TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025082249
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2024129013
出願日2024-08-05
発明の名称フレキシブルチューブアセンブリ
出願人トーフレ株式会社
代理人個人,個人
主分類F16L 9/06 20060101AFI20250521BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ワイヤブレードを内側リングと外側リングの間に溶接を使用することなく固定できるフレキシブルチューブアセンブリを提供する。
【解決手段】フレキシブルチューブアセンブリは、金属チューブ(11)の一端をワイヤブレード(15)の一端に連結する機構(10)とを有し、機構は、金属チューブとワイヤブレードの間に配置され、金属チューブの複数の小径部の一つに嵌め込まれた第1リング(16)と、第1リングとワイヤブレードの周囲に配置され、ワイヤブレードを第1リングの周りに固定する第2リング(30)と、金属チューブの長軸に沿って相手に向かって接近させることによって互いに組み合わされ、組み合わされた状態で、少なくとも一方がワイヤブレードの切断されたワイヤ端を露出しないように囲む第1リング及び第2リングの両側に配置された第1環状部材(50)及び第2環状部材(35)を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
金属チューブ(11)であって、前記金属チューブ(11)の長軸に沿って交互に配置された複数の大径部(12)と複数の小径部(13)とを有する、金属チューブ(11)と、
前記金属チューブ(11)の周りに装着されたワイヤブレード(15)と、
前記金属チューブ(11)の一端と前記金属チューブ(11)の関連する一端に取り付けられ、前記金属チューブ(11)の前記一端を前記ワイヤブレード(15)の前記関連する一端を連結する機構(10)とを有し、
前記機構(10)は、
前記金属チューブ(11)と前記ワイヤブレード(15)の間に配置され、前記金属チューブ(11)の前記複数の小径部(13)の一つに嵌め込まれた第1リング(16)と、
前記第1リング(16)と前記ワイヤブレード(15)の周囲に配置されて、前記ワイヤブレード(15)を前記第1リング(16)の周りに固定する第2リング(30)と、
金属チューブ(11)の長軸(14)に沿った方向に対して、前記第1リング(16)及び前記第2リング(30)の両側に配置された第1環状部材(50)及び第2環状部材(35)であって、
前記第1環状部材(50)と前記第2環状部材(35)は、前記長軸(14)に沿って相手に向かって接近させることによって互いに組み合わされ、
組み合わされた状態で、前記第1環状部材(50)と前記第2環状部材(35)の少なくとも一方が前記ワイヤブレード(15)の切断されたワイヤ端を露出しないように囲むように構成された、第1環状部材(50)及び第2環状部材(35)とを含む、フレキシブルチューブアセンブリ(1)。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
前記第1環状部材(50)が第1係合部(53)を有し、前記第2環状部材(35)が第2係合部(43)を有し、
前記第1係合部(53)と前記第2係合部(43)は、前記組み合わされた状態で、前記第1係合部(53)が前記第2係合部(43)に係合し、前記第1係合部(53)と前記第2係合部(43)の前記少なくとも一方が前記ワイヤブレード(15)の前記切断されたワイヤ端を露出しないように囲む、請求項1のフレキシブルチューブアセンブリ(1)。
【請求項3】
前記第2環状部材(35)が、
前記長軸(14)を囲んで延在する環状凹部(40)と、
前記環状凹部(40)を形成する表面(42)に形成され、前記第2係合部を定義する環状突起(43)とを有し、
前記第1環状部材(50)が、
前記長軸(14)の周囲に延在する環状部分(51)と、
前記組み合わされた状態で、前記環状突起(43)に弾性的に係合するように構成され、前記第1係合部(53)を定義する、た、複数の弾性変形可能な部分(55)とを有する、請求項2のフレキシブルチューブアセンブリ(1)。
【請求項4】
金属チューブ(11)であって、
第1端部及び第2端部と、
前記第1端部と前記第2端部との間に延在する長軸(14)と、
前記第1端部と前記第2端部との間で前記長軸(14)に沿って交互に配置された複数の大径部(12)及び複数の小径部(13)と、を有する金属チューブ(11)と、
前記金属チューブ(11)の前記第1端部の近傍で前記複数の小径部(13)の一つに嵌め込まれた第1リング(16)と、
前記金属チューブ(11)のほぼ全長の周りと前記第1リング(16)の周りに装着されたワイヤブレード(15)と、
前記第1リング(16)の周りに装着された前記ワイヤブレード(15)の第1端部上に装着され、前記ワイヤブレード(15)の前記第1端部を前記第1リング(16)の上に固定する第2リング(30)と、
前記長軸(14)に沿った方向に関して前記第1リング(16)と前記第2リング(30)の両側に配置された第1環状部材(50)と第2環状部材(35)であって、
前記第1環状部材(50)と前記第2環状部材(35)は、前記長軸(14)に沿って相手に向かって接近させることによって互いに組み合わされ、
組み合わされた状態で、前記第1環状部材(50)及び前記第2環状部材(35)の少なくとも一方が、前記ワイヤブレード(15)の前記第1端部のワイヤ切断端が露出しないように前記ワイヤブレード(15)の前記第1端部を囲むように構成されている、第1環状部材(50)と第2環状部材(35)とを含む、フレキシブルチューブアセンブリ(1)。
【請求項5】
前記第1環状部材(50)は、前記長軸(14)に沿った方向に関して、前記金属チューブ(11)の前記第1端部に近い、前記第1リング(16)と前記第2リング(30)の第1側に配置され、
前記第2環状部材(35)は、前記第1側よりも前記金属チューブ(11)の前記第1端部から離れた、前記第1リング(16)と前記第2リング(30)の第2側に配置され、
前記組み合わされた状態で、前記第1環状部材(50)が前記ワイヤブレード(15)の前記第1端部を囲む、請求項4に記載のフレキシブルチューブアセンブリ(1)。
【請求項6】
前記第2リング(30)は、前記ワイヤブレード(15)の前記一端部を前記第1リング(16)の周方向表面部分(19)と径方向表面部分(21)に押し付けて、前記ワイヤブレード(15)の前記一端部を前記第1リング(16)と前記第2リング(30)との間に保持するように構成された部分を有する、請求項5に記載のフレキシブルチューブアセンブリ(1)。
【請求項7】
前記第1環状部材(50)は第1係合部(53)を有し、
前記第2環状部材(35)は第2係合部(43)を有し、
前記第1係合部(53)と前記第2係合部(43)は、前記第1環状部材(50)と前記第2環状部材(35)を相手に向かって接近させることによって、前記第1係合部(43)が前記第2係合部(43)にスナップフィットして係合するように構成された、請求項5に記載のフレキシブルチューブアセンブリ(1)。
【請求項8】
前記第2リング(30)は周方向部分)31)と径方向部分(32)を有し、
前記周方向部分(31)と前記径方向部分(32)は、前記ワイヤブレード(15)の前記第1端部を、前記第1リング(16)の関連する周方向表面部(19)と関連する径方向表面部(20)にそれぞれ押し付けて保持する、請求項7に記載のフレキシブルチューブアセンブリ(1)。
【請求項9】
前記第2環状部(35)は、前記金属チューブ(11)の前記第1端部に近い、前記第2環状部材(35)の内周角部に形成された環状の凹状段部(40)を有し、
前記環状の凹状段部(40)は、前記第2リング(31)の前記径方向部分(32)に対向する径方向部分(41)と前記第2リング(30)の前記周方向部分(31)に対向する周方向部分(42)とを有し、
前記周方向部分(42)は、前記周方向部分(42)から径方向内側に突出し前記長軸(14)を囲って延在する環状突起(43)を有し、
前記環状突起(43)は、前記環状突起(43)の一部に形成され、前記長軸(14)に沿って前記第1端部から前記第2端部に向かう方向に内側に傾斜したガイドスロープ(44)を有し、
前記第1環状部材(50)は、前記第1リング(16)の周方向表面部分(19)に対向する周方向部分(52)と、前記第1リング(16)の径方向表面部分(20)に対向する径方向部分(51)を有し、
前記第1環状部材(50)の前記周方向部分(51)は、前記第2環状部材(35)の前記環状突起(43)の内径とほぼ同じ外径を有し、
前記第1環状部材(50)の前記周方向部分(51)は、前記長軸(14)の周りに等間隔に配置された少なくとも3つの弾性変形可能な係合部(55)を有し、
前記少なくとも3つの弾性変形可能な係合部(55)は、前記第1環状部材(50)の前記周方向部分(51)の外周面から径方向外側に突出し、
前記第1環状部材(50)は、
前記少なくとも3つの弾性変形部な係合部(55)の一つを前記環状突起(43)と非係合とするとともに、前記少なくとも3つの弾性変形可能な係合部(55)のうち、前記少なくとも3つの弾性変形可能な係合部(55)のうちの前記一つ以外を、前記環状突起(43)に係合させ、
この状態から、前記第1環状部材(50)を前記第2環状部材(35)に向けて押圧し、前記少なくとも3つの弾性変形可能な係合部(55)の前記一つを、前記ガイドスロープ(44)上をスライド移動して、前記環状突起(43)にスナップフィットさせて係合する、ことによって前記第2の環状部材(35)に組み合わされる、請求項4に記載のフレキシブルチューブアセンブリ(1)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フレキシブルチューブアセンブリに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特開平5-786073号公報には、可撓性のチューブアセンブリが開示されている。可撓性のチューブアセンブリは、可撓性の金属チューブを有する。金属チューブは、金属チューブの長手方向軸に沿う方向に交互に形成された大径部と小径部を有する。金属チューブの各端部には内側リングが装着されている。金属チューブと内側リングは、円筒状の編成ワイヤブレードで覆われている。ワイヤブレードの両端は、外側リングによって内側リングに固定されている。外側リングの周囲には円盤状のフランジプレートが取り付けられている。フランジプレートは、環状の内周面に凹状段部を備えている。凹状段部は、フランジプレーとの内周面角部に形成されており、内側リング、外側リング、および内側リングと外側リングに保持されたワイヤブレードの一部を収容している。ワイヤブレードが内側リングと外側リングの間の領域から外れるのを防止するために、ワイヤブレードの末端が内側リングと外側リングに溶接されている。しかし、必要な耐圧強度を確保するために、溶接は現場ではなく、高度に品質管理された環境または製造工場で行われるべきである。このことは、品質管理された環境下で製造された様々な長さのチューブアセンブリを、それぞれの設置現場用に準備する必要があることを意味する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-786073号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明の一実施形態に係るフレキシブルチューブアセンブリ(1)は、
金属チューブ(11)であって、前記金属チューブ(11)の長軸に沿って交互に配置された複数の大径部(12)と複数の小径部(13)とを有する、金属チューブ(11)と、
前記金属チューブ(11)の周りに装着されたワイヤブレード(15)と、
前記金属チューブ(11)の一端と前記金属チューブ(11)の関連する一端に取り付けられ、前記金属チューブ(11)の前記一端を前記ワイヤブレード(15)の前記関連する一端を連結する機構(10)とを有し、
前記機構(10)は、
前記金属チューブ(11)と前記ワイヤブレード(15)の間に配置され、前記金属チューブ(11)の前記複数の小径部(13)の一つに嵌め込まれた第1リング(16)と、
前記第1リング(16)と前記ワイヤブレード(15)の周囲に配置されて、前記ワイヤブレード(15)を前記第1リング(16)の周りに固定する第2リング(30)と、
金属チューブ(11)の長軸(14)に沿った方向に対して、前記第1リング(16)及び前記第2リング(30)の両側に配置された第1環状部材(50)及び第2環状部材(35)であって、
前記第1環状部材(50)と前記第2環状部材(35)は、前記長軸(14)に沿って相手に向かって接近させることによって互いに組み合わされ、
組み合わされた状態で、前記第1環状部材(50)と前記第2環状部材(35)の少なくとも一方が前記ワイヤブレード(15)の切断されたワイヤ端を露出しないように囲むように構成された、第1環状部材(50)及び第2環状部材(35)とを含む。
【発明の効果】
【0005】
このような構成を備えたフレキシブルチューブアセンブリによれば、ワイヤブレードは、内側リングと外側リングの間に溶接を使用することなく固定できる。これにより、チューブアセンブリは設置現場で組み立てることができ、製造工場において、様々な大きさのチューブアセンブリを製造し在庫することを回避できる。また、ワイヤブレードのワイヤ切断端が第1リング及び/又は第2リングによって囲まれて露出しないので、作業者が切断ワイヤに接触して怪我をすることが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する添付図面は、本開示を示し、この説明と共に、本開示の原理を更に説明し、当業者が本開示を作成及び使用することを可能にする。
【0007】
本発明の一実施形態に係るフレキシブルチューブアセンブリの一部を切除した側面図。
【0008】
図1に示すフレキシブルチューブアセンブリの分解斜視図。
【0009】
連結機構の部分拡大断面図。
【0010】
フランジプレートの正面図。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
ホース保持具
1か月前
個人
トーションバー
2か月前
株式会社不二工機
電磁弁
22日前
株式会社ノーリツ
分配弁
29日前
日東電工株式会社
断熱材
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
15日前
個人
固着具と固着具の固定方法
17日前
個人
固着具と固着具の固定方法
18日前
株式会社ノーリツ
分配弁
29日前
株式会社ノーリツ
分配弁
29日前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
太陽工業株式会社
金属板結合方法
1か月前
日東精工株式会社
弾性鍔付きねじ
22日前
個人
ロープセット及びロープ
1か月前
株式会社アイシン
シフト装置
3日前
株式会社オンダ製作所
長尺体保護具
今日
株式会社テイエルブイ
圧力調整装置
1か月前
株式会社オンダ製作所
バンド用ベース
23日前
オイレス工業株式会社
免震構造
3日前
株式会社クボタケミックス
管継手
23日前
株式会社タカミヤ
クランプ
1か月前
NOK株式会社
圧力調整弁
1か月前
河村化工株式会社
クリップ
29日前
トヨタ自動車株式会社
シム構造体
17日前
株式会社シンカグループ
計測装置
16日前
個人
防振ベアリング
2か月前
日本継手株式会社
シール材
3日前
株式会社オンダ製作所
複合管用クリップ
3日前
FDK株式会社
ねじ
22日前
株式会社フクハラ
ドレン排出装置
2か月前
イソライト工業株式会社
複合断熱材
25日前
株式会社クボタケミックス
配管構造
1か月前
株式会社不二越
金属製保持器
1か月前
日東電工株式会社
断熱シート
16日前
株式会社クボタ
歩行型作業機
22日前
株式会社不二越
駆動伝達機構
22日前
続きを見る