合物のスルホニウム塩構造を有する繰り返し単位aを含むベースポリマーを含むポジ型レジスト材料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ヨウ素化されたフェノール化合物のスルホニウム塩構造を有する繰り返し単位aを含むベースポリマーを含むポジ型レジスト材料。
続きを表示(約 3,700 文字)
【請求項2】
繰り返し単位aが、下記式(a)で表されるものである請求項1記載のポジ型レジスト材料。
TIFF
2025082813000176.tif
43
62
(式中、R
A
は、水素原子又はメチル基である。
X
1
は、単結合、エステル結合、エーテル結合、フェニレン基又はナフチレン基である。
X
2
は、単結合、炭素数1~12の飽和ヒドロカルビレン基又はフェニレン基であり、該飽和ヒドロカルビレン基は、エーテル結合、エステル結合、アミド結合、ラクトン環及びスルトン環から選ばれる少なくとも1つを含んでいてもよい。
X
3
は、単結合、エステル結合又はエーテル結合である。
R
1
は、水素原子、炭素数1~4のアルキル基、ヨウ素原子以外のハロゲン原子、ニトロ基又はシアノ基である。
R
2
~R
4
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、又はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素数1~20のヒドロカルビル基である。また、R
2
及びR
3
が、互いに結合してこれらが結合する硫黄原子と共に環を形成してもよい。
mは、1~4の整数である。nは、0~3の整数である。ただし、1≦m+n≦4である。)
【請求項3】
前記ベースポリマーが、カルボキシ基の水素原子が酸不安定基で置換された繰り返し単位b1及びフェノール性ヒドロキシ基の水素原子が酸不安定基で置換された繰り返し単位b2から選ばれる少なくとも1つを含む請求項1記載のポジ型レジスト材料。
【請求項4】
繰り返し単位b1が下記式(b1)で表されるものであり、繰り返し単位b2が下記式(b2)で表されるものである請求項3記載のポジ型レジスト材料。
TIFF
2025082813000177.tif
52
75
(式中、R
A
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基である。
Y
1
は、単結合、フェニレン基若しくはナフチレン基、又はエステル結合、エーテル結合及びラクトン環から選ばれる少なくとも1つを含む炭素数1~12の連結基であり、該フェニレン基、ナフチレン基及び連結基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1~8の飽和ヒドロカルビルオキシ基及び炭素数2~8の飽和ヒドロカルビルカルボニルオキシ基から選ばれる少なくとも1つを有していてもよい。
Y
2
は、単結合、エステル結合又はアミド結合である。
Y
3
は、単結合、エーテル結合又はエステル結合である。
R
11
及びR
12
は、それぞれ独立に、酸不安定基である。
R
13
は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、シアノ基又は炭素数1~6の飽和ヒドロカルビル基、炭素数1~6の飽和ヒドロカルビルオキシ基又は炭素数2~7の飽和ヒドロカルビルカルボニルオキシ基である。
R
14
は、単結合又は炭素数1~6のアルカンジイル基であり、該アルカンジイル基の-CH
2
-の一部がエーテル結合又はエステル結合で置換されていてもよい。
aは、1又は2である。bは、0~4の整数である。ただし、1≦a+b≦5である。)
【請求項5】
前記ベースポリマーが、ヒドロキシ基、カルボキシ基、ラクトン環、カーボネート結合、チオカーボネート結合、カルボニル基、環状アセタール基、エーテル結合、エステル結合、スルホン酸エステル結合、シアノ基、アミド結合、-O-C(=O)-S-及び-O-C(=O)-NH-から選ばれる密着性基を含む繰り返し単位cを含む請求項3記載のポジ型レジスト材料。
【請求項6】
前記ベースポリマーが、下記式(d1)で表される繰り返し単位、下記式(d2)で表される繰り返し単位、下記式(d3)で表される繰り返し単位、下記式(d4)で表される繰り返し単位及び下記式(d5)で表される繰り返し単位から選ばれる少なくとも1つを含む請求項3記載のポジ型レジスト材料。
TIFF
2025082813000178.tif
107
137
(式中、R
A
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基である。
Z
1
は、単結合、炭素数1~6の脂肪族ヒドロカルビレン基、フェニレン基、ナフチレン基若しくはこれらを組み合わせて得られる炭素数7~18の基、又は-O-Z
11
-、-C(=O)-O-Z
11
-若しくは-C(=O)-NH-Z
11
-である。Z
11
は、炭素数1~6の脂肪族ヒドロカルビレン基、フェニレン基、ナフチレン基又はこれらを組み合わせて得られる炭素数7~18の基であり、カルボニル基、エステル結合、エーテル結合又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。
Z
2
は、単結合又はエステル結合である。
Z
3
は、単結合、-Z
31
-C(=O)-O-、-Z
31
-O-又は-Z
31
-O-C(=O)-である。Z
31
は、炭素数1~12の脂肪族ヒドロカルビレン基、フェニレン基又はこれらを組み合わせて得られる炭素数7~18の基であり、カルボニル基、エステル結合、エーテル結合、ヨウ素原子又は臭素原子を含んでいてもよい。
Z
4
は、メチレン基、2,2,2-トリフルオロ-1,1-エタンジイル基又はカルボニル基である。
Z
5
は、単結合、メチレン基、エチレン基、フェニレン基、フッ素化フェニレン基、トリフルオロメチル基で置換されたフェニレン基、-O-Z
51
-、-C(=O)-O-Z
51
-又は-C(=O)-NH-Z
51
-である。Z
51
は、炭素数1~6の脂肪族ヒドロカルビレン基、フェニレン基、フッ素化フェニレン基又はトリフルオロメチル基で置換されたフェニレン基であり、カルボニル基、エステル結合、エーテル結合、ハロゲン原子又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。
Z
6
は、単結合、フェニレン基、ナフチレン環、エステル結合又はアミド結合である。
Z
7A
は、単結合又は炭素数1~24の2価有機基であり、ハロゲン原子、酸素原子、窒素原子及び硫黄原子から選ばれる少なくとも1つを有していてもよい。
Z
7B
は、炭素数1~10の1価有機基であり、ハロゲン原子、酸素原子、窒素原子及び硫黄原子から選ばれる少なくとも1つを有していてもよい。
Z
8
は、単結合、エーテル結合、エステル結合、チオエーテル結合又は炭素数1~6のアルカンジイル基である。
Z
9
は、炭素数1~12の3価有機基であり、酸素原子、窒素原子及び硫黄原子から選ばれる少なくとも1つを有していてもよい。
R
21
~R
25
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、又はヘテロ原子を含んでいてもよい炭素数1~20のヒドロカルビル基である。また、R
23
及びR
24
が、互いに結合してこれらが結合する硫黄原子と共に環を形成してもよい。
R
26
は、それぞれ独立に、炭素数1~10の飽和ヒドロカルビル基、炭素数6~10のアリール基、フッ素原子、ヨウ素原子、トリフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、シアノ基又はニトロ基である。
円Rは、炭素数6~10の(j+2)価芳香族炭化水素基である。
jは、それぞれ独立に、0~5の整数である。
M
-
は、非求核性対向イオンである。)
【請求項7】
更に、強酸を発生する酸発生剤を含む請求項3記載のポジ型レジスト材料。
【請求項8】
更に、有機溶剤を含む請求項3記載のポジ型レジスト材料。
【請求項9】
更に、クエンチャーを含む請求項3記載のポジ型レジスト材料。
【請求項10】
更に、界面活性剤を含む請求項3記載のポジ型レジスト材料。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
LSIの高集積化と高速度化に伴い、パターンルールの微細化が急速に進んでいる。5Gの高速通信と人工知能(artificial intelligence、AI)の普及が進み、これを処理するための高性能デバイスが必要とされているためである。最先端の微細化技術としては、波長13.5nmの極端紫外線(EUV)リソグラフィーによる5nmノードのデバイスの量産が行われている。さらには、次世代の3nmノード、次次世代の2nmノードデバイスにおいてもEUVリソグラフィーを用いた検討が進められており、ベルギーのIMECは2Åのデバイス開発を表明している。
【0003】
微細化の進行とともに酸の拡散による像のぼけが問題になっている。寸法サイズ45nm以降の微細パターンでの解像性を確保するためには、従来提案されている溶解コントラストの向上だけでなく、酸拡散の制御が重要であることが提案されている(非特許文献1)。しかしながら、化学増幅レジスト材料は、酸の拡散によって感度とコントラストを上げているため、ポストエクスポージャーベーク(PEB)温度を下げたり、時間を短くしたりして酸拡散を極限まで抑えようとすると、感度とコントラストが著しく低下する。
【0004】
感度、解像度及びエッジラフネス(LWR)のトライアングルトレードオフの関係が示されている。解像度を向上させるためには酸拡散を抑えることが必要であるが、酸拡散距離が短くなると感度が低下する。
【0005】
バルキーな酸が発生する酸発生剤を添加して酸拡散を抑えることは有効である。そこで、重合性不飽和結合を有するオニウム塩に由来する繰り返し単位をポリマーに含ませることが提案されている。このとき、ポリマーは、酸発生剤としても機能する(ポリマーバウンド型酸発生剤)。特許文献1には、特定のスルホン酸を発生する重合性不飽和結合を有するスルホニウム塩やヨードニウム塩が提案されている。特許文献2には、スルホン酸が主鎖に直結したスルホニウム塩が提案されている。
【0006】
酸拡散を抑えるため、重合性基を有するpKaが-0.8以上の弱酸のスルホニウム塩構造を含むベースポリマーを用いるポリマーバウンド型クエンチャーのレジスト材料が提案されている(特許文献3)。ここでは弱酸として、カルボン酸、スルホンアミド、フェノール、ヘキサフルオロアルコール等が挙げられている。一般的に、フェノールやヘキサフルオロアルコールは酸性度が弱すぎて、スルホニウム塩としての安定性が低く、合成もしづらい。また、前記弱酸のスルホニウム塩構造を含むベースポリマーを用いるレジスト材料は、アルカリ現像液中での膨潤が大きく、現像中の膨潤によってコンタクトホールパターンの寸法均一性(CDU)が劣ったり、ラインアンドスペースパターン形成後のパターン倒れが起きやすいという問題があった。
【0007】
フッ素化フェノールのスルホニウム塩構造を有するベースポリマーを用いるポリマーバウンド型クエンチャーのレジスト材料が提案されている(特許文献4)。フェノールのスルホニウム塩は膨潤が小さいという特徴があるが、EUV光の吸収が不十分なため更なる性能の向上が必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2006-045311号公報
特開2006-178317号公報
国際公開第2019/167737号
特開2022-115071号公報
【非特許文献】
【0009】
SPIE Vol. 6520 65203L-1 (2007)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、前記事情に鑑みなされたもので、従来のポジ型レジスト材料を上回る感度及び解像度を有し、エッジラフネスや寸法バラツキが小さく、露光後のパターン形状が良好であるポジ型レジスト材料、及びパターン形成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
スクリーン
1か月前
株式会社リコー
撮影装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
20日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
20日前
株式会社トプコン
全周カメラ
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像投射装置
14日前
株式会社リコー
画像形成装置
14日前
株式会社リコー
画像形成装置
19日前
株式会社リコー
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
シャープ株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
12日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
20日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
2か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
2か月前
個人
モニター付撮影機器の日よけカバー
1か月前
個人
露光装置、及び露光方法
1か月前
株式会社ユピテル
撮像装置等
1か月前
続きを見る
他の特許を見る