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公開番号
2025080646
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193933
出願日
2023-11-14
発明の名称
自動ワインダ
出願人
村田機械株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
B65H
67/08 20060101AFI20250519BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】上部吸引部の糸の吸引力を向上させる。
【解決手段】自動ワインダ100、100’は、給糸ボビンBから供給された糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取ユニット1と、給糸ボビンBの糸端を引き出す口出し装置39a、39bと、チャンバ7を吸引する吸引源9と、を備える。口出し装置39a、39bは、給糸ボビンBの上部で糸端を吸引して引き出す上部吸引部391a、391bと、給糸ボビンBの下部において、上部吸引部391a、391bにより引き出された糸端を吸引して、給糸ボビンBの上部開口に吸引する下部吸引部392a、392bと、チャンバ7と上部吸引部391a、391bとを接続する上部接続管394a、394bと、チャンバ7と下部吸引部392a、392bとを接続する下部接続管396と、を有する。上部接続管394a、394bは、上部吸引部391a、391b以外の箇所に吸引力を生じさせる分岐を有さない。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
給糸ボビンから供給された糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取ユニットと、
前記給糸ボビンの糸端を引き出す口出し装置と、
前記口出し装置に接続されるチャンバと、
前記チャンバを吸引する吸引源と、
を備え、
前記口出し装置は、
前記給糸ボビンの上部で糸端を吸引して引き出す上部吸引部と、
前記給糸ボビンの下部において、前記上部吸引部により引き出された糸端を吸引して、前記給糸ボビンの上部開口に吸引する下部吸引部と、
前記チャンバと前記上部吸引部とを接続する上部接続管と、
前記チャンバと前記下部吸引部とを接続する下部接続管と、
を有し、
前記上部接続管は、前記上部吸引部以外の箇所に吸引力を生じさせる分岐を有さない、
自動ワインダ。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記上部接続管は、少なくとも1つの屈曲部を有し、
前記屈曲部の屈曲角度は90度よりも小さい、請求項1に記載の自動ワインダ。
【請求項3】
前記屈曲部の屈曲角度は、60度以下である、請求項2に記載の自動ワインダ。
【請求項4】
前記チャンバは、前記巻取ユニットに接続される第1チャンバを含み、
前記吸引源は、前記第1チャンバを吸引する第1吸引源を含み、
前記上部接続管と前記下部接続管は、前記第1チャンバに接続される、請求項1~3のいずれかに記載の自動ワインダ。
【請求項5】
前記チャンバは、前記巻取ユニットに接続される第1チャンバと、前記第1チャンバとは独立した第2チャンバと、を含み、
前記吸引源は、前記第2チャンバを吸引する第2吸引源を含み、
前記上部接続管と前記下部接続管は、前記第2チャンバに接続される、請求項1~3のいずれかに記載の自動ワインダ。
【請求項6】
前記口出し装置は複数設けられ、
1つの口出し装置の上部接続管は、他の口出し装置の上部接続管とは独立して設けられる、請求項1~5のいずれかに記載の自動ワインダ。
【請求項7】
前記下部接続管は、複数の口出し装置で共通とされている、請求項6に記載の自動ワインダ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、糸のパッケージを形成する自動ワインダが知られている。自動ワインダは、給糸ボビンから供給された糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取ユニットと、給糸ボビンから糸端を引き出して巻き取りの準備を行う口出し装置と、を備える。口出し装置は、給糸ボビンの上部の糸端を吸引して、給糸ボビンの上部の糸端を引き出す上部吸引部と、給糸ボビンの下部において、上部吸引部により引き出された糸端を吸引して、給糸ボビンの上部開口(給糸ボビンのボビン管の上端の開口)に吸引する下部吸引部と、を有している(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-298601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の自動ワインダは、口出し装置に接続されたチャンバと、チャンバを吸引することで口出し装置に糸の吸引力を与える吸引源と、を有している。従来の口出し装置では、上部吸引部と下部吸引部は、チャンバに接続された1つの配管を共有していた。また、この1つの配管にさらに他の装置が接続されることがあった。このため、特に上部吸引部において十分な糸の吸引力が生じず、給糸ボビンの上部からの糸端の吸引(口出し)の成功率が低くなることがあった
【0005】
本発明の目的は、給糸ボビンから糸端を引き出す上部吸引部の糸の吸引力を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る自動ワインダは、巻取ユニットと、口出し装置と、チャンバと、吸引源と、を備える。巻取ユニットは、給糸ボビンから供給された糸を巻き取ってパッケージを形成する。口出し装置は、給糸ボビンの糸端を引き出す。チャンバは、口出し装置に接続される。吸引源は、チャンバを吸引する。
【0007】
口出し装置は、上部吸引部と、下部吸引部と、上部接続管と、下部接続管と、を有する。上部吸引部は、給糸ボビンの上部で糸端を吸引して引き出す。下部吸引部は、給糸ボビンの下部において、上部吸引部により引き出された糸端を吸引して、給糸ボビンの上部開口に吸引する。上部接続管は、チャンバと上部吸引部とを接続する。下部接続管は、チャンバと下部吸引部とを接続する。また、上部接続管は、上部吸引部以外の箇所に吸引力を生じさせる分岐を有さない。
【0008】
上記の自動ワインダの口出し装置では、上部吸引部とチャンバとを接続する配管(上部接続管)と、下部吸引部とチャンバとを接続する配管(下部接続管)と、が独立して個別に設けられている。また、上部接続管は、分岐を有さず、他の装置に吸引力を生じさせない。この構成により、上部吸引部が接続された配管(上部接続管)には、上部吸引部以外の装置等からの気体の流入が生じない。上部吸引部が接続された配管に上部吸引部以外からの気体の流入が生じないことにより、上部吸引部の糸の吸引力を向上させることができる。この結果、給糸ボビンからの糸端の引き出しの成功率を向上できる。
【0009】
上記の自動ワインダにおいて、上部接続管は、少なくとも1つの屈曲部を有してもよい。この場合、屈曲部の屈曲角度は90度よりも小さくてもよい。これにより、上部接続管における気体の流れの抵抗を低くできるので、上部接続管による吸引力を向上できる。上部接続管による吸引力が向上することで、上部吸引部の糸の吸引力を向上させることができる。
【0010】
上記の自動ワインダにおいて、屈曲部の屈曲角度は、60度以下であってもよい。これにより、上部接続管による吸引力をさらに向上できる。
(【0011】以降は省略されています)
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