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公開番号
2025081942
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023195057
出願日
2023-11-16
発明の名称
眼科装置、眼科装置を制御する方法、プログラム、及び記録媒体
出願人
株式会社トプコン
代理人
個人
主分類
A61B
3/135 20060101AFI20250521BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】前眼部の正面撮影で得られる画像の品質の向上を図る。
【解決手段】眼科装置1は、照明光学系2、撮影光学系3、焦点位置変更部31、露光量変更部32、撮影制御部71、及び画像処理部81を含む。撮影制御部71は、複数の異なる焦点位置を順次に適用するための焦点位置変更部31の制御と、複数の異なる露光量に順次に適用するための露光量変更部32の制御と、撮影光学系3に時系列画像を取得させるための制御との組み合わせ制御を実行する。これにより、複数の異なる焦点位置のそれぞれについて、複数の異なる露光量に対応する第1画像群が取得される。画像処理部81は、複数の異なる焦点位置について取得された複数の第1画像群を合成して単一の画像を生成する。これにより、ダイナミックレンジ及び被写界深度の双方が拡大された、高い品質の前眼部正面画像が得られる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
被検眼の前眼部に照明光を投射する照明光学系と、
前記照明光が投射された前記前眼部を正面から撮影する撮影光学系と、
前記撮影光学系の焦点位置を変更する焦点位置変更部と、
前記前眼部の撮影における露光量を変更する露光量変更部と、
前記撮影光学系の前記焦点位置を複数の異なる焦点位置に順次に変更するように前記焦点位置変更部を制御する焦点位置変更制御と、前記前眼部の撮影における前記露光量を複数の異なる露光量に順次に変更するように前記露光量変更部を制御する露光量変更制御と、時系列画像を取得するように前記撮影光学系を制御する撮影制御とを組み合わせることによって、前記複数の異なる焦点位置のそれぞれについて前記複数の異なる露光量に対応する第1画像群を前記撮影光学系に取得させる撮影制御部と、
前記複数の異なる焦点位置について取得された複数の第1画像群を合成して単一の画像を生成する画像処理部と
を含む、
眼科装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記画像処理部は、
前記複数の第1画像群のそれぞれにハイダイナミックレンジ合成を適用することによって、前記複数の異なる焦点位置に対応する複数のハイダイナミックレンジ画像を生成し、
前記複数のハイダイナミックレンジ画像に焦点合成を適用して前記単一の画像を生成する、
請求項1の眼科装置。
【請求項3】
前記画像処理部は、
前記複数の第1画像群のそれぞれから1つ以上の画像を選択する画像選択部と、
前記画像選択部により前記複数の第1画像群から選択された選択画像群を合成して前記単一の画像を生成する画像合成部と
を含む、
請求項1の眼科装置。
【請求項4】
前記画像選択部により、前記複数の第1画像群のうちの1つ以上の第1画像群のそれぞれから2つ以上の画像が選択された場合、
前記画像合成部は、
前記1つ以上の第1画像群のそれぞれについて、当該第1画像群から選択された2つ以上の画像にハイダイナミックレンジ合成を適用してハイダイナミックレンジ画像を生成することによって、前記1つ以上の第1画像群に対応する1つ以上のハイダイナミックレンジ画像を生成し、
前記1つ以上のハイダイナミックレンジ画像を含む画像群に焦点合成を適用して前記単一の画像を生成する、
請求項3の眼科装置。
【請求項5】
前記画像選択部は、複数の異なる前眼部組織に交差する焦点面に含まれる焦点位置に対応する第1画像群から2つ以上の画像を選択する、
請求項4の眼科装置。
【請求項6】
前記画像選択部は、前記複数の異なる焦点位置のそれぞれについて、当該焦点位置に対応する画像を解析することによって当該焦点位置を含む焦点面が複数の異なる前眼部組織に交差するか判定する判定部を含む、
請求項5の眼科装置。
【請求項7】
被検眼の前眼部に照明光を投射する照明光学系と、
前記照明光が投射された前記前眼部を正面から撮影する撮影光学系と、
前記撮影光学系の焦点位置を変更する焦点位置変更部と、
前記前眼部の撮影における露光量を変更する露光量変更部と、
前記撮影光学系の前記焦点位置を複数の異なる焦点位置に順次に変更するように前記焦点位置変更部を制御する焦点位置変更制御と、前記前眼部の撮影における前記露光量を複数の異なる露光量に順次に変更するように前記露光量変更部を制御する露光量変更制御と、時系列画像を取得するように前記撮影光学系を制御する撮影制御とを組み合わせることによって、前記複数の異なる焦点位置と前記複数の異なる露光量との間の一対一対応に基づくペアを含む焦点位置と露光量との複数のペアに対応する第2画像群を前記撮影光学系に取得させる撮影制御部と、
前記第2画像群を合成して単一の画像を生成する画像処理部と
を含む、
眼科装置。
【請求項8】
前記複数のペアのそれぞれは、複数の異なる前眼部組織のうちの1つの前眼部組織に対応する焦点位置と、当該前眼部組織の散乱の強さに基づき予め決定された露光量とからなる、
請求項7の眼科装置。
【請求項9】
前記前眼部の深さ方向プロファイルを取得する前眼部プロファイル取得部と、
前記深さ方向プロファイルに基づいて前記複数のペアを決定する撮影条件決定部と
を更に含む、
請求項7の眼科装置。
【請求項10】
前記撮影条件決定部は、
前記深さ方向プロファイルに基づいて、複数の異なる前眼部組織の深さ位置を特定し、
前記複数の異なる前眼部組織の前記深さ位置と、前記複数の異なる前眼部組織の散乱強度情報とに基づいて、前記複数のペアを決定する、
請求項9の眼科装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、眼科装置、眼科装置を制御する方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
眼科分野において画像診断は重要な位置を占める。眼科画像診断においては、スリットランプ顕微鏡、眼底カメラ、走査型レーザー検眼鏡(SLO)、光干渉断層計(OCT)など、様々な種類の眼科装置(眼科イメージング装置)が用いられる。イメージング機能を有する眼科装置は、これら眼科イメージング装置に限定されるものではなく、レフラクトメータ、ケラトメータ、眼圧計、スペキュラーマイクロスコープ、ウェーブフロントアナライザ、マイクロペリメータといった眼科検査装置や眼科測定装置にもイメージング機能が搭載されている。
【0003】
最も広く且つ頻繁に使用される眼科装置の1つがスリットランプ顕微鏡である。スリットランプ顕微鏡は、主に前眼部の撮影に用いられる。スリットランプ顕微鏡は、スリット光での照明を用いた断面の撮影に加えて、正面からの撮影にも使用される。前眼部の正面撮影は、スリットランプ顕微鏡の他にも、眼底カメラ、各種の眼科検査装置、各種の眼科測定装置でも実施することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-3456号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の1つの目的は、前眼部の正面撮影で得られる画像の品質の向上を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の1つの例示的な態様は、被検眼の前眼部に照明光を投射する照明光学系と、前記照明光が投射された前記前眼部を正面から撮影する撮影光学系と、前記撮影光学系の焦点位置を変更する焦点位置変更部と、前記前眼部の撮影における露光量を変更する露光量変更部と、前記撮影光学系の前記焦点位置を複数の異なる焦点位置に順次に変更するように前記焦点位置変更部を制御する焦点位置変更制御と、前記前眼部の撮影における前記露光量を複数の異なる露光量に順次に変更するように前記露光量変更部を制御する露光量変更制御と、時系列画像を取得するように前記撮影光学系を制御する撮影制御とを組み合わせることによって、前記複数の異なる焦点位置のそれぞれについて前記複数の異なる露光量に対応する第1画像群を前記撮影光学系に取得させる撮影制御部と、前記複数の異なる焦点位置について取得された複数の第1画像群を合成して単一の画像を生成する画像処理部とを含む、眼科装置である。
【0007】
実施形態の他の例示的な態様は、被検眼の前眼部に照明光を投射する照明光学系と、前記照明光が投射された前記前眼部を正面から撮影する撮影光学系と、前記撮影光学系の焦点位置を変更する焦点位置変更部と、前記前眼部の撮影における露光量を変更する露光量変更部と、前記撮影光学系の前記焦点位置を複数の異なる焦点位置に順次に変更するように前記焦点位置変更部を制御する焦点位置変更制御と、前記前眼部の撮影における前記露光量を複数の異なる露光量に順次に変更するように前記露光量変更部を制御する露光量変更制御と、時系列画像を取得するように前記撮影光学系を制御する撮影制御とを組み合わせることによって、前記複数の異なる焦点位置と前記複数の異なる露光量との間の一対一対応に基づくペアを含む焦点位置と露光量との複数のペアに対応する第2画像群を前記撮影光学系に取得させる撮影制御部と、前記第2画像群を合成して単一の画像を生成する画像処理部とを含む、眼科装置である。
【0008】
実施形態の更に他の例示的な態様は、被検眼の前眼部に照明光を投射する照明光学系と、前記照明光が投射された前記前眼部を正面から撮影する撮影光学系と、前記撮影光学系の焦点位置を変更する焦点位置変更部と、前記撮影光学系の前記焦点位置を複数の異なる焦点位置に順次に変更するように前記焦点位置変更部を制御する焦点位置変更制御と、一定の露光量で時系列画像を取得するように前記撮影光学系を制御する撮影制御とを組み合わせることによって、前記複数の異なる焦点位置に対応する第3画像群を前記撮影光学系に取得させる撮影制御部と、前記第3画像群を合成して単一の画像を生成する画像処理部とを含み、前記第3画像群は、前記複数の異なる焦点位置のそれぞれについて1つの画像のみ含んでいる、眼科装置である。
【0009】
実施形態の更に他の例示的な態様は、被検眼の前眼部に照明光を投射する照明光学系と、前記照明光が投射された前記前眼部を正面から撮影する撮影光学系と、前記前眼部の撮影における露光量を変更する露光量変更部と、前記前眼部の撮影における前記露光量を複数の異なる露光量に順次に変更するように前記露光量変更部を制御する露光量変更制御と、一定の焦点位置で時系列画像を取得するように前記撮影光学系を制御する撮影制御とを組み合わせることによって、前記複数の異なる露光量に対応する第4画像群を前記撮影光学系に取得させる撮影制御部と、前記第4画像群を合成して単一の画像を生成する画像処理部とを含み、前記第4画像群は、前記複数の異なる露光量のそれぞれについて1つの画像のみ含んでいる、眼科装置である。
【0010】
実施形態の更に他の例示的な態様は、被検眼の前眼部を撮影するための眼科装置を制御する方法であって、前記眼科装置は、前記前眼部に照明光を投射する照明光学系と、前記照明光が投射された前記前眼部を正面から撮影する撮影光学系と、前記撮影光学系の焦点位置を変更する焦点位置変更部と、前記前眼部の撮影における露光量を変更する露光量変更部と、プロセッサとを含み、前記撮影光学系の前記焦点位置を複数の異なる焦点位置に順次に変更するように前記焦点位置変更部を制御する焦点位置変更制御と、前記前眼部の撮影における前記露光量を複数の異なる露光量に順次に変更するように前記露光量変更部を制御する露光量変更制御と、時系列画像を取得するように前記撮影光学系を制御する撮影制御との組み合わせ制御を前記プロセッサに実行させることによって、前記複数の異なる焦点位置のそれぞれについて前記複数の異なる露光量に対応する第1画像群を前記撮影光学系に取得させる撮影ステップと、前記撮影ステップにより前記複数の異なる焦点位置について取得された複数の第1画像群を合成して単一の画像を生成する画像処理ステップとを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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