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公開番号
2025077492
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189717
出願日
2023-11-07
発明の名称
固定子コア、固定子および電動機
出願人
愛知電機株式会社
代理人
主分類
H02K
1/14 20060101AFI20250512BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】 環状の固定子コアの作業工数を低減しつつ、固定子コアの剛性を高め、振動や騒音の発生を抑制することのできる技術を提供する。
【解決手段】 複数の連結コア部材によって連結コアを構成する。隣接する連結コア部材は連結部によって連結する。複数の連結コア部材のうち、一方端部に位置する第1の端部連結コア部材には嵌合凹部を設け、他方端部に位置する第2の端部連結コア部材には、第1のピン挿入孔を形成した嵌合凸部を設ける。前記嵌合凸部と嵌合凹部を嵌合することで、連結コアを環状に成形して固定子コアを形成する。固定子コアは第1の端部連結コア部材と第2の端部連結コア部材を軸方向に積層するもので、第1のピン挿入孔の位置は合致する。第1のピン挿入孔にピンを圧入固定することにより、固定子コアの剛性を高める。
【選択図】 図11
特許請求の範囲
【請求項1】
連結部によって連結された複数の連結コア部材からなる連結コアを積層して形成される積層体を環状に折り曲げて形成する固定子コアであって、円周方向に配置される複数の連結ヨーク部と、当該連結ヨーク部から径方向内側に向けて延在するティース基部と、該ティース基部の開放側先端部において、円周方向に延在するティース歯部からなるティース部を備えるとともに、複数の前記連結ヨーク部のうち、一方端部に位置する第1の端部連結ヨーク部の開放端部には嵌合凹部が設けられ、他方端部に位置する第2の端部連結ヨーク部の開放端部には、第1のピン挿入孔を形成した嵌合凸部が設けられ、当該嵌合凸部と嵌合凹部を嵌合することによって、前記積層体を環状に成形するとともに、前記第1の端部連結ヨーク部と第2の端部連結ヨーク部を軸方向に沿って積層することで、前記第1のピン挿入孔の位置を合致させることに特徴を有する固定子コア。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記連結ヨーク部に、第2又は第4又は第6のピン挿入孔を形成し、軸方向に沿って積層した前記連結コアの当該第2又は第4又は第6のピン挿入孔の位置が合致するようにしたことを特徴とする請求項1記載の固定子コア。
【請求項3】
前記ティース部に、第3又は第5又は第7のピン挿入孔を形成し、軸方向に沿って積層した前記連結コアの当該第3又は第5又は第7のピン挿入孔の位置が合致するようにしたことを特徴とする請求項1記載の固定子コア。
【請求項4】
固定子コアと電気絶縁体アセンブリおよび固定子巻線を備えてなる固定子であって、前記固定子として、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の固定子コアを備えてなることを特徴とする固定子。
【請求項5】
固定子と回転子とを備える電動機であって、前記固定子として、請求項4に記載の固定子が用いられていることを特徴とする電動機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層する電磁鋼板の形状に特徴を有する固定子コアと、当該固定子コアを備えた固定子および電動機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
固定子と回転子を備え、固定子を構成する固定子コアのティース部に固定子巻線が集中巻き方式で巻き付けられる電動機(以下、「集中巻き電動機」という)が各種用途に用いられている。集中巻き電動機では、固定子コアに取り付けられる絶縁体(以下、「電気絶縁体アセンブリ」という)を介して、固定子巻線がティース部に巻き付けられる。
【0003】
ティース部に固定子巻線を巻き付ける際、固定子巻線の巻数を増加させて固定子巻線の占積率を高める目的で、所謂、連結コアを採用した固定子コア(以下、「連結構造の固定子コア」という)を用いた電動機が提案されている(下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-69240号公報
【0005】
特許文献1には、当該文献1にて提示する発明の前提として、従来から存在する連結構造の固定子コア(以下、「従来の固定子コア」という)が開示されている。従来の固定子コアは、複数の連結コアが連結部によって連結されて形成される一続きの帯状のコアが環状に曲げられるタイプの固定子であり、1周360°の範囲に対して、帯状のコアの両端部を結合する作業のみで環状に曲げられる。
【0006】
特許文献1には、当該従来の固定子コアの一部の連結部に過剰な力が働くことで真円度が悪化し、マグネットの磁極数に応じた半径方向への加振力による振動が発生するといった問題が指摘されている。また、1周の中の一箇所で端部同士の結合が行われるため、2次および4次の円環振動モードに対して剛性が低く、振動や騒音が発生する問題も指摘されている。
【0007】
これに対して、特許文献1が開示する発明では、複数(例えば、3個)のセグメントである連結コアがそれぞれ円弧状に曲げられた後に、各連結コアを合体することで環状に形成する構成とすることにより、真円度を向上させることが可能となる。その結果、マグネットの磁極数に応じた半径方向への加振力による振動や騒音を低下させることが可能となる。
【0008】
また、前記セグメントの数を奇数(例えば、3個)とすることにより、セグメントの接続部が円の中心を介して対向することがなくなるので、2次および4次の円環振動モードに対して剛性を高めることが可能となる。その結果、振動や騒音の低下を実現することができることが記載されている。
【0009】
なお、特許文献1に記載された従来の固定子コア、および、発明として開示された連結構造の固定子コアはともに、電磁鋼板を打ち抜いて形成した鋼板を複数枚積み重ねて形成されるものであり、略T字状の平面形状を有するピースが連結部を介して連結されているは同様である。各ピースにはティースが形成されており、環状に曲げた際に径方向となる、回転子に対向する端部が磁極部となっている。
【0010】
また、発明として開示された連結構造の固定子コアは、複数(例えば、4個)のピースによって1個のセグメントである連結コアが形成され、複数(例えば、3個)のセグメントをそれぞれ円弧状に曲げた後に合体させて、環状の固定子コアを形成するものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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