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公開番号
2025080971
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194410
出願日
2023-11-15
発明の名称
検知体、ガスの検知方法及び検知デバイス
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
弁理士法人市澤・川田国際特許事務所
主分類
G01N
31/00 20060101AFI20250520BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ガス濃度が低くても、反応時間を短くすることができる検知体を提供する。
【解決手段】色素層を有し、該色素層がクロミック色素と親水性樹脂を有し、該色素層の厚みが0.1μm以上1μm以下である検知体である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
色素層を有し、該色素層がクロミック色素と親水性樹脂を有し、該色素層の厚みが0.1μm以上1μm以下である検知体。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記色素が、pH感応性の色素である請求項1に記載の検知体。
【請求項3】
前記親水性樹脂が、極性基を有するものである請求項1に記載の検知体。
【請求項4】
前記親水性樹脂が、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンイミン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリ(4-スチレンスルホン酸)、ポリ(4-スチレンスルホン酸ナトリウム)、ポリエチレンオキサイド、水溶性セルロースエーテル及びポリアリルアミン塩酸塩から選ばれる一種又は二種以上の組合せである請求項1に記載の検知体。
【請求項5】
さらに基材層を有する請求項1に記載の検知体。
【請求項6】
さらに保護層を有する請求項1に記載の検知体。
【請求項7】
前記保護層は、自由体積半径が0.35nm以上1nm以下である請求項6に記載の検知体。
【請求項8】
前記保護層が、シリコーンを含む請求項6に記載の検知体。
【請求項9】
前記保護層と前記色素層の厚み比(保護層/色素層)が1以上100以下である請求項6に記載の検知体。
【請求項10】
検知物質が塩基性ガスである請求項1に記載の検知体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、特定のガス、例えばアンモニアなどの生体ガスを検知することができる検知体、ガスの検知方法及び検知デバイスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
人間の身体からは様々な生体ガスが放散されている。生体ガスの代表格は呼気であるが、皮膚からもガス(「皮膚ガス」と称される)が放散されている。
皮膚ガスは、代謝や常在菌の作用等により生成し、代謝物は血液から揮発して直接放散したり、血液から汗腺を経由して放散したりすると考えられている。そのため、皮膚ガスの検知・分析は、健康状態の診断に利用できたり、有害物質の早期発見につながったり、室内空気環境の判断に利用できたりする可能性がある。
例えば、疲労がたまっていたり、ストレスを感じたりしているとき、皮膚からアンモニアが揮発することが知られており、皮膚から放散されたアンモニアを検知することができれば、疲労度やストレス度を測定することができる。
【0003】
従来、微量の皮膚ガスを検知するには、GC-MSや濃縮装置などを使用する必要があったため、その場で測定できないとか、分析に時間がかかるなどの問題があった。
最近、このような問題を解決する検知手段として、クロミック色素を利用したガス検知シートが提案されている。
クロミック色素とは、外部から加えられた刺激によって、物質の色が可逆的に変化する色素であり、このクロミック色素をマトリックス樹脂に分散させた色素層を備えたガス検知シートが提案されている。
【0004】
例えば特許文献1には、検知対象ガスが接触した場合に呈色又は光学濃度が変化するガス検知部を備えたガス検知シートが開示されており、ガス検知部の反応剤として、弱酸性ガスに反応するメチルレッドと、強酸性ガスに反応するメタニールイエローを用いることが開示されている。
特許文献2には、アンモニアガスの検出方法として、ブロモフェノールブルーなどのpH検知材を担持したガス検知シートを用いる方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-112992号公報
特開2007-278926号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
生体ガスを検知する検知体の利用に当たっては、検知に要する時間(「検知時間」とも称する)を短縮することが重要な課題であった。しかし、生体ガスは濃度が薄いため、ガス濃度が低くても検知時間を短くすることは簡単に解決できる課題ではなかった。
そこで本発明の目的は、ガス濃度が低くても、検知時間を短くすることができる、新たな検知体、ガスの検知方法及び検知デバイスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明が提案する検知体、ガスの検知方法及び検知デバイスは、上記課題を解決するために、次の構成を有する。
【0008】
[1]本発明の第1の態様は、色素層を有し、該色素層がクロミック色素と親水性樹脂を有し、該色素層の厚みが0.1μm以上1μm以下である検知体である。
【0009】
[2]本発明の第2の態様は、前記第1の態様において、前記色素が、pH感応性の色素である、検知体である。
【0010】
[3]本発明の第3の態様は、前記第1又は第2の態様において、前記親水性樹脂が、極性基を有するものである、検知体である。
[4]本発明の第4の態様は、前記第1~3のいずれか1つの態様において、前記親水性樹脂が、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンイミン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリ(4-スチレンスルホン酸)、ポリ(4-スチレンスルホン酸ナトリウム)、ポリエチレンオキサイド、水溶性セルロースエーテル及びポリアリルアミン塩酸塩から選ばれる一種又は二種以上の組合せである、検知体である。
(【0011】以降は省略されています)
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