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公開番号2025082493
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195851
出願日2023-11-17
発明の名称建築物、制御システム、および、制御プログラム
出願人積水ハウス株式会社
代理人個人,個人
主分類H04Q 9/00 20060101AFI20250522BHJP(電気通信技術)
要約【課題】機器を効率的に制御できる建築物、制御システム、および、制御プログラムを提供する。
【解決手段】建築物は、制御システム20を有する。制御システム20は、温度センサ21と、状態検出センサ22と、制御装置30と、を備える。状態検出センサ22は、第1部屋に設けられる特定建築要素の状態を検出するように構成される。制御装置30は、リスク判定部31と、機器制御部32と、を有する。リスク判定部31は、温度センサ21によって検出される第1部屋の温度に基づいて、第1部屋における人の疾患リスクを判定するように構成される。機器制御部32は、第1部屋における人の疾患リスクと、特定建築要素の状態と、に基づいて、機器14を制御するように構成される。特定建築要素は、換気、断熱、採光、および、遮光の少なくとも1つのための建築要素である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1部屋における人の疾患リスクが低減するように、前記第1部屋に配置される機器を制御するように構成される制御システムを有する建築物であって、
前記制御システムは、
前記第1部屋の温度を検出するように構成される温度センサと、
前記第1部屋に設けられる特定建築要素の状態を検出するように構成される状態検出センサと、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記温度センサによって検出される前記第1部屋の温度に基づいて、前記第1部屋における前記人の前記疾患リスクを判定するように構成されるリスク判定部と、
前記第1部屋における前記人の前記疾患リスクと、前記特定建築要素の状態と、に基づいて、前記機器を制御するように構成される機器制御部と、を有し、
前記特定建築要素は、換気、断熱、採光、および、遮光の少なくとも1つのための建築要素である、
建築物。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記特定建築要素は、建具であり、
前記状態検出センサは、前記建具の開閉状態を検出するように構成される建具センサであり、
前記機器は、空調機器であり、
前記機器制御部は、
前記リスク判定部が前記第1部屋における前記人の前記疾患リスクが高いと判定し、かつ、前記建具センサによって前記建具が閉状態であると検出される場合、前記空調機器の運転状態を稼働状態とし、
前記リスク判定部が前記第1部屋における前記人の前記疾患リスクが高いと判定し、かつ、前記建具センサによって前記建具が開状態であると検出される場合、前記空調機器の運転状態を停止状態とするように構成される、
請求項1に記載の建築物。
【請求項3】
前記制御システムは、前記人が現在居る部屋から前記第1部屋に至る経路上の温度を検出するように構成される経路温度センサを、さらに備え、
前記制御装置は、前記第1部屋における前記人の前記疾患リスクをユーザに報知するように構成されるリスク報知部を有し、
前記リスク判定部は、前記経路温度センサによって検出される前記経路上の温度に基づいて前記経路上における前記人の前記疾患リスクを判定するように構成され、
前記リスク報知部は、前記経路上における前記人の前記疾患リスクをユーザに報知するように構成される、
請求項1に記載の建築物。
【請求項4】
前記制御システムは、前記第1部屋とは異なる複数の第2部屋における前記人を検出するように構成される人感センサを、さらに備え、
前記制御装置は、
前記人感センサの検出結果に基づいて前記複数の前記第2部屋のいずれに前記人が居るかを判定するように構成される所在判定部と、
前記複数の前記第2部屋のうちの2つ以上の部屋に前記人が居ると判定される場合には、ユーザが前記2つ以上の部屋から1つを選択可能なようにユーザに提示することによって、前記第2部屋についての選択を取得するように構成される所在選択部と、を有し、
前記リスク判定部は、前記所在選択部が取得した情報に基づいて、選択された前記第2部屋から前記第1部屋に至る経路を特定する、
請求項3に記載の建築物。
【請求項5】
前記制御システムは、前記人の心拍数を検出するように構成される心拍センサを、さらに備え、
前記リスク判定部は、前記第1部屋の温度に加えて前記心拍数に基づいて、前記第1部屋における前記人の前記疾患リスクを判定するように構成される、
請求項1から4のいずれか一項に記載の建築物。
【請求項6】
建築物の第1部屋における人の疾患リスクが低減するように、前記第1部屋に配置される機器を制御するように構成される制御システムであって、
前記第1部屋の温度を検出するように構成される温度センサと、
前記第1部屋に設けられる特定建築要素の状態を検出するように構成される状態検出センサと、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記温度センサによって検出される前記第1部屋の温度に基づいて、前記第1部屋における人の前記疾患リスクを判定するように構成されるリスク判定部と、
前記第1部屋における前記人の前記疾患リスクと、前記特定建築要素の状態と、に基づいて、前記機器を制御するように構成される機器制御部と、を有し、
前記特定建築要素は、換気、断熱、採光、および、遮光の少なくとも1つのための建築要素である、
制御システム。
【請求項7】
建築物の第1部屋における人の疾患リスクが低減するように、前記第1部屋に配置される機器を制御する制御プログラムであって、
コンピュータに、前記第1部屋の温度を検出するように構成される温度センサによって検出される前記第1部屋の温度に基づいて、前記第1部屋における前記人の前記疾患リスクを判定させる第1ステップと、
コンピュータに、前記第1部屋に設けられる特定建築要素の状態を検出するように構成される状態検出センサの検出結果から、前記特定建築要素の状態を判定させる第2ステップと、
コンピュータに、前記第1部屋における前記人の前記疾患リスクと、前記特定建築要素の状態と、に基づいて、前記機器を制御させる第3ステップと、を含み、
前記特定建築要素は、換気、断熱、採光、および、遮光の少なくとも1つのための建築要素である、
制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建築物、制御システム、および、制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
部屋の温度が原因で発生する疾患リスクを回避するためのシステムが提案されている。例えば、部屋の温度が低い場合に、その部屋に配置されるエアコン等の機器を自動的に制御するようなシステムがある。一例として、特許文献1には、使用者が浴室に向かう際の動線上の各部屋の温度を制御する温度制御システムが開示されている。特許文献1では、各部屋の温度に応じて、各部屋に配置される温度調整部が制御される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/235100号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
部屋の温度を調整するように機器を制御することによって、部屋の温度が原因で発生する疾患リスクを抑制できる。しかし、部屋の状態によっては部屋の温度調整を効率的に行えない場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)上記課題を解決する建築物は、第1部屋における人の疾患リスクが低減するように、前記第1部屋に配置される機器を制御するように構成される制御システムを有する建築物であって、前記制御システムは、前記第1部屋の温度を検出するように構成される温度センサと、前記第1部屋に設けられる特定建築要素の状態を検出するように構成される状態検出センサと、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記温度センサによって検出される前記第1部屋の温度に基づいて、前記第1部屋における前記人の前記疾患リスクを判定するように構成されるリスク判定部と、前記第1部屋における前記人の前記疾患リスクと、前記特定建築要素の状態と、に基づいて、前記機器を制御するように構成される機器制御部と、を有し、前記特定建築要素は、換気、断熱、採光、および、遮光の少なくとも1つのための建築要素である。
【0006】
この構成によれば、第1部屋における疾患リスクと特定建築要素の状態とに基づいて機器を制御できる。第1部屋において、第1部屋の換気、断熱、採光、または、遮光の状態に基づいて機器が制御されるため、より効率的に機器を制御できる。
【0007】
(2)上記(1)に記載の建築物において、前記特定建築要素は、建具であり、前記状態検出センサは、前記建具の開閉状態を検出するように構成される建具センサであり、前記機器は、空調機器であり、前記機器制御部は、前記リスク判定部が前記第1部屋における前記人の前記疾患リスクが高いと判定し、かつ、前記建具センサによって前記建具が閉状態であると検出される場合、前記空調機器の運転状態を稼働状態とし、前記リスク判定部が前記第1部屋における前記人の前記疾患リスクが高いと判定し、かつ、前記建具センサによって前記建具が開状態であると検出される場合、前記空調機器の運転状態を停止状態とするように構成される。
【0008】
この構成によれば、建具が開いている状態において空調機器が稼働することが抑制されるため、第1部屋における空調機器の消費電力の増加を抑制できる。
【0009】
(3)上記(1)または(2)に記載の建築物において、前記制御システムは、前記人が現在居る部屋から前記第1部屋に至る経路上の温度を検出するように構成される経路温度センサを、さらに備え、前記制御装置は、前記第1部屋における前記人の前記疾患リスクをユーザに報知するように構成されるリスク報知部を有し、前記リスク判定部は、前記経路温度センサによって検出される前記経路上の温度に基づいて前記経路上における前記人の前記疾患リスクを判定するように構成され、前記リスク報知部は、前記経路上における前記人の前記疾患リスクをユーザに報知するように構成される。
【0010】
この構成によれば、ユーザが第1部屋への経路上における疾患リスクを把握できる。
(【0011】以降は省略されています)

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