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公開番号2025080999
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194457
出願日2023-11-15
発明の名称魚礁及び魚礁の設置方法
出願人日鉄神鋼建材株式会社
代理人個人,個人
主分類A01K 61/73 20170101AFI20250520BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】安定した状態で水底に設置することができる魚礁を提供する。
【解決手段】水底に設置される魚礁1は、枠体下端部50を有する枠体10を備え、前記枠体下端部は、前記水底の土砂を下方から受け入れ可能な内部空間ISを画定する側壁部51と、前記内部空間に流入した前記土砂を押さえつけるように前記内部空間の上方に配置される上壁部52と、前記内部空間に存在する水を前記内部空間の外部に流出させることが可能に前記内部空間と前記内部空間の外部空間OSとを連通させる水流出部56と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水底に設置される魚礁であって、
枠体下端部を有する枠体を備え、
前記枠体下端部は、
前記水底の土砂を下方から受け入れ可能な内部空間を画定する側壁部と、
前記内部空間に流入した前記土砂を押さえつけるように前記内部空間の上方に配置される上壁部と、
前記内部空間に存在する水を前記内部空間の外部に流出させることが可能に前記内部空間と前記内部空間の外部とを連通させる水流出部と、を含む、
魚礁。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記枠体下端部は、水平方向に並ぶ複数の管部材を含み、
前記上壁部は、前記複数の管部材の下面部によって構成されている、
請求項1に記載の魚礁。
【請求項3】
前記複数の管部材のうちの少なくとも一つの管部材の軸方向における少なくとも一方の端部は開口している、
請求項1又は2に記載の魚礁。
【請求項4】
前記複数の管部材のそれぞれは、使用済みの油井管によって構成されている、
請求項3に記載の魚礁。
【請求項5】
前記複数の管部材の壁部には、当該壁部を貫通する孔部が形成されており、
前記水流出部は、前記孔部によって構成されている、
請求項4に記載の魚礁。
【請求項6】
魚礁の設置方法であって、
下端部に内部空間が形成されている魚礁を水底に沈めることで前記水底の土砂を前記内部空間に流入させ、
前記内部空間に存在する水を前記内部空間の外部に流出させることが可能に前記内部空間と前記内部空間の外部とを連通させる水流出部を通じて前記内部空間の水の少なくとも一部を前記内部空間の外部に流出させて、前記内部空間内の前記土砂によって土台を形成する、
魚礁の設置方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、魚礁及び魚礁の設置方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、海底などの水底に設置されて、水中生物が生息するのに適した環境を形成する魚礁が知られている。例えば、特許文献1には、水底に接地する4本の柱状体と、当該4本の柱状体間に張り渡された梁状体と、天面部と、を備え、これらの各部材によって取り囲まれる内部空間を有する魚礁が開示されている。この内部空間には複数の木材が収容されており、当該木材同士の隙間が水中生物の生息に好適な環境を形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-155940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、魚礁が不安定な状態で海底(水底)に設置されるおそれがある。詳細には、上記特許文献1に係る技術では、魚礁の安定性は、上記の4本の柱状体の海底への挿入深さに依存している。すなわち、上記の4本の柱状体がどれだけ深く海底に刺さるかによって、魚礁の安定性が決定されている。このため、例えば上記の各柱状体が海底に浅く刺さっている場合、魚礁は不安定な状態で設置されることとなる。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、安定した状態で水底に設置することができる魚礁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一の局面に係る魚礁は、水底に設置される魚礁であって、枠体下端部を有する枠体を備え、前記枠体下端部は、前記水底の土砂を下方から受け入れ可能な内部空間を画定する側壁部と、前記内部空間に流入した前記土砂を押さえつけるように前記内部空間の上方に配置される上壁部と、前記内部空間に存在する水を前記内部空間の外部に流出させることが可能に前記内部空間と前記内部空間の外部とを連通させる水流出部と、を含む。
【0007】
この構成によれば、土砂による土台を形成し、当該土台によって魚礁を支持することが可能になるため、魚礁の安定性が向上する。詳細には、上記の魚礁では、水底の土砂を下方から受け入れ可能な内部空間が側壁部及び上壁部によって形成されているため、魚礁が水底に設置されて、自重により水底の土砂の中に沈下することにより、水底の土砂が内部空間に流入する。ここで、魚礁は、内部空間と内部空間の外部(以下、外部空間と呼ぶ)とを連通させる水流出部を有しているため、内部空間に土砂が流入することに伴い、内部空間に存在する水は、水流出部を通じて外部空間に流出する。これにより、内部空間に存在する土砂が固まり、土砂による土台が内部空間に形成される。この土台によって魚礁が支持されるため、魚礁の安定性が高まる。この結果、魚礁を安定した状態で水底に設置することが可能になる。
【0008】
上記の魚礁において、前記枠体下端部は、水平方向に並ぶ複数の管部材を含み、前記上壁部は、前記複数の管部材の下面部によって構成されていてもよい。
【0009】
この構成によれば、上壁部の下面(以下、上壁下面と呼ぶ)の断面形状が波形状となるため、上壁下面の断面形状が例えば水平な平面状となるように上壁部を構成する場合と比較して、上壁下面と内部空間に存在する土砂との間の接触面積を大きく確保することが可能になる。つまり、上記構成によれば、上壁下面と土砂による土台の上面との間での接触面積を大きく確保することが可能になる。これにより、上壁下面が土台の上面に対して相対移動する(滑る)ことが抑制されるため、魚礁の安定性がより一層向上する。
【0010】
上記の魚礁において、前記複数の管部材のうちの少なくとも一つの管部材の軸方向における少なくとも一方の端部は開口していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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