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公開番号2025079952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192846
出願日2023-11-13
発明の名称ケーブルの接続構造、ケーブルの接続方法及び接続キット
出願人静和通信工業株式会社
代理人弁理士法人パテントボックス
主分類H02G 15/18 20060101AFI20250516BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】常温収縮型チューブを使用した、第1の方向に輸送対象を送る第1のケーブルと、第1の方向とは逆の方向である第2の方向に輸送対象を送る第2のケーブルとを接続するケーブルの接続構造、ケーブルの接続方法及び接続キットを提供する。
【解決手段】 第1の方向に輸送対象を送る第1のケーブルと、前記第1の方向とは逆の方向である第2の方向に前記輸送対象を送る第2のケーブルとを接続するケーブル接続構造であって、前記第1のケーブル及び前記第2のケーブルの端部に取り付けられるケーブル接続部と、前記ケーブル接続部を収納する筒状部材であって、前記筒状部材は、前記ケーブル接続部の端部側の端部が閉口されており、他方の端部が開口されている、筒状部材と、前記筒状部材の開口されている前記他方の端部をシールするシーリング部材と、少なくとも前記筒状部材の前記他方の端部及び前記シーリング部材を被覆する常温収縮チューブと、を備えるケーブル接続構造。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の方向に輸送対象を送る第1のケーブルと、前記第1の方向とは逆の方向である第2の方向に前記輸送対象を送る第2のケーブルとを接続するケーブル接続構造であって、
前記第1のケーブル及び前記第2のケーブルの端部に取り付けられるケーブル接続部と、
前記ケーブル接続部を収納する筒状部材であって、前記筒状部材は、前記ケーブル接続部の端部側の端部が閉口されており、他方の端部が開口されている、筒状部材と、
前記筒状部材の開口されている前記他方の端部を封止するシーリング部材と、
少なくとも前記筒状部材の前記他方の端部及び前記シーリング部材を被覆する常温収縮チューブと、
を備えるケーブル接続構造。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
第1の方向に輸送対象を送る第1のケーブルと、前記第1の方向とは逆の方向である第2の方向に前記輸送対象を送る第2のケーブルとを接続するケーブル接続方法であって、
前記第1のケーブルと、前記第2のケーブルとを接続し、ケーブル接続部を形成する第1工程と、
一方の端部が閉口されており、他方の端部が開口されている筒状部材に、前記ケーブル接続部を挿入し、前記筒状部材の開口部と前記ケーブル接続部との間の間隙をシーリング部材により封止する第2工程と、
前記筒状部材の前記他方の端部及び前記シーリング部材を、常温収縮チューブにより被覆する第3工程と、
を含む、ケーブル接続方法。
【請求項3】
前記第1のケーブルは、第1のケーブル導体と、前記第1のケーブル導体の周囲に配置された第1のケーブル絶縁体と、前記第1のケーブル絶縁体の周囲に配置された第1のケーブル保護シースとを有し、前記第2のケーブルは、第2のケーブル導体と、前記第2のケーブル導体の周囲に配置された第2のケーブル絶縁体と、前記第2のケーブル絶縁体の周囲に配置された第2のケーブル保護シースとを有し、
前記第1工程は、前記第1のケーブル絶縁体及び前記第2のケーブル絶縁体を、各々、前記第1のケーブル保護シース及び前記第2のケーブル保護シースから露出させる工程と、前記第1のケーブル及び前記第2のケーブルの端部を把握して牽引可能に保持するケーブルグリップを取り付ける工程と、前記ケーブルグリップを前記第1のケーブル及び前記第2のケーブルに固定する工程と、前記第1のケーブル導体と前記第2のケーブル導体とを接続する工程とを有する、
請求項2に記載のケーブル接続方法。
【請求項4】
前記常温収縮チューブは、拡径可能な円筒状の筒状弾性体を有し、前記筒状弾性体の内部に挿入されたインナーコアによって、前記筒状弾性体の開口端部が拡径保持されており、
前記インナーコアは、前記筒状弾性体の開口端部の内径よりも大きい外径を有する円筒状のインナーコア本体と、前記インナーコア本体の中心軸方向一端部に取り付けられてなる把持部とを備え、
前記第3工程は、前記筒状部材及び前記ケーブル接続部を前記インナーコアに挿入する工程と、前記常温収縮チューブの位置合わせをする工程と、前記把持部を介して前記インナーコアを前記常温収縮チューブから取り外す工程と、を有する、
請求項2に記載のケーブル接続方法。
【請求項5】
第1の方向に輸送対象を送る第1のケーブルと、前記第1の方向とは逆の方向である第2の方向に前記輸送対象を送る第2のケーブルとを接続するケーブル接続方法であって、前記第1のケーブルと、前記第2のケーブルとを接続し、ケーブル接続部を形成する第1工程と、一方の端部が閉口されており、他方の端部が開口されている筒状部材に、前記ケーブル接続部を挿入し、前記開口部と前記ケーブル接続部との間の間隙をシーリング部材により封止する第2工程と、前記筒状部材の前記他方の端部及び前記シーリング部材を、常温収縮チューブにより被覆する第3工程と、を含む、ケーブル接続方法を実施するためのケーブル接続キットであって、
前記筒状部材と、前記シーリング部材と、前記常温収縮チューブとを有し、前記常温収縮チューブは、拡径可能な円筒状の筒状弾性体を有し、前記筒状弾性体の内部に挿入されたインナーコアによって、前記筒状弾性体の開口端部が拡径保持されている、ケーブル接続キット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力ケーブルや通信ケーブル等のケーブルの接続構造、ケーブルの接続方法及び接続キットに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、電力ケーブルや通信ケーブルの接続構造としては、種々様々なものが知られている。例えば電力ケーブルにおいては、電力供給における高信頼性を確保するために、ケーブル本体のみならずケーブル接続構造にも高い遮水性能、密閉性能、耐漏電性能が要求される。そのため、ケーブル接続部の絶縁補強体上に設けられる防水保護層として、ゴムやプラスチックからなる熱収縮チューブが使用されている。
【0003】
しかしながら、熱収縮チューブは、これをケーブル接続部等の上に被せて収縮させるために、熱源が必要である。そのため、狭い場所では、熱源の使用が制限されることがある。また、防水保護の対象物の外径が大きい場合には、熱収縮チューブの収縮に時間がかかるという問題点があった。さらに、熱収縮チューブを均等に加熱することが容易でないため、チューブの収縮開始時間及び収縮速度が不揃いになり易いという問題点があった。
【0004】
上記問題点を解決するために、遮水性能、密閉性能、耐漏電性能を有する常温収縮型チューブが使用されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-231150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、常温収縮型チューブを使用した接続方法は、2本のケーブルの端部同士を接続して1本の連結したケーブル群を形成する直線接続構造、2本のケーブルと、1本のケーブルとを接続部を介して接続される分岐接続構造に適用されたものである。そのため、第1の方向に輸送対象を送る第1のケーブルと、第1の方向とは逆の方向である第2の方向に輸送対象を送る第2のケーブルとを接続する接続構造においては、依然として熱収縮チューブが使用されている。
【0007】
そこで、本発明は、常温収縮型チューブを使用した、第1の方向に輸送対象を送る第1のケーブルと、第1の方向とは逆の方向である第2の方向に輸送対象を送る第2のケーブルとを接続するケーブルの接続構造、ケーブルの接続方法及び接続材料を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、本発明のケーブルの接続構造は、
第1の方向に輸送対象を送る第1のケーブルと、前記第1の方向とは逆の方向である第2の方向に前記輸送対象を送る第2のケーブルとを接続するケーブル接続構造であって、
前記第1のケーブル及び前記第2のケーブルの端部に取り付けられるケーブル接続部と、
前記ケーブル接続部を収納する筒状部材であって、前記筒状部材は、前記ケーブル接続部の端部側の端部が閉口されており、他方の端部が開口されている、筒状部材と、
前記筒状部材の開口されている前記他方の端部をシールするシーリング部材と、
少なくとも前記筒状部材の前記他方の端部及び前記シーリング部材を被覆する常温収縮チューブと、を備えている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施形態によると、常温収縮型チューブを使用した、第1の方向に輸送対象を送る第1のケーブルと、第1の方向とは逆の方向である第2の方向に輸送対象を送る第2のケーブルとを接続するケーブルの接続構造、ケーブルの接続方法及び接続キットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係るケーブル接続キットの一例の概略図である。
本発明の一実施形態に係るケーブル接続構造における各構成要素の配置を説明するための概略図である。
本発明の一実施形態に係るケーブル接続方法の一例のフロー図である。
本発明の一実施形態に係るケーブル接続構造の一例の写真である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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