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公開番号2025081184
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023204953
出願日2023-11-15
発明の名称不活性ガスを使った上昇気流の制御方法
出願人個人
代理人
主分類A01G 15/00 20060101AFI20250520BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】地表で発生した台風と森林火災の原因と考えられる上昇気流を一時的に低下させることにより、これらの勢力を低下させる方法を提供する。
【解決手段】上昇気流発生初期に、上昇気流発生源周辺に空気より比重の大きい不活性ガスを投入することにより、その上昇気流速度を弱めて、森林火災の燃焼源への酸素供給を制御することで、強い台風や竜巻になることを抑制し、国土への被害を最小限に抑える方法であり、具体的には前記上昇気流の発生源に向けて、周辺からアルゴンガスや二酸化炭素のような安価で環境に悪影響を与えない不活性ガスを供給することによる、上昇気流抑制方法である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
本発明は、陸上や海上で発生した上昇気流の勢力を適宜に弱める方法であり、前記上昇気流の発生源に向けて、周辺からアルゴンガスや二酸化炭素のような安価で環境に悪影響を与えない不活性ガスを供給することによる、上昇気流抑制方法。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
上昇気流の発生源に向けて、周辺から供給する不活性ガスがアルゴンガスや二酸化炭素の単体または、それらの混合ガスを供給することを特徴とする請求項1の上昇気流抑制方法。
【請求項3】
上昇気流の発生源に向けて、周辺から供給する不活性ガスがアルゴンガスや二酸化炭素の単体または、それらの混合ガスにさらに、窒素ガスを加えた請求項1または請求項2の。
上昇気流抑制方法。
【請求項4】
上昇気流の発生源に向けて、周辺から供給する不活性ガスがアルゴンガスや二酸化炭素の単体または、それらの混合ガスにさらに、窒素ガスの含有量が重量で92.1%
未満であるところの請求項1乃至請求項3の上昇気流抑制方法。

発明の詳細な説明【発明の詳細な説明】
【】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地表や海上で発生した上昇気流を一時的に低下させる方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
米ハワイ州マウイ島の森林火災は2023年8月8日に始まり、なかでも西部ラハイナ地区は8月13日まで燃えた。また、2016年5月のカナダ西部アルバータ州フォートマクマレーの大規模な山火事は、5月1日から同7日にかけて燃え続けた。前者の場合は火の手は住宅街に及び焼失や破損した建物は2,000棟以上とみられる。
【0003】
そして、マウイ島の復興に約8,000億円が必要と言われている(米国連邦緊急事態管理庁(略称FEMA)が8月12日発表)。カナダの火災では約6,430億円の損害と報道された(フランス通信社(略称AFP)が2016年5月7日発表)。ギリシャでは、2023年8月19日に北東部エブロス県で山火事が発生し、ギリシャ政府によると、これまでに18人の死亡が確認された。このように、森林火災は消火が困難で数日間に及ぶことが多く、多数の人々の命が失われ、経済損失も大きい。
【0004】
森林火災が長期にわたる理由としては、以下に示す事項が考えられる。
(1)住宅の火災と異なり、森林火災の火災源は解放された空間の下草や木々であるため、放水してもその水は火災源を冷却する間もなく地表に落下し、火災源の冷却と空気中の酸素を遮断できないこと
(2)火災源に起きる上昇気流により、周辺から新鮮な空気が絶えず火災源へ送り込まれること
【0005】
上昇気流で起きる災害に、主に夏季に発生する台風と季節によらない竜巻がある。台風は、海水温の上昇する夏季のフィリピン沖、インド沖やメキシコ湾で発生し、発達しながらインド、中国、アメリカや日本に上陸して多大な影響を及ぼし、その人的被害や経済損失は大きい。これらは全て、地球表面から上空へ向かう上昇気流により発生する自然現象である。
【0006】
従来、上昇気流に伴う火災や台風の災害は、予防する方法はなく、発生してからも有効な手当もなく鎮静するまで放置するほかなかった。1969年に、米国海洋大気庁がハリケーン・ドビーに対して、その中心付近に航空機よりヨウ化銀を散布した。その結果、散布した直後のハリケーンの風速が約30%軽減したという報告がある。(文献1参照)
藤原美幸,1971:台風の人工制御 ストームフューリー計画をめぐって,自然,57-63
【0007】
このような中で、横浜国立大学先端科学高等研究院台風科学技術研究センターによる台風の弱体化の具体的な提案がある。(文献2参照)
提案内容は、次に示すような内容になっている。
(1)海水の表面と内部を均一にし、海水温度を低下させる方法。
(2)海面に氷を撒き、海水温度を低下させる方法。
(3)海面にドライアイスを撒き、海水温度を低下させる方法。
産学官連携ジャーナル、2022年8月号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところが、従来の海洋を冷却する方法は海水温を下げることで海洋に生息する動植物に著しい悪影響を与える欠点がある。例えば、前記(1)の方法で海水温を低下させた場合、海水の表面と内部を均一にするために巨大な装置とエネルギーが必要となり、海洋を更に加熱する恐れがある。
【0009】
さらに、(2)、(3)の氷またはドライアイスで海洋を冷却する方法では、海水に生息する植物性プランクトンと動物性プランクトンの生息比率に急な変化を与える。それらプランクトンを餌にしている魚類と魚を餌にしているイルカなどの哺乳類、これらの食物連鎖の頂点に位置する人間にも悪影響を与える。
【0010】
本発明は、前記の問題点を有効に解決することを目的とするものである。地表で発生した台風と森林火災の原因と考えられる上昇気流を一時的に低下させることにより、これらの勢力を低下させる方法を提案することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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