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公開番号
2025081655
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2025028797,2020149105
出願日
2025-02-26,2020-09-04
発明の名称
蓄電素子
出願人
株式会社GSユアサ
代理人
個人
主分類
H01M
50/536 20210101AFI20250520BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電極体の接続部と集電体との溶接部分である溶融部の信頼性が向上した蓄電素子を提供する。
【解決手段】蓄電素子は、端部に接続部730を有する電極体700と、接続部と第一方向に重ねられた状態で、溶融部600aにおいて溶接された板状の集電体500であって、かつ、第一方向Zに厚み方向を向けて配置された集電体と、を備え、溶融部は、第一方向における接続部の側に露出する第一溶融部610と、第一方向における集電体の側に露出する第二溶融部620とを含み、第一方向から見た場合において、第一溶融部と第二溶融部とは、第一方向と直交する第二方向Yにおいてずれた位置に配置されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
端部に接続部を有する電極体と、
前記接続部と第一方向に重ねられた状態で、溶融部において溶接された板状の集電体であって、かつ、前記第一方向に厚み方向を向けて配置された集電体と、を備え、
前記溶融部は、前記第一方向における前記接続部の側に露出する第一溶融部と、前記第一方向における前記集電体の側に露出する第二溶融部とを含み、
前記第一方向から見た場合において、前記第一溶融部と前記第二溶融部とは、前記第一方向と直交する第二方向においてずれた位置に配置されている、
蓄電素子。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
端部に接続部を有する電極体と、
前記接続部と第一方向に重ねられた状態で、溶融部において溶接された板状の集電体であって、かつ、前記第一方向に厚み方向を向けて配置された集電体と、を備え、
前記溶融部は、前記第一方向における前記接続部の側に露出する第一溶融部と、前記第一方向における前記集電体の側に露出する第二溶融部とを含み、
前記溶融部は、前記第一方向における両端部の間に、前記第一方向と直交する第二方向において、前記両端部の幅よりも狭い幅の部分を有している、
蓄電素子。
【請求項3】
前記溶融部において、前記第一溶融部及び前記第二溶融部は、互いの一部が重複して配置されている、
請求項1または2記載の蓄電素子。
【請求項4】
前記溶融部において、前記第一溶融部及び前記第二溶融部は、互いに離れて配置されている、
請求項1記載の蓄電素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電極体と電極体に接続された集電体とを備える蓄電素子に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、レーザー溶接により電極体と集電体とを接続する工程を含む二次電池の製造方法が開示されている。この二次電池は、内部集電端子(集電体)は、巻回型の電極体の電極露出部を巻回軸方向に対して交差する方向から挟み込む一対の接合部を含む。接合部は、巻回軸から離れるに従って外側に拡がる傾斜面を有する。上記二次電池の製造方法は、傾斜面に沿って接続部を拡げることにより、接続部を階段状の形態にする工程と、階段状の形態になった接続部と傾斜面とをレーザー光を用いて溶接接合する工程とを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-134910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記製造方法では、複数の電極露出部(極板端部)は、上層に対して下層が突出するようにずらされて積層されるため、極板端部の積層体である接続部の、電極体本体からの突出長さが大きくなりやすい。この突出長さを抑制するためには、接続部における極板端部の上層と下層とのずれ量を小さくする必要があるが、この場合、複数の極板端部を十分に溶かし合わせるために、例えばレーザー光の出力を大きくする必要が生じる。その結果、スパッタの増加、及び、金属箔である極板端部の溶断等の問題が生じやすくなる。
【0005】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目してなされたものであり、電極体の接続部と集電体との溶接部分である溶融部の信頼性が向上された蓄電素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る蓄電素子は、端部に接続部を有する電極体と、前記接続部と第一方向に重ねられた状態で、溶融部において溶接された板状の集電体であって、かつ、前記第一方向に厚み方向を向けて配置された集電体と、を備え、前記溶融部は、前記第一方向における前記接続部の側に露出する第一溶融部と、前記第一方向における前記集電体の側に露出する第二溶融部とを含み、前記第一方向から見た場合において、前記第一溶融部と前記第二溶融部とは、前記第一方向と直交する第二方向においてずれた位置に配置されている。また、本発明の他の一態様に係る蓄電素子は、端部に接続部を有する電極体と、前記接続部と第一方向に重ねられた状態で、溶融部において溶接された板状の集電体であって、かつ、前記第一方向に厚み方向を向けて配置された集電体と、を備え、前記溶融部は、前記第一方向における前記接続部の側に露出する第一溶融部と、前記第一方向における前記集電体の側に露出する第二溶融部とを含み、前記溶融部は、前記第一方向における両端部の間に、前記第一方向と直交する第二方向において、前記両端部の幅よりも狭い幅の部分を有している、としてもよい。
【0007】
本発明の他の一態様に係る蓄電素子は、端部に接続部を有する電極体と、前記接続部と第一方向に重ねられた状態で、溶融部において溶接された板状の集電体であって、かつ、前記第一方向に厚み方向を向けて配置された集電体と、を備え、前記溶融部は、前記第一方向における前記接続部の側に露出する第一溶融部と、前記第一方向における前記集電体の側に露出する第二溶融部とを含む、としてもよい。
【0008】
この構成によれば、電極体の接続部と集電体とを溶接する際に、電極体の接続部の側からの溶接作業と、集電体の側からの溶接作業によって、第一溶融部及び第二溶融部を形成することができる。つまり、第一溶融部及び第二溶融部それぞれの形成のための溶接作業を比較的に小さいエネルギーで行うことができ、かつ、集電体と接続部とを十分に溶け合わせることができる。従って、例えばスパッタの飛散、または、接続部の一部の溶断等を生じさせずに、溶融部における十分な通電性能を確保することができる。従って、本態様に係る蓄電素子は、電極体の接続部と集電体との溶接部分である溶融部の信頼性が向上された蓄電素子である。
【0009】
蓄電素子はさらに、前記集電体とで、前記接続部を挟むように配置され、かつ、前記第一方向に厚み方向を向けて配置された当て板を備え、前記第一溶融部は、前記当て板の、前記接続部とは反対側の面である外面に露出している、としてもよい。
【0010】
この構成によれば、例えば金属箔である極板端部が積層することで形成された接続部を、当て板で押さえながら溶接することができる。このように、積層された極板端部が当て板で押さえられた場合、隣り合う極板端部の間に隙間が生じにくくなる。従って、第一溶融部及び第二溶融部のそれぞれの形成にレーザー光を用いたレーザー溶接を採用した場合であっても、良好な状態の溶融部を効率よく形成することができる。これにより、短時間で、信頼性の向上された溶融部を形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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