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公開番号2025079631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192429
出願日2023-11-10
発明の名称電力変換装置
出願人シンフォニアテクノロジー株式会社
代理人個人
主分類H02M 7/48 20070101AFI20250515BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数の電力変換部の直流入力電圧が同等になるように前記複数の電力変換部に対する分割入力トルク指令値を補正した場合でも、前記複数の電力変換部に入力されるトルク指令値の合計と前記複数の電力変換部を含むシステム全体に対する入力トルク指令値とが一致するように、精度良くトルク制御可能な電力変換装置を提供する。
【解決手段】電力変換装置1は、複数の電力変換部10,20,30の入力側の電圧が同等になるように、入力トルク指令値Trq_refに応じて複数の電力変換部10,20,30にそれぞれ入力される分割入力トルク指令値を補正する入力電圧調整部50と、入力電圧調整部50による分割入力トルク指令値の補正量の合計を複数の電力変換部10,20,30に分けて得られる第2トルク指令補正値を用いて、分割入力トルク指令値を補正するトルク指令調整部60と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電源に対して入力側が電気的に直列に接続され且つ入力トルク指令値に応じて負荷に対して電力を供給する複数の電力変換部を有する電力変換装置において、
前記複数の電力変換部の入力側の電圧が同等になるように、前記入力トルク指令値に応じて前記複数の電力変換部にそれぞれ入力される分割入力トルク指令値を補正する入力電圧調整部と、
前記入力電圧調整部による前記分割入力トルク指令値の補正量の合計を前記複数の電力変換部に分けて得られるトルク指令補正値を用いて、前記分割入力トルク指令値を補正するトルク指令調整部と、
を有する、
電力変換装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電力変換装置において、
前記複数の電力変換部は、一つの負荷に対して電力を供給する、
電力変換装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の電力変換装置において、
前記トルク指令調整部は、前記補正量の合計を前記複数の電力変換部の数で等分して前記トルク指令補正値を求めて、前記トルク指令補正値を用いて前記各トルク指令値を補正する、
電力変換装置。
【請求項4】
請求項1または2に記載の電力変換装置において、
前記トルク指令調整部は、前記入力トルク指令値から前記補正量の合計を引いた値と、前記入力トルク指令値との比を、前記トルク指令補正値として求めて、前記トルク指令補正値を前記分割入力トルク指令値に乗算することにより前記分割入力トルク指令値を補正する、
電力変換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電源に対して入力側が電気的に直列に接続され且つトルク指令に応じてモータに対して電力を供給する複数の電力変換部を有する電力変換装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電源に対して入力側が電気的に直列に接続され且つトルク指令に応じてモータに対して電力を供給する複数の電力変換部を有する電力変換装置が知られている。このような電力変換装置として、例えば特許文献1に開示されるように、複数台のインバータの直流側を直列に、ひとつの直流電源に接続し、前記複数台のインバータ各々の交流側に交流モータを接続した直列多重インバータシステムを制御するインバータ制御装置が知られている。
【0003】
前記特許文献1には、インバータ制御装置が、d軸電流を、インバータ各々の直流入力電圧に応じて、当該インバータ各々の直列入力電圧が均等化するように操作する点が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-104973号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1に開示されているインバータ制御装置では、各インバータ(電力変換部)の直流入力電圧を同等にすることができる。この場合、入力トルク指令値を複数の電力変換部に分けて得られる分割入力トルク指令値は、それぞれ、直流入力電圧が同等になるように調整される。
【0006】
しかしながら、各電力変換部における構成部品の特性のばらつき、各電力変換部が電力を出力する負荷の特性のばらつき、各電力変換部の直流入力電圧を同等にする際の制御応答の差などによって、前記複数の電力変換部に対する分割入力トルク指令値の補正量の合計は、必ずしもゼロにはならない。
【0007】
そうすると、上述のように前記複数の電力変換部に対する分割入力トルク指令値が補正された場合、前記分割入力トルク指令値の補正後に前記複数の電力変換部に入力されるトルク指令値の合計と、前記複数の電力変換部を含むシステム全体に対する入力トルク指令値とが一致しない可能性がある。
【0008】
そのため、前記複数の電力変換部に対する分割入力トルク指令値を、上述のように各電力変換部の直流入力電圧が同等になるように補正した場合でも、前記複数の電力変換部に入力されるトルク指令値の合計と前記複数の電力変換部を含むシステム全体に対する入力トルク指令値とが一致するように、精度良くトルク制御する構成が望まれている。
【0009】
本発明の目的は、複数の電力変換部の直流入力電圧が同等になるように前記複数の電力変換部に対する分割入力トルク指令値を補正した場合でも、前記複数の電力変換部に入力されるトルク指令値の合計と前記複数の電力変換部を含むシステム全体に対する入力トルク指令値とが一致するように、精度良くトルク制御可能な電力変換装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態に係る電力変換装置は、電源に対して入力側が電気的に直列に接続され且つ入力トルク指令値に応じて負荷に対して電力を供給する複数の電力変換部を有する。前記複数の電力変換部の入力側の電圧が同等になるように、前記入力トルク指令値に応じて前記複数の電力変換部にそれぞれ入力される分割入力トルク指令値を補正する入力電圧調整部と、前記入力電圧調整部による前記分割入力トルク指令値の補正量を前記複数の電力変換部に分けて得られるトルク指令補正値を用いて、前記分割入力トルク指令値を補正するトルク指令調整部と、を有する(第1の構成)。
(【0011】以降は省略されています)

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